サンアンドレアス断層付近の岩石圏と地殻の断面図。 Illustration by De Agostini/Getty Images アメリカ、カリフォルニア州の8月24日未明、サンフランシスコの北方、ナパバレー付近を震源とした地震が発生した。ワインの名産地、ナパバレーでは古い建物の倒壊や火災が相次ぎ、多数の負傷者が出た。震源の深さは10キロ、マグニチュードは6.0と推定される。カリフォルニア州には巨大地震の巣として有名なサンアンドレアス断層が走っているが、24日の地震もその断層から分岐した断層群の周辺で発生している。他の環太平洋地域同様、海洋プレートと大陸プレートがぶつかり合うカリフォルニア州北部は、断層が非常に多く、地震の多発地帯となっている。 今回の地震では、サンフランシスコからサクラメントにかけての範囲で揺れを観測。1989年に発生したマグニチュード6.9のロマ・プリータ地震以来、カ
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