業務で携帯電話やスマートフォン向けのソフトウェアを製造する機会が多かったのですが、いまひとつ気に入ったアプリケーション実行環境・開発環境がありませんでした。ちょうど、Linuxを搭載した携帯電話向けのアプリケーションを開発するプロジェクトが終盤に差し掛かったころに、Androidが発表されました。 当初、Javaでアプリケーションが開発できると聞き、「PDAにJ2MEを載せてアプリケーションを実行することと大差ないプラットホームではないか」とみくびっていました1。 ところが、顧客の担当者から、Zaurusに載せて実際に動作するAndroidを見せてもらって、いい意味で裏切られました。そしてAndroidに興味を持つようになり、お蔵入りが決定していたプロトタイプをAndroidへ移植して、Android Developer Challengeに出場できないか、顧客の担当者に相談したこともあり