この小川糸さん 最近よく読んでいる作家さん。 読んでいると、心が穏やかになる文体で、なんてことない出来事を魅力的に表現していて、ステキな出来事に見えてくる。 ちょうど今読んでいるのが小川糸さんの代表作(?)の本 ツバキ文具店 (幻冬舎文庫) 作者:小川 糸 幻冬舎 Amazon おばあさんから継いだ文具店で代書屋の仕事をする女性のお話。 賞状、お香典の名前の代筆、年賀状の表書きと「きれいな字で書く」仕事かと思いきや。 この代筆屋さんは手紙の代筆までする。 手紙の代筆を頼んだ人と、送る相手との関係を聞いて、どんな風に書きたいのかを聞き出す。 手紙の内容が決まったら、便箋や封筒、筆記用具までこだわって、そしてどんな書体で書くのか考えて、手紙を書く。 代書屋さんが一通についていくらかかるのか知らないけれど、結構な手間そうだ。 主人公の経済状況はわからないけれど。 一枚の手紙にあれこれと思いを巡ら