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  • 花火大会、開催見送り相次ぐ 「天候」だけでない中止の理由 | 毎日新聞

    多くの人が心待ちにする夏の花火大会。大輪を咲かせた2023年の「びわ湖大花火大会」の様子=大津市柳が崎のびわ湖大津館で2023年8月8日、飯塚りりん撮影 夏の風物詩として人々を楽しませてきた花火大会。だが、中止を余儀なくされるケースが各地で相次いでいる。夏の夜空を彩る花火大会を中止に追い込むのは、ゲリラ豪雨などの悪天候だけとは限らないようだ。 「花火の燃えかすで車が汚れている」 徳島県鳴門市の撫養(むや)川沿いで開催されてきた「鳴門市納涼花火大会」。新型コロナウイルス感染拡大に伴う中断を経て、4年ぶりの開催となった2023年の大会が終わると、近隣住民から花火の燃えかすによる車の汚れなどに関する問い合わせが17件寄せられた。 例年5000発ほどが夏の夜空を彩り、23年は市の人口(当時約5万4000人)を上回る人出を記録した県内屈指のイベントだった。 しかし、市や商工会議所、観光協会で作る実行

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  • 「佐渡島の金山」が世界遺産に 韓国と合意、勧告対応し逆転登録 | 毎日新聞

    江戸時代の金の採掘地で、山が割れたような姿の「道遊の割戸」(手前)と、旧佐渡鉱山の遺構=新潟県佐渡市で2024年5月26日、社ヘリから手塚耕一郎撮影 インド・ニューデリーで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は27日、「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)を世界文化遺産に登録することを決めた。ユネスコ諮問機関は申請内容の補足を求める「情報照会」の勧告を出していたが、朝鮮半島出身労働者に関する歴史を含む「全体の歴史」を現地の展示に反映するなどの対応を取ったことで「逆転登録」となった。 ユネスコ諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)は6月、構成資産のうち「江戸期より後の遺構が大部分を占める」として「相川鶴子(あいかわつるし)金銀山」にある北沢地区を除外することや保護エリアの拡大を要請。さらに韓国の主張を念頭に、追加的勧告として、江戸期に限らず全期間の金山の歴史を説明する展

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  • 国内最後のUFO型信号機、撤去へ 惜しむ声も…実は名古屋に進化版 | 毎日新聞

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  • 夫の転勤で福島に 感じた魅力をリカちゃんに投影 主婦のSNS人気 | 毎日新聞

    着せ替え人形の「リカちゃん」に思い思いの服を着せたり、一緒に旅行したりしてSNS(ネット交流サービス)で発信する大人の「リカ活」が人気を集めている。福島県内でも、福島市の主婦、さとみさんが桃や会津木綿の着物、猪苗代湖や花見山などの名物や名所をリカちゃんとともにインスタグラム(@satomi_licca)で紹介している。 リカ活、始めたきっかけは さとみさんは青森県出身で、全国各地を転勤する夫に伴い2018年に福島市に来た。見知らぬ土地での育児となったが、転勤族や移住者の女性が地域の特色を学ぶワークショップを開催する一般社団法人「tenten」をママ友に紹介された。スタッフとして1年間携わったことで「福島のことをかなり学べ、今のリカ活のベースになった」と振り返る。

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  • 「Suicaで日常生活まかなえる」 JR東日本トップが描く10年後の経済圏 | 毎日新聞

    JR東日は、交通系ICサービス「Suica(スイカ)」を進化させ、2028年度に各機能を統合した新たなアプリを打ち出す。5月に参入したインターネット銀行「JREバンク」を通じ、ポイント経済圏を拡大させる狙いだ。4月に就任した喜勢陽一社長は毎日新聞のインタビューに応じ、「移動や決済のデバイス(機器)を超え、スイカをJRのビジネスブランドの総称にしたい」と展望を語った。【聞き手・佐久間一輝】 ――10年後(33年度)にIT不動産、流通など「生活ソリューション」事業の売上高と営業利益を2倍にする目標を掲げました。JR東日の経済圏をどうやって拡大させますか。 ◆何と言っても(1日に)1500万人以上がご利用になる鉄道インフラをはじめ、リアルなお客さまとの接点を持っていることが強みだ。キーワードは(顧客ニーズに即したサービスを提供する)マーケットインの考え方。経営の起点を「鉄道インフラ」から「

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  • 土砂災害の影響で松山城が「立ち入り禁止」状態に 観光客にも影響 | 毎日新聞

    12日未明に松山市中心部で起きた土砂崩れの影響で、観光名所の松山城は同日朝から立ち入りが制限され営業中止となっている。同市では11日に道後温泉館が5年半ぶりに全館営業再開となったばかりで、松山を訪れている多くの観光客にも影響が広がっている。 松山城丸は標高131メートルの山頂にあるが、山麓(さんろく)と山頂を結ぶロープウエーとリフトは12日の朝から運休となっている。歩いて山頂まで登れる「東雲口登城道」など四つの登城道も全て通行止めとなっている他、松山藩主の邸宅の間取りを再現した城山中腹にある庭園「松山城二之丸史跡庭園」も営業を休止しており、松山城は「立ち入り禁止」状態だ。松山城総合事務所は「土砂崩れが起きた山頂付近の安全確認が取れないため」と説明しており、13日以降の立ち入りについても見通しは立っていないという。 松山城は、江戸時代までに建てられた天守閣がそのまま残る「現存12天守」の

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  • 京都の台所・錦市場を悩ます観光公害 あの手この手の成果は | 毎日新聞

    訪日客数が新型コロナウイルス禍の前を上回るようになり、各地で問題化しているオーバーツーリズム(観光公害)。人気の京都でも顕著だ。「京の台所」として親しまれる錦市場(にしきいちば)では、観光客のマナー違反に商店街の店主らからも悲鳴が上がる。打開策は見つかるのか。 べ歩きの後に残されるごみ 京都観光の拠点の一つ・阪急電鉄京都河原町駅から徒歩圏にある錦市場は、東西約390メートルに及ぶ商店街だ。400年の歴史があり、地元客を相手に品を商ってきた。現在は川魚や漬物、和菓子などを扱う約130店が軒を連ねる。店舗は通りの両側に建ち、道幅は狭いところでは3・3メートルしかない。 「ここでの飲はやめて」 「Don’t eat here!」 通りに面した青果店のシャッターの張り紙が訴える。店先には立ち止まりにくいよう置かれた三角コーン。店の男性は怒りをあらわにする。 「ごみを道に落とされたら、なかなか

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  • ひこにゃん商標使用無償化 10月から、くまモン参考に 滋賀・彦根 | 毎日新聞

    滋賀県彦根市は人気キャラクター「ひこにゃん」の商標使用を無償化することを決めた。従来、ひこにゃんグッズの販売業者から売り上げの3%を徴収してきたが、独自収入にこだわらずに新商品を拡大、市内外の活性化に役立てることにした。 ひこにゃんは「国宝・彦根城築城400年祭」(2007年)のキャラクターとして06年に誕生。彦根市が商標登録し、10年から使用許諾料を設けた。当時の市長は「祭りを盛り上げてくれたひこにゃんにもう一働きしてもらいたい」と年2000万~3000万円の収入を見込んだ。一方、派生商品を製造・販売する権利を巡って、原作者・もへろんさんと市が裁判で対立したこともあった。

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  • 京アニ放火事件を伝える碑、14日午後から一般公開 宇治市の公園内 | 毎日新聞

    36人が犠牲になった2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、京アニや遺族有志などでつくる会は5日、京都府宇治市の公園内に事件を伝えるために建立する碑を14日午後2時ごろ以降に一般公開すると明らかにした。14日午前は同社関係者らによる式典が行われるため、同社は「一般公開前の来訪は控えてほしい」としている。 碑は「志を繋(つな)ぐ碑(仮称)」とし、「お茶と宇治のまち歴史公園」内に設置する。切り株から36羽の鳥が飛び立つ様子を表現したデザインで、東京芸術大の教授などが制作した。同社は「世界中からお寄せいただいた祈りと支援、すべてへの感謝と願いを長く記憶にとどめる象徴としての碑を設置いただけることになりました。すべての方々に、心より感謝いたします」としている。

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  • 名古屋城の入城料、外国人料金設定「考えとらん」 河村市長 | 毎日新聞

    河村たかし名古屋市長が「外国人料金は考えていない」と語った名古屋城天守(右)と丸御殿=同市中区で2023年7月4日午後3時15分、川瀬慎一朗撮影 兵庫県姫路市が外国人観光客を対象に姫路城の入城料の値上げを検討していることに対し、名古屋市の河村たかし市長は1日の定例記者会見で、名古屋城では「(外国人料金の設定は)考えとらんです」と述べた。 姫路城ではオーバーツーリズム(観光公害)などを背景に、外国人観光客の入城料を数倍以上に引き上げる案が検討されている。河村市長はこうした動きを「外国人の皆さんに感じ悪いわね」とした上で「(名古屋城ではオーバーツーリズムには)まだなっていない。ようけ(たくさん)の人に来てもらいたい」と呼びかけた。 市名古屋城総合事務所によると、名古屋城の来城者に占める外国人の割合は2023年度約20%、24年度は6月26日時点で約27%と上昇傾向にあるが、担当者も「オーバー

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  • 門司港駅の遺構取り壊しにイコモスが異例の声明 「重大な懸念」 | 毎日新聞

    北九州市が取り壊しを予定している初代門司港駅遺構(青いシートに覆われた部分)。中央奥のれんがの建物は初代駅と同じ1891年に造られ、国の登録有形文化財に指定されている旧九州鉄道社(現九州鉄道記念館)=北九州市門司区清滝で2024年6月26日午後3時39分、伊藤和人撮影 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス、部・パリ)は、北九州市による明治期の初代門司港駅(当時の名称は門司駅)関連遺構の取り壊し方針に対して「重大な懸念」を表明する緊急声明を25日付で出した。危機にひんした文化財を守るよう指摘する国際声明「ヘリテージアラート」発出も検討するとしている。日イコモスによると、声明は事態の急迫に伴うもので異例。 遺構は、市が門司区に計画する複合公共施設建設に伴い、市が2023年9月から実施した埋蔵文化財発掘調査で見つかった。広さ約900平方メートルの敷地

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  • 岡崎と東三河技術校再編へ 新学科も開設 /愛知 | 毎日新聞

    愛知県は来春、県立の岡崎高等技術専門校(岡崎市)と東三河高等技術専門校(豊川市)を、三河高等技術専門校に再編する。三河地方の公共職業訓練拠点と位置づけ、名古屋高等技術専門校(名古屋市北区)との2拠点体制を整える。 岡崎の校には新たに、ロボット制御や画像処理などの基知識や技術を習得する「ロボット…

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  • 「調査ものがいいね」 井上靖が才能認めた新聞記者・山崎豊子の記事 | 毎日新聞

    「白い巨塔」など、数々のベストセラー作品を世に送り出した作家、山崎豊子(1924~2013年)。小説を書き始めたのは新聞記者時代の上司、井上靖との交流がきっかけとされる。この2人を結びつけた1の記事がある。 <紡績女工を現地にみる> 終戦翌年の46年10月、山崎が書いた渾身(こんしん)のルポルタージュだ。自身は作家となった後、徹底した調査で「取材の鬼」と称された。「山崎君は調査ものがいいねぇ」。井上が山崎にこんな賛辞を贈ったその記事は、どんな内容だったのだろうか。 【関連記事】手がかりは「女工哀史」〝取材の鬼〟山崎豊子の記事を探し出すまで 「井上デスク」から記者の手ほどき 「井上さんにお目にかからなかったら、作家にならなかっただろうと思います」 山崎が生前、雑誌でジャーナリストと対談した時の言葉だ。それほど山崎にとって、井上は作家人生に大きな影響を与えた存在だった。 毎日新聞学芸部でとも

    「調査ものがいいね」 井上靖が才能認めた新聞記者・山崎豊子の記事 | 毎日新聞
  • 訪日外国人の山岳遭難145人、過去最多 富士山や穂高連峰など | 毎日新聞

    2023年に全国であった山岳遭難は3126件(前年比111件増)、遭難者は3568人(同62人増)で、ともに統計を取り始めた1961年以降で最多だった。警察庁が13日、発表した。 観光などで日に訪れた外国人の遭難者は統計を取り始めた18年以降で最多の145人。前年から139人も増えた。多いのは富士山の18人、穂高連峰の7人などだった。 全体の遭難者のうち、60代は706人、70代は790人、80代以上は266人と60歳以上が全体の49・4%を占めた。例年に比べ、富士山や高尾山系での遭難の増加が目立った。遭難件数の都道府県別では、長野県の302件が最多で、東京都214件、北海道212件と続いた。 死者・行方不明者は335人(同8人増)だった。 水難事故は1392件(同46件増)で、水難者は1667人(同27人増)。うち死者・行方不明者は743人(同16人増)で、中学生以下の子どもは27人(

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  • パリ・ベルサイユ宮殿で火災 観光客数千人が一時避難 | 毎日新聞

    パリ近郊のベルサイユ宮殿で11日午後、火災があった。改築作業中の屋根から煙が出て、訪れていた観光客数千人が避難する騒ぎになった。けが人や収蔵品への被害はなかったという。 仏ルモンド紙などによると、火災は駆けつけた消防士がバケツで水をかけてすぐに消し止めた。宮殿内の見学も間もなく再開されたという。 ベルサイユ宮殿は、バロック様式を代表する建築物で、絶対王制を確立し「太陽王」と呼ばれたルイ14世が17世紀に建造した。1979年、庭園とともに国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産(文化遺産)に登録され、2023年には約810万人が観光に訪れた。今夏開かれるパリ・オリンピックとパラリンピックでは馬術競技の会場となる。【ブリュッセル岡大介】

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  • NHK番組ロケで文化財破損 日本最古の芝居小屋、カメラマン転落 | 毎日新聞

    1835年に建てられた旧金毘羅大芝居は、現存する日最古の芝居小屋。NHKによると、5月24日、同番組のロケで舞台上にいる番組出演者をカメラマンが花道を歩きながら撮影していたところ、足を踏み外して客席に転落。升席を仕切る角材の1カ所が折れた。升席に人はおらず、カメラマンを含め、けが人はいなかった。NHKは芝居小屋を所有する琴平町などに謝罪し、香川県や文化庁にも報告した。同局は「貴重な文化財を破損したことを深くおわびする。関係機関の指導に従い、適切に対応していく」とコメントした。

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  • 情熱の筆・山崎豊子生誕100年:山崎作品の社会性 個と組織、描き抜くことで 作家・真山仁さん | 毎日新聞

    『白い巨塔』に『華麗なる一族』、『沈まぬ太陽』――。山崎豊子(1924~2013年)の小説は「社会派」と評されることが多い。その作品群に導かれるようにして作家となり、自身も社会と向き合った作品を多く発表してきたのが、経済小説『ハゲタカ』シリーズなどで知られる真山仁さん(61)だ。真山さんは、山崎作品の最大の魅力を「人間くささ」と表現。人間の生き様を通じて社会の実相を浮かび上がらせ、「文学とエンターテインメントの橋渡しをした」と位置づける。 船場商人を主人公としたデビュー作『暖簾(のれん)』(57年)など、自らが育った大阪の風俗を扱った作品で作家としての歩みを始めた山崎だが、次第にテーマを広げ、医学界を舞台とした『白い巨塔』(65年)で、社会派作家としての地歩を固めた。物語のスケールと人間ドラマの重厚さで社会派小説の新たな地平を切り開き、繰り返し映像化されている作品も少なくない。

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  • 山崎豊子生誕100年 大澤真幸さんが読み解く「戦後日本の弱点」 | 毎日新聞

    戦後日で読者の圧倒的な支持を得た作家の山崎豊子(1924~2013年)。作品の累計発行部数は4000万部を超え、「白い巨塔」や「大地の子」など大ヒットした映像作品も多い。 山崎作品はなぜ、これほどまで人々の心をひきつけるのか。 <「山崎豊子」という社会現象>を自著で分析した社会学者の大澤真幸さん(65)は、「戦後日の欺まん」という意外な視点から読み解き、ある教訓を導いた。「日人はいまだに『戦後』を生き、敗戦を乗り越えられていない。山崎作品は、戦後日の弱点というべき課題を逆の形で示しているのです」。一体どういうことだろう。 普遍的な大義の追求 学生生活を経てほどなく大学教員になった大澤さんは、「社会勉強のため」に山崎作品を読んできたという。「エンタメ的に面白いなどいろんな要素はありますが、サラリーマン社会のように自分がよく知らない世界のリアリティーに触れたいという思いがありました」。

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  • 旧国鉄客車を改装のカフェに賛否の声 鉄道ファンら「価値失われた」 | 毎日新聞

    潮風広場に設置されている旧国鉄の客車「オハフ33」=北九州市門司区で2024年5月9日午前11時53分、反田昌平撮影 和布刈(めかり)公園(北九州市門司区)の潮風広場に設置されている旧国鉄の客車の利用を巡り、賛否が分かれている。地域活性化を目的に、客車を全面改装したカフェが5月にオープンし、週末を中心に家族連れらでにぎわう一方、鉄道ファンなどからは「歴史ある車両の価値が失われた」などと批判の声が上がる。 問題の客車は、深い茶色の外観をした「オハフ33」。車掌室を備えた車両は1948(昭和23)年製で、現存するものはわずかでファンも多いとされる。九州内を走った後、小倉北区の勝山公園に展示され、2009年に潮風広場に移された。 改装されたカフェの店内に入ると、片側にテーブルがあり、もう一方に焼きたてのパンが並ぶ。訪れた人は、パンやコーヒーを買って海を見ながら事や友人との会話を楽しむことができ

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  • 作家・山崎豊子没後10年 なぜ今も漫画やドラマが作られるのか | 毎日新聞

    29日に没後10年を迎える作家、山崎豊子(1924~2013年)。人情ものや社会派小説など作品の魅力は色あせない。この10年の間にも『白い巨塔』が初めて漫画化され、困難とみられていた『沈まぬ太陽』のテレビドラマ化が実現した。 なぜ山崎作品は今なお繰り返しメディア化されるのか。作り手たちに理由を聞くと、リアリティーへのこだわりも見えてきた。 <Zのメスを持つ男> 印象的なタイトルで幕を開けるのは、18~21年に『月刊コミックバンチ』(新潮社)で連載された安藤慈朗さんの漫画「白い巨塔」だ。<これは医療が神への祈りであることを忘れ 現代の「白い巨塔」に挑み その野望に敗れた男たちの物語である――>。冒頭、そうつづられる。 原作は正編が65年、続編が69年に刊行された山崎の同名小説。60年代初めの大阪の大学病院を舞台に、野心的な外科医・財前五郎と、彼の同窓で出世に無関心な内科医・里見脩二の対照的な

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