JavaのコアAPIに含まれるjava.util.Listインターフェイスは、順序付けられた可変長のデータの集まり「リスト構造」を表現するためのインターフェイスです。コアAPIには、Listの実装クラスがいくつか用意されていますが、そのうち抽象クラスでないものは、Vector、ArrayList、LinkedListの3つになります。ただ、これらのクラスを使う際には、それぞれの実装の違いを意識せずに、なんとなくいずれかを選んで使っていることが多いのではないでしょうか? 本TIPSでは、これら3つの実装クラスについて、それぞれの実装の違いを比較します。Listインターフェイスが提供する主な操作は、要素の挿入(add)、削除(remove)、参照(get)の3つです(注)。ここでは、その3つの操作と、マルチスレッド環境下での同期化の観点から、それぞれの性能を比較し、使い分けのポイントをまとめま
Javaの黎明(れいめい)期、多くの人々にJavaが知られ、広まった理由の1つは、WebブラウザにJava VMが組み込まれたことにあるでしょう。その当時のWebブラウザ開発のエキサイティングな様子は、雑誌『Wired』の古い記事「The Java Saga」で読むことができます。 Webブラウザ上で動作するJavaアプレットの勢いも借りて、各OSベンダが米サン・マイクロシステムズからライセンス提供を受け、各OSプラットフォーム用のJava環境が続々とリリースされます。 その一方、米マイクロソフトのWebブラウザ「Internet Explorer」(以下、IE)にJava VMが組み込まれたことは、歓迎とともに混乱を招きました。米マイクロソフトが提供したWindows 95/NT用のJava VM((MSJVM))が持つ「J/Direct」機能は高性能ながら、Win32 APIを直接呼び
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新しい制御構文の定義例 Javaのクロージャに関するJSRのドラフトには、クロージャを導入することのメリットとして、新しい制御構文を独自に定義し、JavaのAPIを拡張できるということが挙げられている。前回は、Control invocation syntaxを利用して定義した新しい制御構文の例として、任意のロック機構で排他処理を行うwithLock文を紹介した。 同様の例としてよく挙げられるのが、ストリームの処理に利用するwith文だ。with文では引数にストリームオブジェクトを受け取り、処理が終了した際に必ずそのストリームを閉じるという制御構文である。 具体的には、リスト1のような定義になる(プロトタイプ仕様より引用)。ここでは、withメソッドはjava.io.Closeableオブジェクトを受け取り、それをクロージャのinvoke()に渡すように実装されている。そして処理が終了した
まずは、図2のソースコードをこちらよりダウンロードしておいてください。 ■ サンプルプログラムの注意事項 本稿のサンプルプログラムについては、以下の注意事項がありますので、気を付けてください。 Java動作確認環境は、JDK 6 Update 5ですJDK 6 Update 5です Office 2007でdocx/xlsx/pptxサンプルファイルの編集や保存を行うと、元のサンプルにないコードが挿入されます テキストエディタでサンプルのXMLファイルを編集する場合、文字コードをUTF-8に設定してください。エンコーディングが正しく設定されないと、Office 2007でdocx/xlsx/pptxファイルが開けない場合があります文字コードをUTF-8に設定してください。エンコーディングが正しく設定されないと、Office 2007でdocx/xlsx/pptxファイルが開けない場合があり
[Library] JExcelAPI にチャレンジ JExcelAPI とは JExcelAPI は、 MS Excel の Workbook を Java で扱うライブラリ。 Workbook の読み込み/書き出しからシートの印刷設定まで様々な機能を持っている。 Jakarta POI も同様の機能を持っているが、POI は PowerPoint/Excel/Word に対応しているのに対し JExcelAPI は Excel だけに絞っているので Excel を使うだけなら JExcelAPI の方が楽。 何も手を入れなくても、日本語がきちんと通るみたいなので嬉しい。 JExcelAPI http://jexcelapi.sourceforge.net/ JExcelAPI のチュートリアル http://www.andykhan.com/jexcelapi/tutorial.htm
「 Excelファイル生成ライブラリ調査!」で取り上げたJExcelApi,さっそく実際に使ってみた。なかなかいい感じなので,基本的な使い方をここに残しておこう。 まずは, JExcelApiのプロジェクトページから, jexcelapi_2_5_3.zipファイルを入手し,適当な場所に展開する。その中のjxl.jarファイルがJExcelApi本体である。これをクラスパスに通せば,使用準備は完了だ。 さて,さっそくコーディングの方法に入ろう。トピックごとにコードを紹介する。 【ワークブックの新規作成】 WorkbookSettings ws = new WorkbookSettings(); ws.setLocale(new Locale(“ja”, “JP”); ws.setEncoding(“Windows-31J”); OutputStream os = …; WritableWo
Java Excel API - A Java API to read, write, and modify Excel spreadsheets Java Excel API is a mature, open source java API enabling developers to read, write, and modifiy Excel spreadsheets dynamically. Now java developers can read Excel spreadsheets, modify them with a convenient and simple API, and write the changes to any output stream (e.g. disk, HTTP, database, or any socket). Any operating s
前の日記の通りAntのjavacタスクでEclipseのコンパイラを使うと、 コンパイルが通らないクラスでも、failonerror="false"のときは クラスファイルが生成される。 興味本位で、どんなクラスファイルが生成されるのかを調べてみる。 まずは、ビルドスクリプト。 <?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?> <javac srcdir="src" destdir="bin" failonerror="false" compiler="org.eclipse.jdt.core.JDTCompilerAdapter"/> なんてことはない。 コンパイルが通らないソースはこんな感じ。 public class Test { public static void main(String[] args) { String str = null;
Javaのメッセージング・サービスを速くするには?:WebSphereサーバ・チューニング入門(7)(1/4 ページ) 本連載は、Javaアプリケーション・サーバの1つである、IBM WebSphere Application Server(以下、WAS)についてのパフォーマンス・チューニングに関する入門記事です。チューニングといっても、実施するエンジニアによって、その方法は異なりますが、本連載はWASを前提とし、かつ80%のケースをカバーすることを目標とします(編集部注:WASのインストールから学びたい読者は、「バージョン別セットアップマニュアル一覧」のWebSphere Application Serverを参照してください) 今回は、JMS(Java Message Service)をサポートするランタイムのパフォーマンス・チューニングについて解説します。WASは、「デフォルトJMS
ビジネスに役立つ AI をお届けします 来栖川電算は AI 技術の研究開発から応用まで幅広いサービスを提供する名古屋工業大学発ベンチャー(2003 年設立)です。未踏ソフトウェア創造事業の採択者やソフトウェア分野の様々なコンテストの入賞者が在籍しています。最先端の AI 技術だけでなく、膨大な高品質データを生み出す技術、ハードウェアの限界性能を引き出す実装技術、高品質なソフトウェアを実現する設計技術にも定評があります。 手軽に使える様々な認識エンジン 来栖川電算の認識エンジンを活用すれば、センサーデータに埋め込まれた意味を手軽に抽出できます。種類ごとに用意された認識エンジンは教師データや設定を変えるだけで様々なタスクへ応用できます。Linux・Android・iOS 用のライブラリ、WebAPI、コマンドラインツールなどプログラマフレンドリーな SDK を提供しています。トレーニングやコン
前回までは判定メソッドを扱ってきたが、今回は文字列を生成するメソッド「leftPad」を紹介したい。これを利用すると、commons-langで固定長の文字列を簡単に生成することができる。 StringUtils#leftPad StringUtils#leftPadメソッドの処理内容については例を示すのが早いだろう。 System.out.println( StringUtils.leftPad("123",7,'0') ); 実行結果は、 "0000123" となる。 StringUtils#leftPadメソッドは、「第1引数で指定した文字列」を、「第2引数で指定した桁数」になるように、「第3引数で指定した文字」で、「固定長の文字列」に変換する、というもの。 このように0(ゼロ)を付加して固定長の文字列にすることを「ゼロパディング」という。 筆者の経験では「伝票番号」などのために、固
Strutsの常識を知り、EclipseとTomcatの環境構築:Webアプリの常識をJSPとStrutsで身につける(2)(1/4 ページ) 本連載は、JSP/サーブレット+StrutsのWebアプリケーション開発を通じて、Java言語以外(PHPやASP.NET、Ruby on Railsなど)の開発にも通用するWebアプリケーション全般の広い知識・常識を身に付けるための連載です いまさら聞けないStrutsの常識 今回は、「Strutsの常識」と題し、Webアプリケーションフレームワークの1つであるStrutsについての概要を説明したうえで、JDKやEclipse、TomcatなどのWebアプリケーション作成の環境構築を行い、サンプルプログラムを実際に作成してみましょう。 連載第1回の「いまさら聞けない、Webアプリケーションの常識」で、「本連載ではStrutsを取り上げていきます」
URLの一部にセッションIDを埋め込むのは、アプリケーションサーバが、クライアントがクッキーをサポートしているかわからない場合です。 最初のアクセスで、アプリケーションサーバは、クッキーを設定してクライアントに返します。二度目以降のアクセスで、クッキーが返ってきた場合は、クッキーを通じてセッション管理ができるので、;jsessionidはURLに埋め込みません。 携帯の端末のようにクッキーが帰ってこない場合、二度目以降も;jsessionidをURLに埋め込みます。 クッキーがサポートされているブラウザで、最初のアクセスでURLに;jsessionidを表示させたくない場合、最初にindex.jspにアクセスしてもらうようにし、index.jspから本物の最初のページにリダイレクトします。 <html> <head> <meta http-equiv="Content-Type" cont
ということで、Log4Jを使おうと思ってlog4j.jarをクラスパスに含めたら、今までおとなしかったライブラリがモノを言い始めた。 まずはBeanUtils。でも、これはloggerがねぇよ!って言ってるだけだったので、log4j.properties的なファイルにこんなのを追加すればよろしい。 log4j.appender.null = org.apache.log4j.varia.NullAppender log4j.logger.org.apache.commons.beanutils.BeanUtils=INFO, null 問題はVelocityで、これはログファイルを作ってくれやがるので、邪魔。いちライブラリの分際で勝手にファイル作るなと。しかも、デフォルトでログレベルFINEってどうよ。 で、なんかググってみつける情報は古くてVelocityEngineとか使ってあるし、t
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