ローマ教皇フランシスコは2月18日、「避妊は絶対悪でありません」と述べ、ジカ熱の脅威にさらされる国に住む女性の避妊を容認する見解を示した。人類がはるか昔から行ってきた避妊に対し、カトリック教会が歴史的にとってきた立場を考えると、ローマ教皇の発言は大きな変化ととらえることができる。 写真で見る100年前の避妊具8点 避妊には経口避妊薬のほか、さまざまな避妊具が使われ、その歴史はとても長い。米国での避妊と中絶について書かれた『Woman's Body, Woman's Right: Birth Control In America』の著者アイリーン・リンダ・ゴードン氏は「人類は社会を形成して以来、ずっと避妊を行ってきました」と述べる。 例えばスポンジで。「スポンジは何千年も前から使用されています」とゴードン氏は語る。スポンジを子宮頸部に入れると「精液を吸収するため、自然な形でかなり効果的に
法律で原則禁止 感染妊婦に法改正で「認めるべきだ」の声も 【サンパウロ朴鐘珠】ブラジルでジカ熱に感染した妊婦の中絶の是非を巡り、議論が起きている。妊娠中に感染すると小頭症の子が生まれる可能性が指摘されているためだ。カトリック大国のブラジルは法律で中絶を原則的に禁じているが、有識者などから、法改正で中絶を認めるべきだとの声が上がり始めている。 現地報道によると、多数の小頭症新生児が確認された北東部だけでなく、最大都市サンパウロでも最近、ジカ熱に感染した妊婦の中絶事例が複数出ている。中には胎児が小頭症だと確認されていないのに中絶した例もあった。中絶した妊婦の傾向として▽既婚者▽高学歴▽高収入▽計画された妊娠−−といった共通点を医師たちは挙げている。
(CNN) アイルランド政府は18日、妊婦の生命が危険にさらされている場合に人工妊娠中絶を認める法規制の導入を決めた。ライリー保健相が明らかにした。 アイルランドでは10月、インド出身でアイルランドに住んでいたサビタ・ハラパナバールさん(31)が入院中に流産しかかっていると診断されて強い痛みを訴えたにもかかわらず人工妊娠中絶手術を拒まれ、敗血症で亡くなった。同国ではこれをきっかけに人工妊娠中絶をめぐる論争が起こり、今回の決定はそれを受けた措置だ。 現在、アイルランド政府は人工妊娠中絶の専門家グループの報告書を基に法案作りを進めており、数カ月以内にまとまる見通しだ。しかし、国民の大半がカトリック教徒である同国では賛否が分かれそうだ。 ライリー保健相は、人工妊娠中絶問題をめぐる国民感情の強さは認識しているとした上で、政府には妊婦の安全を確保する義務があると指摘。「そのために、われわれは、妊婦の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く