大阪都構想をめぐり、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長と、自民党市議団の柳本顕幹事長らが討論する集会を企画していた大阪弁護士会は28日、維新側から出席見合わせの連絡があったとして中止を発表した。維新側は公平性が担保されていないなどと主張するが、弁護士会側も「何ら偏っていない」と反論する。一方、橋下氏から「討論を避けている」と批判されてきた野党側は「矛盾している」と反発する。 「実務者レベルで詰めていたが、進行、会の趣旨とか、いろいろ協議がうまく整わなかった」。28日午後、橋下氏は記者団に出席辞退の理由を説明した。 維新関係者によると、弁護士会側とのやり取りから「公平性が担保されておらず、反対のための集会」と判断。だが、大阪弁護士会幹部は「集会自体、何ら偏っていない。(辞退理由は)まったく分からない」と首をひねる。 集会は30日開催を予定。賛成派代表として橋下氏が、反対派代表として柳本氏がプレ