未組立プラモ写真家。稀に組む。山登る。からぱたへのお問い合わせ、文章・写真・DJ・飲酒のオファーはTwitter @kalapattar からどうぞ
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声ノマ 全身詩人、吉増剛造展 The Voice Between : The Art and Poetry of Yoshimasu Gozo インタビュー 展覧会について イベント イベントレポート 開催概要 6月7日から始まる「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」は、挑発的な展覧会になるだろう。というのも、いわゆる絵画や彫刻ではなく「詩」の展覧会になるからだ。本展は「声」にフォーカスするという。それは、書くだけでなく、語る(パフォーマンス)、撮る(映像、写真)、そして旅することで詩について思考する吉増剛造だからこそ可能な再表象の手段と言えるかもしれない。 同展を企画した主任研究員の保坂健二朗へのインタビューを前後編に分けてお届けする。 インタビュー・テキスト:島貫泰介 取材日 2016年5月11日 ―― まず、なぜ東京国立近代美術館で吉増剛造の展覧会を開催することになったのかお聞きしたいで
『パフォーマ70 HONMOKU』が、7月31日から神奈川・横浜のHONMOKU AREA-2で開催される。 1970年代の前衛的なムーブメントを振り返りつつ、その実験的な精神が現代芸術にどのように更新されているのかという点に注目した同イベント。監修は、1970年代にサブカルチャー雑誌『ビックリハウス』を萩原朔美と創刊したことでも知られる榎本了壱が担当している。 会期中は、宇野亞喜良と山口はるみ、竹中直人、厚木凡人ら多様な出演者を招いたトークプログラム『アートーク レジェンド 70』が開催。さらに、荒木経惟の映像詩『アラキネマ』9作品をはじめ、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の『エル・トポ』、寺山修司監督の『トマトケチャップ皇帝』、松本俊夫監督の『薔薇の葬列』の上映や、黒沢美香、篠田千明、梅田哲也によるパフォーマンスプログラム『3 パフォーマ』、大貫憲章によるパーティー『大貫憲章 in Y
『堂島リバービエンナーレ2015 「Take Me To The River ―同時代性の潮流」』が、7月25日から大阪・福島の堂島リバーフォーラムで開催される。 2009年に初開催された『堂島リバービエンナーレ』。4回目となる今回は、イギリス出身のキュレーターであるトム・トレバーをアーティスティックディレクターに迎え、『Take Me To The River ―同時代性の潮流』と題した展覧会を行う。急速に技術革新を続ける現代における「流れの空間性」に注目し、国内外の15組のアーティストによる作品が紹介される。 参加アーティストには、大型インスタレーションを発表する池田亮司をはじめ、アンガス・フェアハースト、ピーター・フェンド、サイモン・フジワラ、メラニー・ジャクソン、下道基行、The Play、笹本晃、島袋道浩、照屋勇賢、Vermeir & Heiremans、ヒト・スタヤル、メラニー
2015年6月17日(水)~6月21日(日)、東京芸術劇場5階〔ギャラリー1〕にて東京精神科病院協会(東精協)主催による、第5回 心のアート展「創る・観る・感じる パッション―受苦・情念との稀有な出逢い」が開催中だ。東精協に加盟する68の病院に入院・通院している方たちの作品を展示している。第5回を迎える「心のアート展」のみどころを荒井裕樹さん(二松学舎大学特任講師・心のアート展実行委員)に伺った。(聞き手・構成/山本菜々子) ――第5回を迎える「心のアート展」ですが、見どころはどこですか? 2009年からはじめて5回目になりますが、毎回作品の展示だけではなく、「ギャラリートーク」や作者とおしゃべりできるようなイベントもあります。来た人も参加できるようなアート展を意図的に目指しました。さっきも飛び入りのダンス・パフォーマンスがあって、みんなで鑑賞しました。 ――双方向の展示会なのですね。特別
「二子玉川ライズ」オープニングイベントに、商業施設としては世界初 4月24日、5月3日に開業を迎える「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」(東京都世田谷区)が、オープニングイベントとして開催する「FUTAKOTAMAGAWA ENNICHI」にて、オランダの彫刻家・物理学者であるテオ・ヤンセンのアート作品「ストランドビースト」の展示およびデモンストレーションが行われる。 「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」は、2011年3月19日に開業した二子玉川ライズ・ショッピングセンターの第2期事業としてこのたび開業を迎えるもので、「OPEN NEIGHBORS(オープン・ネイバーズ)」をコンセプトに、商業店舗、シネマコンプレックス、フィットネスクラブ、スタジオホールなどの目的性の高い施設や中央広場、噴水広場、ルーフガーデンなど多彩な広場空間が設けられている。
【序】 美容師には「現代アート」(表記例/以下同)好きの人が少なくない。その京都のヘアサロンの人もそうだ。待合のテーブルの上には「現代アート」関連の本が置かれていて、先般国立国際美術館(大阪)にも巡回した「アンドレアス・グルスキー展」のカタログもそこに含まれていたりする。あいちトリエンナーレには行かなかったものの、横浜トリエンナーレには行ったという人だ。カテゴライズのバンドを極めて広めに取れば、「現代アート」の範疇にあると言えなくも無い数点の小作品も、店内のディスプレイとして置かれている。 3月下旬の事。その京都のヘアサロンで髪を切られながら、その「現代アート」好きの人に「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」の話を振ってみた。果たしてここから遠隔の「横浜トリエンナーレ」にも足を運ぶ「現代アート」好きのその人は、この「地元」で行われている「PARASOPHIA」のいずれの作品
ひそかに人気の芸術アプリ、久々の「神アプリ」と呼べる一本が! 暖かくなってきて、そろそろおでかけが楽しくなる季節。週末の予定を立てるのに重宝するアート好き必携アプリが、チケット販売のイープラスによる『チラシミュージアム』です。 日本各地の美術館や博物館、ギャラリー400件以上で開催されるアートイベントのチラシを一覧でき、お目当てのイベントや展示があればチケット購入までできる優れもの。 チラシとはいえ、見ているだけで気持ちがワクワクしてくるのは、さすがアートの力といったところですよね。収録されているチラシはオモテ面・ウラ面を自由に眺めることができ、拡大表示もバッチリです。 見やすくて、探しやすい画面表示 チラシ一覧画面は、関東・関西といった地域や開催期間で絞り込むことができ、自分の興味にあったアートイベントを探しやすいのが特徴です。もちろん、絞り込まずに全国のあらゆる展示チラシを心ゆくまで眺
謳え、踊れ、驚異の‘ハイブリッド’たちよ — 2006年にパリ、セーヌ河岸にオープンしたフランス国立ケ・ブランリ美術館。建築家ジャン・ヌーヴェルによる設計でも世界の注目を集め、パリの新たな名所として親しまれています。本展覧会は、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められたマスク(仮面)をテーマに開催される、日本国内における同館初の大規模なコレクション展です。 仮面を身に着けることによって、人々は自然と向き合い、神や精霊といった目には見えない存在と通じ、物語を演じる表現者となりました。仮面は、肉体と意思をもつ人間と、それを取り巻く世界の境界に位置します。人は動物や精霊や神々、そして物語の登場人物を模(かたど)った仮面を纏い、時に音楽やリズムとともに踊り、舞い、それと一体化することによって、我と仮面(=他者)という両者の力を併せ持つ存在(‘ハイブリッド’)となって、未知なる時空の扉を開
『生誕100年 ターシャ・テューダー展』が、3月18日から東京・松屋銀座の8階イベントスクエアで開催される。 1915年にアメリカ・ボストンで生まれた絵本作家のターシャ・テューダー。1938年に出版された初の絵本『パンプキン・ムーンシャイン』をはじめ、『ターシャ・テューダーのマザーグース』『ターシャのかずのほん』『コーギビル』シリーズなど、約70年のキャリアの中で創作絵本や挿し絵本など100点近い作品を発表した。また、子育てを終えた50代半ばからは、長年の夢だったという1740年代風の家「コーギコテージ」で自給自足の生活を送り、2008年に92歳で没するまで創作活動を続けた。 ターシャの生誕100周年を記念して開催される同展では、彼女が愛用していた食器や家具、ガーデニンググッズ、ドレスや絵本の原画をはじめ、日本初公開となるドールハウスと人形を含む約200点が展示される。また、ガーデンデザイ
『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2015』が、4月18日から京都市内の各会場で開催される。 寺院や町家などの歴史的建造物やモダンな近現代建築を会場に選び、日本及び海外の作家の写真コレクションを展示する『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2015』。3回目となる今回は「TRIBE: あなたはどこにいるのか?」がテーマとなる。 14の写真展を15会場で行う同展では、フランス出身の写真家であるマルク・リブーによってアラスカで撮影された未発表作品を公開するほか、ジャズ専門レーベル「Blue Note Records」設立時から運営に携わると共に、ジャズミュージシャンのレコーディング風景を撮影し続けたフランシス・ウルフの作品を展示。また、日本では初となるヨシダキミコの展覧会が開催されるほか、参加作家には、中国人と日本人の作家によるユニット・榮榮&映里も名を連ねている。 さらに、フラン
『山口小夜子 未来を着る人』展が、4月11日から東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催される。 1972年にファッションモデルとして『パリコレクション』に参加した後、資生堂の専属モデルとなった山口小夜子。アメリカの『Newsweek』に「世界の4人のトップモデル」として紹介され、「小夜子マネキン」が世界各国のショーウィンドウを飾るなど、世界でブームを巻き起こした。また、女優として多数の映画や舞台に出演したほか、2007年に急逝するまでの晩年の数年間は、若い表現者とのコラボレーションを通して、ファッション、音楽、映像、朗読、舞踏などが混在するパフォーマンスを展開した。 同展では、雑誌、写真、スクラップブック、人形、資生堂のアーカイヴから山口の活動の軌跡を辿るほか、山口をミューズとしたデザイナーの作品や所蔵していた服を「小夜子マネキン」によって展示し、「ウェアリスト」を名乗り「着る」ことをパフ
ジェフ・ミルズによる展覧会『WEAPONS:-音楽に関連するアバンギャルドなオブジェクトの小さなしかし強力なエキシビション』が、3月23日に東京・天王洲アイルの寺田倉庫で開催される。 同展では、第2次世界大戦中の1942年にアメリカ・ロサンゼルスの上空で後にUFOとも言われた謎の飛行物体が確認され、日本軍による空襲と誤認したアメリカ軍が攻撃を行った「ロサンゼルスの戦い」にインスピレーションを受け、スズキユウリの協力のもとで制作された新しい形のドラムマシーン『The Visitor』を世界初公開。また、同事件に関連するオブジェクト『Battle of Los Angeles』、同事件に端を発した混乱や1940年代のイメージをミルズの音楽と共に再現したインスタレーション『Investigative Walls』も世界に先駆けて展示される。 さらに、ミルズが制作した世界に2枚ずつしか存在しないオ
*月曜休廊 *3月7日(土)は16:00まで *最終日は17:00まで 「Project Nyx 第13回公演 千一夜物語」2014 ポスター色指定紙 ©AQUIRAX UNO 日本を代表するイラストレーター宇野亞喜良の作品の中から、寺山修司生誕80年を記念して、近年手がけた寺山修司演劇作品のチラシ・ポスター、舞台美術デッサン、衣裳スケッチなどの貴重な原画を展示。 二人の出会いは、1965年刊行フォアレディース・シリーズ(新書館)の寺山修司詩文集「ひとりぼっちのあなたに」で宇野亞喜良がアートディレクションを手がけたのがきっかけ。その後も、寺山修司が主宰する「演劇実験室◎天井棧敷」のポスター、舞台美術ほか、著作本の装丁も多数。 寺山修司が2013年に没後30年を迎えた現在も、宇野亞喜良は寺山演劇作品の美術・衣装、また自ら構成を手がけるなど、生前に増して積極的に寺山作品に取り組んでいます。
ここ数年、日本各地で様々なアートイベントが開催されるようになりました。2015年も様々なアートイベントが目白押し。今年初めて開催されるものもあれば、すっかり定番になっているものもあります。その内容も、都市部で行われる一晩限りのものだったり、東京都内23区とほぼ同じ広大な敷地を巡るものだったり、実に多種多様。好奇心をくすぐるものばかりで、アートに詳しくなくても楽しめます。周辺には美しい自然だったり温泉街があるところも多く旅行にもオススメ。ちなみに名前にビエンナーレがつくものは2�年に1回、トリエンナーレは3年に1回の開催。今年はアートの“お祭り”に飛び込んで、非日常の世界を思う存分味わう! 京都市美術館や京都芸術センターをはじめ、京都中の様々な会場で行われる京都では初の大規模なアートイベント。アートディレクターには横浜トリエンナーレも指揮した経験を持つ河本信治氏を据え、石橋義正氏ややなぎみわ
©KEIZO KITAJIMA 2015年2月20日(金)から3月12日(木)までの間、新宿にあるエプソンイメージングギャラリー エプサイトで、北島敬三写真展「ヘンリー・ダーガーの部屋」が開催される。 世界で最も有名なアウトサイダーアーティストのヘンリー・ダーガーは、アメリカ・シカゴの自宅で、代表作『非現実の王国』をはじめ、数多くの作品を生み出した。病院の掃除夫として孤独な生涯を歩むも、その奇抜な作風と独特の色彩から、今もなお多くの人を魅了し続ける。 彼の死から27年後、取り壊される直前の自宅を写真家・北島敬三が撮影。物に埋もれたベッド、児童書『オズの魔法使い』や『アンクル・トムの小屋』が並ぶ本棚、クレヨンや水彩絵具などの画材がひしめき合うテーブルからは、寝る間も惜しんで制作に励んだ姿が伺える。また部屋中に大家族のように飾られたキリストや聖母マリア像、少女の写真、挿絵の切り抜きが、ダーガー
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