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  • きまぐれな日々 北朝鮮のミサイルより「改憲論」の方が怖い?佐藤優の「影」

    民主党・小沢一郎代表の公設第一秘書・大久保隆規氏が逮捕された3月3日以来、当ブログのアクセス数はプチバブル状態になり、普段より3?4割多いアクセス数の日が続いた。当ブログは、捜査は無理筋であり、そこには権力の意思が反映されている可能性が高いとしながらも、総選挙が迫っていることを考慮すれば、小沢一郎の代表辞任も視野に入れるべきだと主張した。これに対して、自民党寄りの人たちからは「小沢支持の陰謀論者」、共産党寄りの人からは「政治とカネの問題に鈍感」、そして小沢一郎の熱烈な支持者からは「自公政権の回し者」などなど、ありとあらゆる批判を受けた。だからと言って自分の立場が「中道」だと主張するつもりなどさらさらなく、要は自分は自分、他の誰でもない、というだけの話だ。私には固有の立場がある。 その、小沢一郎をめぐって、ああでもこうでもないと騒いでいたバブルが、突如弾けた。土曜日(4日)の昼前くらいから、

  • きまぐれな日々 千葉県知事選の「森田健作圧勝」の流れを読む

    先週報じられたマスコミの情勢調査から覚悟はしていたが、千葉県知事選は森田健作の圧勝だった。つい先日までは、まさかあんな男が知事になるとは想像だにしていなかったから、ショックは大きい。 マスコミの報道はわかっている。この知事選と西松事件を結びつけて、民主党代表の小沢一郎への批判を強めるに決まっている。だが、その見方は間違っている。 宮崎で東国原英夫が知事選に勝ったのは2007年1月だった。同年4月には、東京都知事選で石原慎太郎が圧勝した。そして、翌2008年1月の大阪府知事選では橋下徹が圧勝した。今回の森田の当選は、これら3つの選挙の延長線上にあると考えるべきである。 つまり、どんな人物だろうが、テレビなどで名を売った有名人が、「既存政党」の候補に飽き足らない有権者の心をとらえて当選するという図式である。この選挙は、仮に西松事件がなかったとしても、森田が勝っていたはずだ。 彼ら「タレント候補

  • きまぐれな日々 新保守主義と新自由主義が一体となった「たかじん」の番組

    結局、先週末まで10日間も西松建設献金問題のエントリを上げ続ける羽目に陥ったのだが、この事件については、以前から当ブログにしばしば罵倒のコメントをいただいている荒岡拓弥氏(注)が、3月11日付のエントリ「小沢一郎の「収賄疑惑」も「小沢神話」もすべて幻では?」へのコメントで、乞多見くん、あんた幸せ者だね。あんたより知恵も洞察力もある人達が、あんたが理解できないでりう道理を教えるためコメントをくださっている。あんたのエントリよりコメントの方が中身が濃いね。それが、このブログの価値かも知れない。謙虚に喜ぶべきだろう。 と書いている通りであって(笑)、先週の当ブログのエントリには、実に興味深いコメントが並んでいるので、是非さかのぼってご参照いただきたい。右から左まで、小沢氏支持派から強烈な批判派まで、あるいは岩手県在住で地元情報に詳しい方から、マスコミ報道を丹念に追いかけて報告される方に至るまで

  • きまぐれな日々 コイズミから橋下徹へ ? 「カイカク」の主役交代

    言うことがコロコロと変わる麻生太郎首相。G7終了後の会見でろれつが回らない中川昭一財務相。もはや手の施しようのない状態で、麻生内閣の支持率は日テレビの調査でついに9.7%と、10%を割り込んだ。朝日新聞の調査で初めて15%割れしてから、さほど日も経っていない。 もはや、麻生内閣は持たない。誰もがそう思っていると思う。中川財務相の醜態は、麻生内閣が統治能力を失った象徴だろう。二日酔いなら論外だが、健康不安の場合でも、会見であのような状態になるまで代行も立てずに放置してはいけない。 予算案成立とともに、自民党で「麻生下ろし」が始まるとする見方もあるが、私はこれ以上麻生内閣の支持率が下がっても、喜んではやし立てる気分には全くなれないでいる。それは、麻生内閣のあとに来るものに対する、悪い予感があるからだ。 果たして、私を含む自公政権反対の人たちが考えているような政治になるだろうか。あっさり、民主

  • きまぐれな日々 コイズミ発の自民党内紛に期待するな & 橋下徹批判

    コイズミが、昨日(12日)開かれた「郵政民営化を堅持し推進する集い」で、郵政民営化をめぐる麻生太郎首相の発言について「怒るというより、笑っちゃうくらいただただあきれている」と批判した。また、定額給付金の支給を裏付ける2008年度第2次補正予算の関連法案について、「3分の2を使ってでも成立させないといけないとは思わない」と発言した。 「笑っちゃうくらいあきれる」と聞いて、「お前が言うな」と思ったのは私だけではないだろう。日をぶっ壊した犯人が何を言うかと思う。マスコミは、すわ政局か、などと騒いでいるが、そんなに大騒ぎするような問題だろうか。 『kimera25』経由で知ったのだが、「郵政民営化を堅持し推進する集い」に出席した議員は下記の通りである。 【町村派】伊藤公介(9)、中川秀直(9)、小池百合子(5)、木村太郎(4)(以上衆院)、山一太(3)(参院) 【津島派】伊藤達也(5)、棚橋泰

  • きまぐれな日々 湯浅誠に対する池田信夫のみっともない嫉妬

    この年末年始、国内でもっとも注目を集めたのは、「年越し派遣村」をめぐるニュースであり、村長を務めた湯浅誠は、いまや日でもっとも注目を集めている人物の一人だろう。 当ブログは、朝日新聞がこれを大きく扱わなかったことを非難してきたが、もっと滑稽だったのは権力や御用文化人の反応である。 派遣村に集まってきた人たちに対して、「当に働こうとしている人か」と述べたのは、坂哲志総務政務官である。この発言を報じた毎日新聞の記事には、およそ270件の「はてなブックマーク」がついたが、うち33件に「これはひどい」というタグがついている。「はてブ」の3分の1に「これはひどい」のタグがつけられた城内実には(ネットの世界では)及ばないが、大顰蹙を買ったといえる。 ところが、2ちゃんねるやmixiの日記などでは、この坂発言を支持する声が多いのだという。いや、『Munchener Brucke』が採集して提示し

  • きまぐれな日々 「新自由主義」への批判と対照的な「佐藤優現象」への無批判

    このところちょっと話題になっているのが、これまで新自由主義を信奉していた人たちの「転向」である。 小渕恵三内閣(1998?2000年)の「経済戦略会議」で議長代理を務めていた中谷巌が、近著の『資主義はなぜ自壊したのか 「日」再生への提言』(集英社、2008年)で、規制緩和を推進してグローバル資主義を信奉してきた自らの誤りを認めた。その中谷巌のインタビューが、『週刊現代』の12月27日・1月3日合併号に出ている。 もっとも、ここに出ている中谷巌の言い訳は、眉に唾をつけて読んだ方が良い。 中谷巌は、1969年に留学した時にアメリカの中産階級の豊かさに魅せられ、市場原理主義によってそれがもたらされたと思ったが、豊かさは実際にはケネディやジョンソンといった民主党政権の元でもたらされた政策によるものだったことにあとから気づいたという。だが実際にアメリカが新自由主義政策を取り始めたのはレーガン政

  • きまぐれな日々 「週刊新潮」が書く森喜朗・元谷外志雄・田母神俊雄の癒着

    「田母神論文」を最優秀賞に推した恥辱ものの審査委員の一人である産経新聞の花岡信昭が、自身のブログで、田母神を最優秀にした懸賞論文の主催者・アパの会長・元谷外志雄と田母神俊雄の関係について、最優秀賞の賞金300万円は、田母神が「小松基地友の会」の会長である元谷のF-15試乗を認めた見返りではないかと書いた「サンデー毎日」(11月23日号)と「週刊朝日」(11月21日号)の記事について、「ヨタ記事」だとか「週刊誌の劣化を示す」などと怒り狂っている。「サンデー毎日」の記事については、当ブログでも前のエントリ(11月14日付「田母神俊雄と元谷外志雄の疑惑は贈収賄事件に発展するか」)で紹介した。 朝日や毎日は産経新聞の仇敵だ。だから目を吊り上げて怒るのだろうが、もっと強烈な記事を書いているのが、右翼週刊誌の「週刊新潮」(11月20日号)だ。 そのタイトルも、"「田母神」「国会招致」では解明できなかっ

  • きまぐれな日々 社会保障を削って消費税率を引き上げる麻生内閣の理不尽

    朝日新聞や読売新聞の熱いラブコールに応えて、麻生太郎総理大臣が3年後の消費税増税を表明した。これは、解散を当面見送ることとセットになっている。臨時国会冒頭での所信表明演説で民主党の財源論に突っ込みを入れておきながら、自民党の政策は財源をどうするのかと突っ込まれて答えに窮する醜態をさらした麻生としては、早期の解散総選挙では絶対に口にできなかった3年後の消費税増税を持ち出すことによって、財源論の論戦を与党有利に進めたいという思惑があるものだろう。もちろん、これは国民には不人気を極める政策なので、一部にいわれるクリスマス解散の線はない。総選挙は、自民党の誰かが言っていた「都議選のあと」、つまり引っ張れるだけ引っ張って、任期満了寸前まで持っていくだろう。麻生が臨時国会冒頭解散のチャンスを逸した以上、自民党にとってそれしか道はなくなった。自民党内では、「解散カード」を切れなくなった麻生への求心力は、

  • きまぐれな日々 橋下徹をめぐる月とスッポン・両極端のブログ言論

    年内の解散総選挙の線が消え、麻生太郎首相は今後激変する世界情勢の下、日の舵取りをしなければならなくなった。どの政党、どの政治家がやったって難しいに局面には決まっているが、「チェンジ」が求められる時代に、しがらみの多い制約下で対応を求められる麻生は、貧乏くじを引いたようなものだろう。閣僚の3分の2が世襲議員である麻生内閣にろくなことができるはずがないが、自分で解散先送りの道を選んだのだから自業自得だろう。祖父の吉田茂のように、来の体質である保守反動的な思想信条に反する道をとる政治的な柔軟性が麻生にあれば、まだ多少は期待できるかもしれないが、果たしてどうだろうか。 ところで、新自由主義の時代は終わったといえそうだが、コイズミ的な劇場政治の時代は全然終わっていないらしい。昨今の橋下徹に対する異様な支持の高さを見ていて、ことの重大さに勘の鈍い私もようやく気づいた。うかつにも、あんなやつを支持す

    holyagammon
    holyagammon 2008/10/30
    “大阪・毎日放送が制作しているらしく/橋下寄りの甘いもので、綾戸智恵なるオバハンに「周りで橋下を批判している人はいない」/既得権益につながったマスコミが改革者・橋下を叩く構図などどこにも見られなかった"
  • きまぐれな日々 ネオリベ新聞・朝日を過激に叩く橋下徹に勝谷誠彦の影

    経団連御用達の日経済新聞を除いて、いま日でもっとも手に負えないネオリベ(新自由主義)新聞といえば、朝日新聞だろう。朝日は、財政再建のために歳出を削減せよ、消費税を増税せよと自民党や民主党に迫る。両党が脱「カイカク」路線に舵を切ろうとしているのに、それをコイズミカイカクの方向に引き戻そうというのだ。なにしろ、2002年10月26日に「不良債権――「竹中いじめ」の無責任」と題した社説を掲載し、2005年9月11日、郵政総選挙投票日の社説で「小泉首相はこれまで見たこともない型の指導者だ。単純だが響きのいいフレーズの繰り返しは、音楽のように、聴く人の気分を高揚させる」と書いた新聞である。今日の社説の「減税財源―埋蔵金でも国債でも同じ」というタイトルを見て、朝日も少しは考えを改めたかと思いきや、内容はやはり政府支出の削減を訴え、「埋蔵金」の活用を否定するものだった。 こんな朝日新聞だから、方向性

  • きまぐれな日々 一度に346人の府立高校非正規職員の首を切る橋下徹

    「橋下府政を考える! 非正規職員の雇い止め問題!」というブログがある。 ブログの運営者のjinさんから、当ブログが昨年末に橋下徹を批判した記事 「大阪府民は「極右ポピュリスト」橋下徹を打倒せよ」 に、下記のコメントをいただいた。 http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-525.html#comment4032 (前略)私は大阪の府立学校で働く非正規職員です。賃金は月9万円程度。もちろんダブルワークやトリプルワークも多く、全員で346名が働いています。中には母子家庭で病気の両親を看病しながら、この9万円が命綱になっている家庭もあります。 この5月の大阪維新プログラム案で私たちを来年度より制度廃止し、4月度より解雇となります。それも一方的に財政困難を理由に・・・。たった年間5億円を削るために・・・。マスコミはほとんどこのことを取り上げてくれません。 政

  • きまぐれな日々 猿芝居・自民党総裁選のコマーシャルを垂れ流したNHK

    昨日のエントリで、10日夜7時から放送されたNHKテレビのニュースが、自民党総裁選の宣伝に30分を割いたと書いたが、実際には1時間に放送枠を延長した番組のうち、実に48分を自民党総裁選のコマーシャルに割いていたというのが真実らしい。 コメント欄で教えていただいたはぐれ雲さんは、ご自身のブログにこう書いておられる。 メディアの最大の関心事が視聴率や販売部数であるとしても、利潤追求の為の組織ではない NHK ならば、事情はいささか違って抑制的ではあるまいか。と思って見た昨日のニュースは、みのもんたも古舘も田原も真っ青になる位、最悪だったとしかいいようがない。いや最悪なのはこの報道の不公正さについて抗議の電話をかけた視聴者への、全く顧客を舐め切ったとしか考えられない「対応の責任者」の態度である。事情は次行から。一部を引用しておく。 dmituko.cocolog-nifty.com/utino/

  • きまぐれな日々 北京五輪閉幕 ? 「○○ジャパン」はもう見たくない

    北京五輪が閉幕した。日チームの選手たちは、2大会連続2冠の競泳男子平泳ぎ・北島康介を筆頭に、よく健闘したと思う。男女のマラソンで、故障のため出場を取り止めたり完走できなかった選手、あるいは完走はしたものの最下位に沈んだ選手もいたが、それも過酷なトレーニングあればこそで、栄光と紙一重の故障だったのではないかと思う。私はあまり強く責める気にはなれない。 でも、どうにもいただけなかったのが男子サッカーと野球の惨敗である。プロの選手たちを集めたチームが、なぜか「反町ジャパン」「星野ジャパン」といった監督の名前で呼ばれ、過去の五輪でも例を見ない惨敗を喫した。 もはや五輪にアマチュアリズムを持ち出すのはナンセンスであることは承知しているが、このサッカーと野球のていたらくは、見る者をしらけさせた。 特にいただけなかったのは両方の監督である。サッカーの反町康治は、ナイジェリア戦の前に、「座して死ぬくらい

    holyagammon
    holyagammon 2008/08/25
    讃岐富士にしたのか
  • きまぐれな日々 平成20年、自民党政治が終わる?

    明日は終戦記念日だが、ふと今年が平成20年であることを思い出した。私はふだん元号をほとんど使わないのだが、昭和20年8月15日が終戦の日であることを思い出し、今年、平成20年もまたある種の終戦が近いのではないかと思わずにはいられない。 それは、開発独裁から新自由主義へと進んだ、戦後日を良くも悪くも支配してきた自民党政治の終わりである。 来年9月までに行われる次の衆議院選挙では、昨年の参議院選挙同様、民主党の圧勝と自民党の惨敗が予想されている。自民党は、民主党が代表選で党内に亀裂が入り、そこにつけ込んだ政界再編を狙っていたことと思う。しかし、その可能性はほとんどなくなった。 『文藝春秋』9月号に、民主党の岡田克也が「小沢さんは私と違う 政権奪取宣言」という論文を寄稿している。先だって、『政権交代―この国を変える』(講談社)というを出した岡田克也が、この時期にこういう論文を日を代表する月

    holyagammon
    holyagammon 2008/08/14
    "現状は自民党が嫌われているのであって、決して民主党が支持されているわけではない。"
  • きまぐれな日々 公明党の都合によって解散総選挙は年末か年始になる?

    昨日(7月27日)のテレビ朝日「サンデープロジェクト」に竹中平蔵が出ていた。田原総一朗とタッグを組んで、いまやすっかり劣勢に立たされた新自由主義の布教活動をしていたが、田原が、「自民党の中ではコイズミ・竹中のカイカクが行き過ぎた。カイカクを見直さなければ総選挙では勝てない、という声の大合唱ですよ」と言うのに対し、竹中は「自民党も民主党もバラマキをやれ、と言ってるわけですよ」と言っていた。 しかし、竹中の口からは、傾いた日経済の建て直しについて視聴者を説得する具体的な方法論は、ついに出てこなかった。この番組を見て竹中に説得された人はそう多くなかったのではないか。カイカクの呪文は、いまやすっかり力を失った。 番組に出ていた岸井成格は、カイカク教の布教に大きく寄与した新自由主義者だが、次の総選挙での自民党の勝ちはない、と断言していた。 この場合、勝敗ラインをどこに置くかで議論は分かれる。200

  • きまぐれな日々 新自由主義者と見分けがつかない赤木智弘信奉者の言論

    今日から3連休の方も多いと思うが、仕事が忙しくて休みどころではない方、お出かけを予定されている方、日ごろたまった疲れを取ろうと思っている方などさまざまだと思う。私の場合は、3日間のうち仕事もあるけれども、外出予定もあり、疲れをとる休養に充てる時間もあるから、この生きづらい新自由主義社会にあっては比較的恵まれたほうなのだろうなあと思う。疲れはずいぶんたまっているけれども。 ブログは3日間とも更新できると思うが、いつもとちょっと違う趣向の記事にしたいと考えている。初日の今日は、ここしばらくたまっていたものをぶちまけるエントリにしたい。 数日前から気になっているのが、7月14日のエントリ「「貧困大国ニッポン」 (『文藝春秋』8月号の湯浅誠論文) より」で、Black Joker氏とasdnof氏の間でかわされている論争だ。 もともとのきっかけは、7月12日のエントリ「『論座』休刊説と『ロスジェネ

  • きまぐれな日々 辺見庸のチベット問題論(月刊「現代」 6月号より)

    中国の胡錦濤国家主席が来日しているが、日国内のムードはどこかよそよそしい。中国要人の訪日というと、なんといっても1978年のトウ小平(小平=一部端末では正しく表示されないので、止むを得ず「トウ小平」と表記)が印象的で、当時は日中がもっとも友好的だった時期だが、その理由は日中国ともソ連を主たる脅威とみなしていたからで、ソ連が崩壊して冷戦が終結すると、日中関係は緊迫し、日米関係は90年代後半以降日の対米隷従化が進むことになった。 日の右翼たちのターゲットは、ソ連から中国韓国北朝鮮の3国に変わった。「特亜」などという符丁が「2ちゃんねる」などでは通用している。一方で、天安門事件やチベット騒乱に対する対応で、中国共産党政権が理不尽な暴挙に及んでも、中国共産党を擁護したり同情的な論陣を張ったりする旧来左翼も多い。右翼は、そんな旧来左翼を、「チベット問題になると口を閉ざす」と嘲笑する

  • きまぐれな日々 冤罪の温床・「代用監獄」は必要と叫ぶ大阪府知事・橋下徹

    東京都知事の石原慎太郎と並んで、大阪府知事の橋下徹は不愉快な話題ばかり提供してくれる。今度は、大阪府議会警察常任委員会で、警察の留置場を来の拘置所の代わりに使う代用監獄制度について、「治安維持などの点から考えると、実務上の必要性もある」との考えを示した(asahi.comより=下記URL)。 http://www.asahi.com/politics/update/0324/OSK200803240055.html この朝日新聞記事にもあるように、代用監獄制度は「冤罪の温床になっている」との批判が根強い。国際人権(自由権)規約委員会も、2度にわたって廃止勧告を行っているほか、1993年に国連自由権規約委員会が日政府に代用監獄の廃止を勧告した。さらに、昨年5月には国連の拷問禁止委員会が日政府に改善を求めた。 昨年4月30日および5月1日のライブドア・ニュースで、海渡雄一弁護士が、代用監

    holyagammon
    holyagammon 2008/03/25
    "日本をぶっ壊した男・コイズミを国民は熱烈に支持したのだ。現在の「橋下フィーバー」はその大阪版"
  • きまぐれな日々 「日本人はどのような社会経済システムを望んでいるのか」(山口二郎・宮本太郎、「世界」3月号より)

    山口二郎というと、民主党左派のイデオローグで、そのためか保守論壇よりむしろ中道右派や共産党系の言論から批判を浴びることが多い。民主党右派に近い中道右派は、山口は高負担高福祉を主張する純粋な社民主義者で、民主党をそんな方向に持っていったら支持を失うと言う。実際には、山口二郎は福祉国家と新自由主義的国家をともに超える「第三の道」を唱導していた人ではないかと私は思うのだが。また、共産党系の人たちは、山口が消費税率引き上げを主張するのを批判する。現実にはスウェーデンの消費税率は25%、ノルウェーは24%である(但し料品については両国とも消費税率は12%であり、スウェーデンの場合、料品、ホテル代、交通費などは12%、書籍や新聞などと文化事業に関わる一部商品やサービスに対しては6%の税率となっている=スウェーデン大使館のHPより)。共産党支持者は、社会民主主義をとる北欧諸国よりさらに平等性の強い、

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    holyagammon 2008/03/08
    “新自由主義の政治勢力を支えているのは無党派層”