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ブックマーク / mojimoji.hatenablog.com (34)

  • 鄭玹汀「SEALDsについて」を巡って - モジモジ君のブログ。みたいな。

    まずは、関連リンクの整理。 鄭玹汀「SEALDsについて」 https://www.facebook.com/permalink.php?id=100004420802283&story_fbid=480331362124220 SEALDs綱領の該当部分 http://www.sealds.com/#opinion の中の三つめ。NATIONAL SECURITYの部分。 高橋若木氏による反論 https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1412446015750101&id=100009541482871&fref=nf&pnref=story 僕としては、鄭玹汀氏の批判は的を射たものであり、SEALDsのみならず、日全体で受け止めるべき大事な論点を提起するものと考えています。その点について、高橋若木氏による鄭玹汀氏への反論を検

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  • 7月20日だから書いておきたいこと - モジモジ君のブログ。みたいな。

    占領下パレスチナを題材にしたドキュメンタリー映画「プロミス」にて。映画の中で、イスラエルとパレスチナの両方の少年たちが、一日一緒にサッカーをしたりして仲良く交流する。その後で感想を聴くシーンで。イスラエルの少年が交流を通じての和解の可能性を語っていたのに対して、パレスチナの少年は別の感想を抱く。「仲良くしたい。でも、仲良くしちゃいけない気がする」、文言は正確ではないが、パレスチナの少年はそのようなことを言った。 当時、「イスラエルの少年は寛容だけど、パレスチナの少年の方がよくないね」と感想を言った人もあって驚いたけれど、もちろん、これはそんな話ではない。パレスチナとイスラエルの間を隔てる検問所。分離壁。イスラエルによってほとんど一方的に振るわれる暴力の数々*1。それらの非対称な関係をどちら側から見ているのか。それが少年たちの発する言葉の違いに現れているのだろう。問題は仲良くするかどうかでは

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    holyagammon
    holyagammon 2014/07/20
    "お互いの関係を損なうかもしれないようなクリティカルなことを話題にできること、()そのようなクリティカルな話題を抑圧しないでいること、これこそが本当の意味で私たちの関係が「仲良く」あるのかどうかの試金石"
  • 北朝鮮の「人工衛星」雑感 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    【追記アリ】【もう一つ追記】 次の記事はとてもおもしろいので、是非参照してください。>「日北朝鮮に宣戦布告した件について」@media debugger 以下、それとは別の話をダラダラと。>するつもりだったんだけど、別の話にならなかったな。 日政府の主張は無理筋 北朝鮮がロクデモナイ国だということは知っている。日という国も、その質に多少の違いはあれども、かなりロクデモナイのも知っているけども、それはとりあえず措く。北朝鮮の「人工衛星打ち上げ」はミサイル技術の誇示以外の何物でもないとは思うが、公式に「人工衛星」と言い張っている以上、それを覆すだけの材料もないなら、「ミサイル」と言い張ることになんの益もない。そこに弾頭が取り付けられている、とでも言うならともかく。一方で、北朝鮮は宇宙条約に批准した上で、国際法上の形式を整えた上で「人工衛星打ち上げ」と言い張っている。これを「ミサイルだ」

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  • 野宿者を公共圏から追い出したい人こそが家を明け渡すべき - モジモジ君のブログ。みたいな。

    HALTANさんの記事の、次の部分にも答えておきます。 それと「公共施設」に野宿者を受け入れろというなら(というか今回もそうとしか読めないわけだけど)、まずはアンタたちが自分の生活圏の中でやってみてくれ、としか言い様がない。一般人はそこまで心も広くないし余裕もないし、あるいは一般人や貧乏人同士が助け合いだか何だか知らないが下手に自分たちで問題を抱え込んでも共倒れになるだけだろう(反貧困活動家までが「溜め」だの余計なことを言うから困るんだが。この機に乗じて自分たちの脱資主義的な労働共同体幻想を成就させようとは薄気味がわりいんだよ!) http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20081030/p2 えーとね、たとえば、公園を念頭におきます。公園はみんなの場所です。僕は、このみんなの場所を、他に行く場所のない野宿者が利用するのを認めます。そして、公園以外の場所で住めるようにち

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  • コドモを藁う大阪──大阪芋畑闘争 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    結構いろいろと大事な論点が詰まってますね。 今回の行政代執行の法的な問題 「異議申し立て」する権利の形骸化、ということ。そういうことを狙ってやったという意味で、大阪府の狙いは脱法そのものである、ということ。次の二つの記事を参考に。 保育園代執行で大阪府が当に鬼畜な理由: BattleRock Blog http://blogs.yahoo.co.jp/isikeriasobi/55431836.html 道路計画そのものへの疑問 今年2月の報道で、次のようなものがあります。YouTubeより。「渋滞緩和にはならない」は、「でもやるんだよ」というのもわからないではないけれど、「環境対策が甘い」、「大阪府の追加負担が大きい」は、結構大問題。最後のなんて、財政再建しようとしてるんだから、橋下ならマジメに考えるべき論点のはず。元々の計画はかなりデカイ道路なので、見直して縮小する余地はある、という

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  • リフレ/反リフレの経済学 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    今回は、特別編です。僕の認識は「リフレは必要だが、それだけではダメである」というものです。今回は、「それだけではダメ」の部分について説明する、二つの記事をアップします。「では、何が必要か」という問題は、次回に。多分、1、2週間後くらいに書きます。*1 更新情報 2008/10/07 07:00 一部、誤解があるようですが、「反リフレの経済学」の趣旨は、「インフレは生じない」ではなく、生じるインフレの性質が異なっており、「インフレは生じても総需要は増えない」です。その点をわかりやすくするための修正を検討します。 2008/10/06 22:00 あれま、「流動性プレミアム」の意味が逆になってるみたいですね。どう修正するか、検討します。*2 2008/10/06 09:00 ブックマークが分散しがちなので、整理しておきます。 【推奨】「リフレ/反リフレの経済学」全体へのブックマーク 「リフレの

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  • 金融安定化法案否決 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    まぁ、驚いたっちゃあ驚いた。やるしかない、と思ってたし。今もそう思うし。ただ、法案に反対した市民がバカだ、というだけでは済まない。他人の金で大博打、勝てば自分の儲け、負けたらあなた払ってね、みたいなザル・ルールで好き勝手やった末に、システムが破綻しかけたら「皆さん、緊急事態です、税金使わせてください」って、そりゃ怒るわな。 日経によると、金融安定化法案は「経営者に懲罰的」なんだそうな。 金融安定化法案の合意を巡っては、共和、民主両党から経営責任の明確化を求める声が強まった。 法案は不良資産買い取りの対象金融機関の経営報酬について、財務省がルールを公表することを盛り込んだ。具体的には同省が資産を直接買い取る場合は、成功報酬を制限し、高額退職金(ゴールデン・パラシュート)を原則禁止する。 資産を入札方式で買い取る際には、一定の条件で高額退職金に税率二〇%の税金を課したり、役員報酬の所得控除に制

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  • 学力調査結果を公表すべきでない理由 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    橋下知事「学力調査の市町村結果、公表すべし」 学力調査非公表なら「私の責任で公表も」 秋田県知事、いずれもasahi.comより。*1 上記記事に関連して。 調査というのは、何を、どういう方法で測り、それにどういう意味があるのかをきちんと考えられる人にとってのみ、意味がある。公表が問題になっているその学力調査というのは、何をどういう方法で測ったのか。そして、測った時点での測定値にはどういう意味があるのか、そういうことも含めて丁寧に検討するのでないならば、結果だけ公表しても意味がない。そして、「結果だけ公表しても意味がない」ということがわからない人に対して公表することは、明白に害がある。 たとえば、ある地域の学校の教育力を測定したいのであれば、ある時点での学力を測り、なんらかの教育手法を試した後、もう一度学力を測定し、どのくらい変化があったか、ということを問題にしなければならない。また、その

    学力調査結果を公表すべきでない理由 - モジモジ君のブログ。みたいな。
    holyagammon
    holyagammon 2008/09/09
    "「学力調査結果を公表させ、その結果を改善するための競争原理を働かせれば教育が改善する」と考えるところの、その競争原理主義"
  • 道路交通法とか - モジモジ君のブログ。みたいな。

    とりあえず。>「道路交通法@法令データ提供システム」 条文云々以前に、歩行者と同じ速度で動いている軽トラの荷台にDJが立っていたことが「道路交通法違反にあたる」という感覚がまず、信じられない。一体誰が危ないと言うのやら。仮に「荷台に立っている人が危ない」として、運転席の窓ガラスぶちわったり、押し合いへしあいしながら引きずり警官隊に引き摺り下ろされることよりも危ないとかありえないわけですよ。そもそも取り締まる意味が不明なわけですよ。「道路交通法違反なら理解できる」とか言ってる人ら、もうまったく理解不能。 その上で一応条文見てみると、「第十一節 乗車、積載及び牽引」。 第五十五条  車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に乗車させ、又は乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない。ただし、もつぱら貨物を運搬する構造の自動車(以下次

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  • オマワリの主人の自覚が必要 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    「死ねばいいのに - 無産大衆」 ここを普段読んでる人なら知ってるだろうけど、僕は全然アナキストなどではないのであって、どちらかというと秩序大好き人間なのであるが(大概の落書きも大嫌いだし)、にも関わらず、こういうデモの弾圧とか、それをまともに報道しないメディアの話とかになると、非アナキストの有象無象のたわごとなんかより、アナキストの方が全然共感できるってのも悲しい話だよな、とは思う。 とりあえず立ち位置 直後に聞いたところによると、運転手に関しては運転席の窓ガラスを割って、無理やりこじ開けたとのこと。それで、逮捕理由が公務執行妨害だと。なんだ、それは。こっちは来しなてもいい許可申請までしてやってるんだぞ、カス。死ねよ。というか、公妨ってなんだ。とりあえず、さっき警察署に弁護士を派遣した救対の人の話によると逮捕者は四名、上記三名に加えてロイターのジャーナリストも持っていかれたとか。 まぁ

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  • BIについて一言 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    総所得の1%の(というような、可能な限り低い割合を志向する)ベーシック・インカムと、総所得の10%、20%、30%、それ以上の(というような、可能な限り高い割合を志向する)ベーシック・インカムは、別物、正反対のモノ、と理解しておいた方がいい。 ダンコーガイの記事のようなスタンス、たとえば、「私は月額5万円、年間60万円程度がよいと思う」というような具体的な額・大きさについての発言は、BIの制度を正当化する議論とは何の関係もないし、争う余地のある論点。 むしろ、ダンコーガイのような論者でさえ、「貧乏人は死ね」と素で言うことをしないのならば、BIという枠組みそのものは拒否できない、否定できない、というものと理解すべき。その上で、富裕層の新自由主義者は、条件闘争を行ってきている、ということ。 反貧困の立場からの理論的な反撃としては、(1)BIの額・割合は「できるだけ小さく」ではなく、「できるだけ

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  • 政府の仕事、民間の仕事 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    「橋下知事は被害者を見捨てるつもりなのか?」に関連して。 最初にハッキリ書いておく。政府のやるべき仕事とは、民間にやらせれば赤字になるしかない、しかしそれでも必要なことを、赤字を出しながらやることである。この赤字を支えるのが、税金である。事業としての収支で赤字であるかどうかは関係がない。──ドーン・センターを廃止するかどうかを考えるならば、ドーン・センターが果たしている役割の一つ一つを、ちゃんと評価して、その果たしている役割よりも赤字の方が大きい、という説明をしなければならない。たとえば、DVに悩む女性の相談を受けて、必要な支援を行う一連の仕事に対して、それを「○○円」と評価した上で、それらの合計が、センターの運営赤字よりも小さいから廃止、というような理屈を言わなければならない。重ねて強調しておくが、事業としての収支が赤字であるかどうかは、この文脈ではまったく関係がない。 逆に、仮に政府が

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    holyagammon
    holyagammon 2008/04/21
    “私たちの社会をここ10年ダメにし続けているのは、府を「投資会社」に喩えたりするようなセンスであり、そんな奴に票を投じるセンスである。”
  • 橋下府政に期待できるか - モジモジ君のブログ。みたいな。

    なんか、橋下府知事が泣いたそうで。おいおい、と思わないではないが、まぁ、そういう芸風なんでしょう。好きか嫌いかで言えば、嫌い。で、芸風そのものについては、好き嫌いを云々する以上の価値などないので、これ以上は触れない。で、その政策について。 橋下は、ただただバカの一つ覚えで支出削減を要求するだけ。何が具体的に支出できるのか、して大丈夫なのか、そういう具体的な中身を考える気は最初からなく、ただただ「知恵を出して欲しい」と言うだけ。政策でもなんでもない。一方、泣かした側の市町村長の側も、「まず府庁内部で阿修羅のごとく血と汗を流したうえでないと、府民に負担をしいることはできない」(吹田市長)とか、つまりは府庁職員の給与削減とかそういうことか、「売り言葉に買い言葉」以上の反論ではない。 そもそも地方経済の疲弊は、国レベルでの制度がおかしいことに最大の原因がある。かつては一部の特定層に利益誘導する非効

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    holyagammon
    holyagammon 2008/04/19
    "橋下が、選挙で推薦してもらった経緯などまったく無視して、真剣に現与党を批判し、戦えばいい。"
  • 台湾総統選挙 - モジモジ君のブログ。みたいな。

    国民党の馬英九氏が当選した。 報道なんかを見ると、経済重視の国民党・馬氏、独立路線の民進党・謝氏、という構図でまとめられているけれど、それほど単純なものでもない。少なくとも、民進党も国民党も、8年前の陳水扁が当選したときとは違う。そのあたり、思い当たることをつらつらとメモっておく。 まず、民進党。とにかく、この8年間の腐敗は酷かった。陳水扁の家族も含めて、出るわ出るわの金銭スキャンダルのオンパレード。実際のところ、4年前の選挙で既に負けててもおかしくなかった。ただ、このときには投票日直前に陳水扁への銃撃事件が発生し、多くの票が民進党に流れ、結果、民進党が僅差で勝利した。国民党による恐怖政治はそれほど昔のことではないし、こういう流れは分からないではない。……のだが、この銃撃事件は民進党の自作自演が強く疑われており、いろいろ読んだ限りでは、その疑いはかなり合理的なものだ。もちろん、真相は分かっ

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    holyagammon
    holyagammon 2008/03/23
    “ちなみに、郵政民営化旋風で大勝した小泉。台湾人に、あの手法で台湾の選挙に勝てるかと聞いてみた。一笑に付された。恥ずかしいよ、まったく。”
  • 米兵の事件だから大きく報道するに決まってるだろ、このバカ - モジモジ君のブログ。みたいな。

    一般の事件に比べて米兵の暴行事件が大きく報じられるのをいぶかしる輩がいる。まだ分からないのかと、寒々しい気分になる。 米兵の事件が大きく報道されるのは、地位協定のためである*1。地位協定があるために、米軍には、容疑者を日の警察に引き渡す義務がない。そのことはずっとずっとずっとずっと問題にされ、批判され、改正が要求されてきた。にも関わらず、改正はなされていない。1995年の事件のときに、やっとのことで、運用改善が約束され、その後は引渡しに応じるケースが増えてきた。 だったら問題ないではないか、とか言い出す奴は、真性のアホ認定。「運用改善」ということは、努力義務でしかないのであり、いつでもやめられる、ということ。ではなぜ、現状、「運用改善」がなされているのか。それは、地域社会の反発があまりにも大きいので、下手に容疑者を隠すのは得策ではない、と米軍が判断してるだけ。逆に言えば、この反発が十分に

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    holyagammon
    holyagammon 2008/02/15
    "地域社会の反発があまりにも大きいので、下手に容疑者を隠すのは得策ではない、と米軍が判断してるだけ。逆に言えば、この反発が十分に小さくなれば、米軍は以前とまったく同じように引渡しに応じなくなる"
  • 「二つのB層」のリアリティ - モジモジ君のブログ。みたいな。

    橋下を支持した人々は、たとえば「福祉を削らずして財政再建はありえません」などという信念を「現実的だ」という。富裕層*1へのさらなる負担増は「非現実的」だが、社会的弱者への支出を削ることは「現実的」なのだ。ここに、現状よりもさらに支援を削り取ったところでの社会的弱者にまともな生活が「現実的」かどうかを頓着する感覚はまったくない。 ところで、「希望は戦争」と言い放った赤木智弘のリアリティの一端は、たとえば次のようなものである。 金持ちや権力者が恵まれているのは、血筋や家柄という固有属性を持っているからであり、彼らが戦争で死んだとしても、その利権は、固有属性を持たない私には絶対に回ってこない。一方で、血筋や家柄を持たない安定労働層と、我々のような貧困労働層との交換可能性は非常に高い。安定労働層は、「たまたま」安定した生活を得られているだけである。念のために言っておくが、私は「努力」などという、結

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  • 「ネガティブ・キャンペーンだ!」というネガティブ・キャンペーン - モジモジ君のブログ。みたいな。

    元々、ネガティブ・キャンペーンというのは、政治家としての資質とは関係のないプライベートな問題や短期に確認を得ることのできない不名誉なニュースを流すことで相手候補の得票減を狙う「汚い」選挙戦術のことを指していたように思う。 熊谷による橋下への攻撃がどの程度のものであったのか、僕が見た範囲のことでしかないけれども、どこが(上に言う意味での)ネガティブ・キャンペーンだったのか、さっぱり分からない。ネットでの「橋下に投票するな」との呼びかけについても同様。批判の材料とされていることは、核武装&徴兵制支持、「買春はODA」、「ニートは拘留・労役」、「納税してない人間に生きる資格はない」等々の発言の数々。全部、政治家としての資質や思想に関わる重要な論点や感覚に関わるものばかりではないか。こうした事実に基づいて「あんな輩を府知事にしてはいけない」と述べることの、どこがネガティブ・キャンペーンなのか(熊谷

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  • 橋下を政策で選択する人たち - モジモジ君のブログ。みたいな。

    彼は知名度ではなく、れっきとした政策で選ばれた。その政策とは、彼の次の発言に象徴されるような政策である 高齢者ら社会的弱者の予算が減るかもしれないが、それは仕方ない。 彼は、誰かを切り捨てることをあらかじめ明言した唯一の候補である。そして、それこそが支持されたのだ。自分こそが切り捨てられると確信し、それもまた必要だと覚悟を決めて投票したのではあるまい。切り捨てられるのは自分ではないと確信する人こそが投票したのであろう。橋下に投票した(できた)人とは、そういう人々なのである。──貧困層の老人が路上に放り出されようが孤独死しようが、それは仕方がない、という人々なのである。その他社会的弱者の問題は、現在でもまったく不十分であるのに、そのための手当てをさらに削っても仕方がない、という人々なのである。 それだけではない。高齢者福祉をはじめとして、福祉政策にたいする見識を持ち、それに基づいてどこまでの

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    holyagammon
    holyagammon 2008/01/31
    “対立は政策ではなく、政策の前提たる価値の次元にある”
  • 民主党について危惧すること - モジモジ君のブログ。みたいな。

    社民や共産って、どこかズレたところにイライラすることはありつつも、ある程度多数党でないと頼りないということがありつつも、それでも民主を支持しよう、とは思い切れない。というのは、社民や共産の場合、たとえ腐っていても、「人が住む場所に爆弾降らせながら、自分の医療やら年金やらの心配してんのは筋が通らんよな」ということは弁えているように思うからだ。つまり、社会保障の問題と、平和と民主主義の問題が、きちんとセットで扱われている。切り離されない。──ある種の人たちには、こういう態度が教条主義的にしか見えないのかもしれないが、しかし、繰り返すけど、「人が住む場所に爆弾降らせながら、自分の医療やら年金やらの心配する」という態度で、当にいいと思えるだろうか。僕には頭おかしいとしか思えないが。*1 民主党の右派に今更期待はしないけれど、問題は左派だ。僕が危惧するのは次のようなことだ。──民主党左派で気になる

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  • 独立しなかった植民地=沖縄を考える - モジモジ君のブログ。みたいな。

    「正学校論」@猿゛虎゛日記の、主に前半部分を検討する。 こう言い換えてもいいかもしれません。良心的フランス人が語るのは、植民地バージョン1を、より問題の少ないバージョン2にバージョンアップするとか、そうしたことだけだったわけです。それにたいしてサルトルは、植民地というソフトをアンインストールすべし、といったわけです。 ここでの「植民地のアンインストール」とは「独立」のことであるようなのだが、果たしてそうなのか。植民地主義への抵抗が目指したもの=目的はそこに住む人々それぞれの自由だったはずであり、独立はそのための手段に過ぎなかったはずである。「しかし、独立ですべての問題が片付くわけではないにせよ、まず独立することは不可欠のはずだ」。このように述べるのだろうか。しかし、このこと自体、検討の余地がある。それはつまり、独立しなかった植民地であるところの沖縄をどう考えるか、という問題でもある。 沖縄

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