見えてきた都構想の終わり 荒れた法定協議会で維新と公明党との対立は決定的 大谷昭宏事務所Webコラム 吉富有治 2019年1月25日 (金) http://www.otani-office.com/?fbclid=IwAR0AlJXmV1ahElGiMfTKBYVUU3r8GPEruoQO7h68NeOjBIpvn2qL4ly57 「会長、動議! 動議!」 大阪市議会で昨日23日午前に開かれた「大都市制度(特別区設置)協議会」、いわゆる法定協議会で、今井豊会長(維新幹事長)が開会を宣言した直後、委員である公明党の八重樫善幸府議が冒頭のように動議を求める発言を繰り返した。これが波乱の幕開けだった。なお法定協議会とは、いわゆる大阪都構想の制度設計をおこなうことを目的に、大阪府の松井一郎知事と大阪市の吉村洋文市長、また府議会と市議会から各党の代表議員の計20名が参加して議論を進める場のことであ
ちょっと危なっかしく、ちょっと気になる政治家が誕生した--。タレント弁護士の橋下徹さん(42)が大阪府知事になったとき、そう書いた。あれから3年9カ月、彼は「大阪都構想」を看板に府知事選と大阪市長選のダブル選を仕掛け、自ら市長選にくら替え出馬した。どれくらい危なっかしく、どれくらい気になる政治家になったのか? 再び追いかけた。【鈴木琢磨】 ◇「独裁」と攻撃する平松氏 それすらつかみにする橋下氏--ところで「都構想」って……? ◇市民は「まいど おいてけぼり」 「いやー、もう、ものすごい選挙になってきました。やるか、やられるか。生きるか死ぬか……」。市長選告示日の13日昼下がり。JR京橋駅前に橋下さんの姿があった。朝から立ち飲みOKの飲んべえエリアとあってか、ビールケース上で、マイクを握っている。「いまや日本で一番、週刊誌に嫌われてる男になりました。あんな週刊誌がどうのこうのじゃない。みなさ
内田樹 @levinassien トークセッションの前は毎日新聞の取材。30代の若者たちの労働意識について。属人的な能力や個性のレベルの問題ではなく、社会構造そのものが若い人たちの勤労意欲を傷つけているのではないか、というお話をしました。彼らは誰からも感謝も期待も敬意も向けられていません。それで元気出せって無理。 内田樹 @levinassien 若い人たちに求められているのは「高い能力を安い賃金で発揮すること」「替えが効くようになるべく規格化されていること」「消費行動が均質的でコントロール可能なこと」です。殆どそれだけ。この雇用環境で自尊感情を維持することは絶望的に困難です。 内田樹 @levinassien 「即戦力」というのは飯岡助五郎と笹川繁造の出入りの時の平手造酒みたいなもので、とりあえずの用が済んだらお払い箱なんです、と説明したけど、若い記者さんには意味ぷーだったみたいです。分
補助金と給与カット、カジノ誘致、伊丹空港廃止、教育改革、府庁舎移転、都構想、そして突然の辞任 ――ありとあらゆることを次々と言いだして人気を保ってきた、大阪の「独裁男」橋下徹前大阪府知事。失政を繰り返し、ニセの財政再建で府民を欺く“ペテン師”の3年9カ月を、識者が厳しく糾弾した。 「破綻寸前だった大阪の財政を立て直した。その実績は評価できます。高すぎた府職員の給与を引き下げるなど、他の自治体ではなかなかできないこともやった。ただ、その他のありとあらゆる府民サービスもセットで叩き斬ったんですね」 任期を3カ月残して10月31日に府知事を辞任し、大阪市長選へ鞍替え出馬する橋下徹氏(42)をこう評するのは、経済評論家の森永卓郎氏だ。 橋下氏は08年2月に府知事に就任すると、「皆さんは破産会社の従業員だ」と府職員をどやしつけ、大赤字財政に手をつけるべく、財政非常事態宣言を出した。それが退任時には「
いよいよ明日、大阪市長選が告示になります。 ということで、大阪で福祉の仕事に携わる知人に、「橋下府政はどうだったの?」と聞いてみたら、こんな原稿が送られてきました。「大阪都構想」ばかりが注目されがちな「W選」ですが、最前線で働く人たちには、いろんな不安もあるのかも。その不安が現実のものにならないことを願うばかりです。(riyu) ********* 橋下さんは公務員のことを「特権階級」と言い、「民間ではあり得ない」働き方だと言って、そこに府民の目を向けさせてきました。当選すれば「役人天国体質を徹底的に見直して」くれるそうです。聞こえはよく、確かにどの組織も優秀な人ばかりではないでしょうが、いち民間施設で福祉の仕事をする者として、彼のそのロジックには大きな不安を感じています。彼が言うように、本当に「民」のためになるのか、そもそも「民」とは誰のことを指すのか、その評価基準もあいまいで、とても不
印刷 高い放射線量が検出された現場の掘削作業で、300メートル以上にわたって道路が封鎖された=15日午前10時1分、東京都世田谷区八幡山1丁目、内田光撮影世田谷のスーパー周辺の規制区間 東京都世田谷区八幡山1丁目のスーパー敷地内外で高い放射線量が検出された問題で、文部科学省などは15日、現場の都道脇を掘削し、深さ75センチの地中からラジウム226とみられる茶色い物質が入ったガラス瓶1本を掘り出した。掘り出した後の測定では現場の放射線量は低下したため、同省などはこの瓶の中身が原因物質とみている。 この日掘削されたのは、都が管理する歩道表面で毎時170マイクロシーベルトが計測されていた地点。午前10時ごろに専門業者が掘削作業を始めるのにあわせて、隣接する都道の約350メートルにわたる区間が約1時間20分、通行止めとなった。小田急線経堂駅行きなどの路線バスや近くの清掃工場にゴミを搬入する車な
政治 高江ヘリパッド建設 工事再開も膠着 防衛局と住民にらみ合い2011年11月15日 Tweet 工事の再開をめぐりにらみ合いを続ける沖縄防衛局職員と住民ら=15日午前11時ごろ、東村高江 【東】米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江へのヘリパッド建設で、沖縄防衛局職員と作業員は15日午前、工事を再開するためにN4地区のゲート前に集まったが、反対する高江区住民や市民団体のメンバーらがゲート前に座り込み、午後1時現在、工事は再開されず、膠着状態が続いている。 防衛局は15日、現場への重機搬入や測量を予定。住民らによると、防衛局職員と作業員らは午前10時18分、現場に到着した。バスやトラックなど数台で訪れ、ショベルカーをゲート前まで進めた。作業員らはゲート内に入り、重機の搬入を待ったが、住民らの反対で作業が進まず、正午には休憩のためゲート内から離れた。 現場には当初2、3人の住民らがい
交渉ごとで相手を思い通りに動かし、説得するには、三通りの方法しかないと明言する本がある。<合法的に脅す><利益を与える><ひたすらお願いする>。最も有効なのは<利益を与える>ことだと断じている▼『図説心理戦で絶対負けない交渉術』の著者は橋下徹氏。大阪府知事になる前の弁護士時代に書いた。北海道大学の中島岳志准教授がインターネットサイト「マガジン9」の連載で、この本を基に橋下氏の政治手法を分析しているのが興味深い▼中島准教授が着目するのは、「仮装の利益」という考え方が強調されている点だ。簡単に言うと、実際には存在しない利益をレトリックで生じさせ、要求をのませる交渉術だ▼譲歩を演出し、利益を得たと錯覚させる手口。批判が噴出している教育基本条例案でも、その手法は発揮された、と中島准教授は指摘する▼大阪市長選が告示され、知事選とのダブル選挙が盛り上がっている。既成政党や労組が現職の平松邦夫氏を支持す
WTC移転購入費用の返還を求める住民監査請求の意見陳述を見に行きました。 会場には監査請求人だけで20人ほど、傍聴者も10人近くいて関心の高さが伺えました。 ちなみに意見陳述というのは、監査請求人側の意見を述べる場で、関係部局側からの弁明の機会はこの後ということになります。 発起人の一人である、ジャーナリストの西谷文和氏(左)、成人病センター移転反対の住民代表でもお馴染みの中野雅司氏(右)。 また、監査請求人の中にまさよし氏 が、傍聴者には辻よしたか市議の姿もありました。 意見陳述の中で、橋下知事(当時)は就任当時、「大阪府は破産会社」と言っておきながら、使う充てのない高級家具や2万1000円の電気ポット、1万8000円の食器乾燥機を購入したというくだりでは、笑いすら起こってました。 役所には量販店で購入しようとするコスト感覚がこの頃ですらないんですねえ。 その後、記者会見が行われました。
池田さんは相変わらず柔和な表情の中にも凛として静かな闘志が感じられました。 講演録をアップしたいところですが、今日は疲れているので印象のみ。 実はこの講演は、橋下政治に危機感を持つ大阪労働者弁護団などの団体が主催した集まりのプログラムの一つ。 司会は増田京子(箕面市議)。500人ほどの出席者で熱気にあふれていました。 先日このブログにアップした橋下氏のWTC移転の90億円無駄遣いを告発した「ハシモトモトドオリの会」の報告では、請求賛同人がなんと500人を越えたとのこと。住民監査請求が認められる公算が強く、11月半ばには審議会が開かれるという報告がありました。今後の展開が期待できます。 大阪教育条例の簡単な解説もありました。 教師の能力別査定を実施する、最低ランクを必ずつけなければならないこと、また職務規律違反を三回続けると解雇となるとか、かなり行政権限が強く反映するようになるなど、教育内容
INFOMATION 新着情報 2016/5/29更新 NEW STOP!リニア 5月20日提訴 『ストップ・リニア訴訟ニュース第1号 リニア新幹線沿線住民ネットワーク発行 山梨で12月18日南アルプストンネル起工式 (朝日新聞記事) 訴訟スタート集会東京(「食品と暮しの安全」記事) STOP リニア通信15号 STOPリニア通信13号 恵那市に巨大変電所その概要 計画図 リニア・市民ネット ブログ こちらから ⇒ 阿部修治氏「エネルギー問題としてのリニア新幹線」:『科学』 (岩波書店) ~エネルギー消費の要因である機械抵抗、空気抵抗、磁気抗力、損失を評価し、500 km/hで 走行するリニアは300 km/hで走行する新幹線に比べて約4.5倍の電力を消費することを明らかに~ (※岩波書店の許諾を得て論文を公開) 新刊 『危ないリニア新幹線』 (リニア市民ネット編 緑風出版) 7月30日
リニアはなぜ失敗したか 緑風出版(2023/07発売) ryokufu.com 書籍内容 川村晃生[編] 四六判並製/182頁/定価1500円+税 ISBN978-4-8461-2308-6 C0036 <転載> リニア新幹線は、死に体に近づきつつある。リニアが直面している困難は、財源不足、発生土の処理や静岡での未着工問題、大都市圏のトンネル掘削でのシールド工法の技術的問題、その結果導かれた大幅な工期遅れ、住民の反対運動など。そしてこれから直面する南アルプスのトンネル掘削、それに伴う南アルプスの壊滅的な環境破壊。 このまま、強行すれば、さらに大きな破綻を招くことになる。これらの問題を専門家が詳しく解説。 (2023.6) ■内容構 はじめに Ⅰ リニアが抱えた困難 1章 国策民営事業としてのリニア中央新幹線 桜井徹 ─財源問題に見る問題点 はじめに 1 JR東海という企業の三つの性格 2
橋下氏の大阪市長選出馬表明から数日を経た現在、橋下氏の選挙戦術が大体どのような形で展開されるのかがわかってきた。同時に、橋下氏の形相からも「相当追い詰められている」いや「死に物狂いになっている」ことが読み取れるようになった。それは一言で言って、“マッド橋下”あるいは“狂気の橋下”といってもおかしくないほどの異様な雰囲気なのだ。 たとえば、10月25日夜の朝日放送テレビの立候補者討論会がそうだった。通常の場合、テレビ局はそれぞれの発言時間を公平に配分して、立候補者の政策や主張をできるだけ客観的に視聴者に伝えようとするものだ。しかし、25日の討論会は、司会のキャスターの不手際も手伝ってか、まるで橋下氏の「独演会」のような様相を呈することになった。“傍若無人”とはまさにこのことだろう。 まず、自分の発言は制限時間などお構いなしに好き勝手に喋る。しかし他の立候補者の発言に対しては話の途中でも遠慮な
(文藝春秋・2310円) ◇奔放な「新世代」から描く昭和史 一時代の歴史を描くのにマイナーな人物に焦点を合わせることで逆にその時代全体を浮かびあがらせるという方法がある。クラカウアーの『天国と地獄-ジャック・オッフェンバックと同時代のパリ』がその典型だが、この搦(から)め手的手法を使って敗戦処理内閣の首相・東久邇宮稔彦王を描いた本書は新しいタイプの昭和史を創り出したと言っていい。 久邇宮朝彦王の末男として明治二十年に生まれた稔彦王は皇太子(大正天皇)に砂をかけるなど武勇伝には事欠かなかった。本来なら臣籍降下するはずが明治天皇皇女との結婚で宮家を立てられたのが意に染まなかったらしくフランスに単身留学するや七年も帰国せず、軍務復帰すると今度は脇の甘さから右翼や軍人に囲まれクーデター内閣の首班と目されるに至る。開戦直前、近衛内閣瓦解(がかい)の後に組閣寸前まで行くが木戸内大臣の反対で頓挫する。終
◇『さいごの色街 飛田(とびた)』 (筑摩書房・2100円) 今も「料亭」で事実上の管理売春がされていると言われる街、大阪市の飛田を11年間取材したルポルタージュ。目と鼻の先にある日雇い労働者の街、釜ケ崎についてはたくさんの本が出ているが、飛田の内情を詳しく取材したルポは、評者の知る限りでは初めてだ。 著者とかなり親しくなった関係者でも、核心的な話には恐ろしく口が重くなる。いろいろな意味で、「そっとしておいてほしいんや」と街全体が言っている。それでも著者は、働く女性や経営者がそれぞれ懸命に生きる姿をくっきり描いた。その懸命さが抑圧や貧困、差別などと密接に絡み合っていることをも……。橋下徹・前大阪府知事が、かつて業者組合の顧問弁護士を務めていたことなど、興味深い挿話も多数。(生)
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