熊本県山鹿市の70代の女性が、山で採ったきのこを食べておう吐や下痢などの症状を訴え8日死亡し、熊本県は「ドクツルタケ」の毒が原因とみて調べています。 熊本県によりますと、今月5日、熊本県山鹿市の70代の女性がおう吐や下痢などの症状を訴えて病院に入院し、治療を受けていましたが、8日多臓器不全のため死亡しました。 熊本県によりますと、死亡した女性は自分で採ったきのこを今月5日の朝食で油炒めにして食べ、その日の夜から症状が現れたということで、熊本県はきのこの毒が原因とみて調べています。 女性はきのこを食べた前日、夫と2人で熊本県と大分県との境にある山に野草観察に出かけ、きのこを採って持ち帰ったということです。 その際、図鑑を見て、食べても害のない「オトメノカサ」というきのこだと思ったということですが、熊本県は、女性が食べたのは猛毒がある「ドクツルタケ」だった可能性があるとしています。 「ドクツル