タグ

ブックマーク / sekakata.exblog.jp (9)

  • 橋下徹における「組合嫌い」と「体罰好き」の相克 | 世界の片隅でニュースを読む

    橋下徹という人は次から次へとエキセントリックな行動を繰り返しては衆目を集め、そのたびに自らを「世間の敵」や「空気の読めないやつ」と戦う「フツー目線」の代弁者を気取って人気を獲得しているのだが、またしても彼にとって格好の舞台があったようである。以下、読売新聞(2008/10/27 00:33)より。 大阪府の橋下徹知事と府教育委員らが教育行政について一般参加者と意見を交わす「大阪教育を考える府民討論会」が26日、堺市の府立大学で開かれた。 訪れた教職員の一部から再三ヤジを飛ばされて興奮した知事が「こういう教員が現場で暴れている」「(日教組批判などで国土交通相を辞任した)中山成彬前大臣の発言はまさに正しい。これが教育現場の質」と述べる一幕があった。 また、子どもの指導方法についても言及した知事は、「ちょっとしかって、頭をゴッツンしようものなら、やれ体罰と叫んでくる。これでは先生は教育が出来

    橋下徹における「組合嫌い」と「体罰好き」の相克 | 世界の片隅でニュースを読む
    holyagammon
    holyagammon 2008/10/27
    "橋下氏やその背後に控える「世間」が求める、問題のある子どもを時には力でもって押さえつけ、「モンスターペアレント」の介入も跳ね返すような「強い教師」像は、実は左翼系"
  • 朝日新聞と橋下徹のダブルスタンダード | 世界の片隅でニュースを読む

    大阪府知事の橋下徹氏が陸上自衛隊の記念行事の祝辞で、「人の悪口ばっかり言ってるような朝日新聞のような大人が増えると日はダメになります」と述べたことが物議を醸している。光市母子殺害事件被告弁護団に対する懲戒扇動訴訟の一審判決にあたり、朝日新聞2008年10月3日付社説が橋下氏を批判したことへの「反論」だという。 問題の社説は「弁護士は被告の利益や権利を守るのが仕事である。弁護団の方針が世間の常識にそぐわず、気に入らないからといって、懲戒請求をしようとあおるのは、弁護士のやることではない」「判決を真剣に受け止めるならば、控訴をしないだけでなく、弁護士の資格を返上してはどうか。謝罪が形ばかりのものとみられれば、知事としての資質にも疑問が投げかけられるだろう」という最近の朝日にしては珍しく真っ当な論説で、橋下氏の弁護士としての資質に疑義を呈した判決内容から敷衍すれば至極当然の批判である。これに対

    朝日新聞と橋下徹のダブルスタンダード | 世界の片隅でニュースを読む
    holyagammon
    holyagammon 2008/10/20
    “「朝日は人の悪口ばかり」どころか「朝日は橋下の提灯持ち」と言われても仕方のない所業”/非正規職員にも医療費助成を受ける人々にも、橋下氏の家族や橋下事務所の従業員と同様に生活がある"
  • 「教育委員会=関東軍」という「釣り」 | 世界の片隅でニュースを読む

    弊ブログでは大阪府知事選以降、あまり橋下徹に言及していないが、それはいくら批判しようと、批判自体が橋下のある種の「釣り」に乗せられた形になってしまい、実際「反橋下」の抵抗が強ければ強いほど橋下信者を結束させ、「敵」と闘う橋下のカリスマ性が強化されるという悪循環にはまってしまうからである。 橋下のやり口は力量のない芸人みたいなもので、瞬発芸のようなエキセントリックな言動で衆目を集めては、大衆に潜在する「良識」や「弱さ」や「優しさ」に対するアンチ思考(過酷な環境にいる人ほど、そうした環境を変えようとする勇気のない臆病をごまかすために、「過酷でない」ものを攻撃する)を引き出し、そのエネルギーを政治力の源泉にしている。 この方法は伊丹空港問題のように、大衆のアンチパワーが低いと失敗するが(「アンチ伊丹空港」なんて人はそんなにいない)、彼が常軌を逸するほど熱中する学校教育問題では、最近大分県の教員採

    「教育委員会=関東軍」という「釣り」 | 世界の片隅でニュースを読む
    holyagammon
    holyagammon 2008/09/17
    "大衆に潜在する「良識」や「弱さ」や「優しさ」に対するアンチ思考/を引き出し、そのエネルギーを政治力の源泉にしている。  この方法は伊丹空港問題のように、大衆のアンチパワーが低いと失敗する"
  • 「道州制」は新自由主義の隠れ蓑 | 世界の片隅でニュースを読む

    経団連が18日付で「道州制の導入に向けた第2次提言 -中間とりまとめ-」を公表した。昨年の第1次提言に続くもので、政府が策定を進めている「道州制ビジョン」を先取りしたものと言えよう。 「道州制」については「地方分権」を具現化するものとして、何となくプラスのイメージをもって語られることが多く、新自由主義の「構造改革」路線に批判的な人や福祉国家派でも支持する場合が多い。しかし、今回の提言を読む限り、「道州制」も「地方分権」も弱肉強の新自由主義の隠れ蓑にすぎないと言わざるをえない。 経団連は「道州制」による地方自治体の再編像を次のように描いている(太字強調は引用者による、以下同じ)。 ① 現在の都道府県を廃止し、これに替わる広域自治体として全国を10 程度に区分する「道州」を新たに設置する。 ② 地方公共団体を道州および市区町村などの基礎自治体という二層制とし、道州、基礎自治体それぞれの自

    「道州制」は新自由主義の隠れ蓑 | 世界の片隅でニュースを読む
    holyagammon
    holyagammon 2008/07/31
    “今後、新自由主義政策は「地方分権」「道州制」の皮をかぶって行われるだろう”
  • 「道州制」はやっぱり危険 | 世界の片隅でニュースを読む

    自民党総務会が昨日、同党道州制推進部の「第3次中間報告」を了承した。次期衆院選の政権公約にもなるという。都道府県をいくつかの「道州」に再編し、市町村を「基礎自治体」とする「道州制」については政府や財界も導入を目指しているが、ついに政権与党の政策の目玉にまで「出世」したようである。 「道州制」に対しては、自民党政治に批判的な人々の中でも、地方自治の拡大による行政の民主化に期待して支持ないし高評価する向きがあるが、当ブログでは「道州制」は衣替えした新自由主義政策の継続であるという見方を以前にも提示してきた。今回の中間報告を読むと、改めてその危険性がわかる。 問題の第1は、「道州制」が「小さな政府」を前提としていることである。報告は国の仕事を「国家戦略」と「危機管理」に限り、現在国が担っている業務を「道州」に、都道府県が担っている業務を「基礎自治体」にいわば「下げ渡す」ことを明記している。一応

    「道州制」はやっぱり危険 | 世界の片隅でニュースを読む
    holyagammon
    holyagammon 2008/07/31
    “最悪のシナリオは、/大阪府の橋下徹知事や宮崎県の東国原英夫知事のようなポピュリストが先頭に立って目くらましを行って、あたかも「道州制」にすれば社会不安から逃れられるような幻想を大衆に与えること”
  • 夕張市が自衛隊の市街戦演習地を誘致 | 世界の片隅でニュースを読む

    北海道夕張市の商工会議所が、陸上自衛隊の市街地戦闘訓練用の演習地を誘致する準備を進めているという。北海道新聞(2008/05/24 06:34)によれば「山間部に分散する集落から候補地を選び、住民を市中心部に移転させた後、老朽化した元炭鉱住宅のアパートや民家を演習用に提供」する計画で、国からの周辺整備費交付や自衛隊員滞在による消費効果を見込んでいるという。 周知の通り、夕張市は財政破綻により財政再建団体となり、厳しい債務返済を課せられているが、もはやカネになるものなら何でも誘致しようと形振り構わぬ姿勢を示していると言えよう。発想としては原発や刑務所の誘致工作と同じで、国の側からすれば住民にとってリスクの高い施設を交付金をエサに地元の方から進んで誘致するよう仕向けたに等しい。 記事によれば地元関係者が4月に防衛省陸上幕僚監部を訪問して打診したというが、そもそも陸自が市街戦用の演習地を欲してい

    夕張市が自衛隊の市街戦演習地を誘致 | 世界の片隅でニュースを読む
    holyagammon
    holyagammon 2008/05/25
    “現代の戦争は「貧困が軍隊を支える」状態にあるが、夕張の件も広い意味で「貧困自治体」の弱みが戦争準備と結びついている。”
  • 「自分の職場に橋下のような上司が来たら嫌だ」が正解 | 世界の片隅でニュースを読む

    大阪府の橋下徹知事が府庁の朝礼で職員批判を行ったところ、30歳の女性職員が猛反論したことが話題になっている。 知事は朝令を「僕は9時からやりたいと言ったが『(準備で)9時より前に働くと超過勤務になります』と(言われた)。普通は始業の20~30分前に来て準備してから仕事するんじゃないですか?」「きょうの幹部会で『始業から終業まで私語、たばこ休憩は一切なし』と言おうと思ってる。吸った時間は減額ですよ」と放言したという(スポーツ報知 2008/03/14 06:01)。 この放言に対して職員は「みんなどれだけサービス残業してると思いますか」と反論し、職員いじめを続ける知事を批判したわけだが、やはりというか「世間」は橋下の味方で彼女はバッシングに遭っているようだ。 橋下信者はそんなにタダ働きが好きなのだろうか。私語も休憩もない奴隷労働がそんなに好きなのだろうか。公務員の労働待遇が下がれば、今度は「

    「自分の職場に橋下のような上司が来たら嫌だ」が正解 | 世界の片隅でニュースを読む
  • 既得権益への反発と大衆の「本音」~大阪府知事選挙の結果 | 世界の片隅でニュースを読む

    今日投票が行われた大阪府知事選挙は、選挙中の下馬評通り、タレントの橋下徹氏の圧勝に終わった(これを書いている時点では「当選確実」だが)。 告示前の時点では、橋下氏は自民・公明両党の全面支援を受けられず、徒手空拳の選挙戦を強いられると私は予想していたのだが、創価学会の動向が誤算であった。蓋を開けてみれば自民・公明両党の支持者の大半を固め、民主党支持層の一部も取り込んだ。 正直なところ、各種世論調査が橋下氏の優勢を伝えた時点で、よほど投票率が下がらない限り、橋下氏の勝利は間違いないと覚悟を決めていた。選挙戦終盤になって一部ブログが橋下氏へのネガティブキャンペーンを精力的に行ったが、「左」が騒ぎ立てるほど「“左”を忌避するポピュリズム」が作用して橋下氏に有利に働くという自覚に欠けていたと言わざるをえない(私も橋下氏の立候補表明時にやってしまったが「ネタ」として消費されただけだった)。 ただし、後

    既得権益への反発と大衆の「本音」~大阪府知事選挙の結果 | 世界の片隅でニュースを読む
    holyagammon
    holyagammon 2008/01/28
    “橋下氏の過去の横暴な発言の数々が実は大衆の「本音」だったこと/「買春=ODA」発言は、性産業の需要層たる一般大衆男性にとっては「普通の認識」/売買春と無縁の中産階級女性にとっては「よその世界」の話”
  • 教科書改竄の「黒幕」 | 世界の片隅でニュースを読む

    文部科学省が2008年度の高校用日史教科書の検定で、沖縄戦における軍による住民の「集団自決」強制の史実を改竄したことに抗議する沖縄県民大会が、昨日宜野湾で開催された。参加人数は約11万人。知事や県議会を含む超党派による行動で、まさに沖縄全県の人々のこの問題に対する怒りが今や沸点に達していることを示していよう。 私もこの検定結果に怒りを感じていた1人として、沖縄県民の思いに全面的に共感している。 今回の教科書検定の不可解さは、同じような記述が前回の検定を通過しているのに、今回は修正されたことにある。 文部科学省の「高等学校歴史教科書に関する検定結果(平成18年度)」によると、沖縄戦に関し、日軍による「集団自決」の強制や住民殺害を示す記述はいずれも「沖縄戦の実態について誤解するおそれ」があるという検定意見が付されている。たとえば「日軍によって壕を追い出され、あるいは集団自決に追い込まれた

    教科書改竄の「黒幕」 | 世界の片隅でニュースを読む
    holyagammon
    holyagammon 2007/10/06
    "伊藤氏が教科用図書検定審議会委員や教科書調査官の推薦を行っているのではないかという疑惑である。少なくとも文部科学省が伊藤氏に人選の相談をしている可能性は高い。"
  • 1