進学と高校野球と女子マネージャー 昨日のことですが、スポーツ新聞のある記事がネットを少々ざわつかせました。これは、日刊スポーツの「春日部共栄 おにぎり作り“女神”マネ」という記事で、紙版では写真入りで一面を飾りました。夏の甲子園に出場し、見事一回戦に勝利した埼玉県の春日部共栄高校には、ベンチ入りもする女子マネージャーがいる、というお話。 日刊スポーツ 2014年8月13日付紙面 96年以降、女子マネージャーがベンチ入りすることも可能になったので、これだけでは何のへんてつもない話です。しかし、この記事には気になる一文があります。私も含めた多くの人は、この部分に引っかかってザワザワしたのでした。それが、ここ。 チーム内で“まみタス”と呼ばれ親しまれる三宅麻未マネジャーは、記録員としてベンチに入った。おにぎり作り集中のため、最難関校受験の選抜クラスから普通クラスに転籍したほどで、「頑張っておにぎ
2014年4月21日 22時30分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと で売春するシングルマザーの実態を紹介している 売春するきっかけは、「圧倒的な寂しさ」だという 多くの人がうつ病で働けず、貧困に苦しんでいる 現代日本における深刻な問題のひとつである、シングルマザーの経済的困窮。昨年夏に話題を呼んだ、シングルマザーの過酷な生活を描いたテレビドラマ「Woman」(日本テレビ系列、2013年7月から9月に放送)を見て、問題意識を持った人も多いのではないでしょうか。 そんなシングルマザーの闇に焦点を当てているのが、2010年に出版された『出会い系のシングルマザーたち――欲望と貧困のはざまで』(鈴木大介/著、朝日新聞出版/刊)。著者の鈴木大介さんは、『家のない少女たち』で知られるルポライターです。 には、30代〜40代前半のシングルマザーの女性が多数アクセスしてい
📖 人種差別、学歴差別、女性差別などの「格差やヒトを不幸にする社会問題を、解決しなくていいやと肯定し温存してしまう」そんなヒトの社会的心理反応について、その度合や仕組みを調べてまとめてくれたのがこの本だ。 経済的に成功した女性の場合は、「あなたは頭がよい」と告げられたほうが、現状の社会制度を肯定する度合いが強まる。 経済的に失敗した女性は、「あなたは頭がよくない/悪い」と告げられるほうが、現状の社会制度を肯定する度合いが強まる。 (社会的不備を是正しなくてもいいじゃんと偏る) 魅力的な外見の女性の場合は、「あなたは頭がよくない/悪い」と告げられたほうが、現状の社会制度を肯定する度合いが強まる。 外見が魅力的でない女性は、「あなたは頭がよい」と告げられるほうが、現状の社会制度を肯定する度合いが強まる。 (社会的不備を是正しなくてもいいじゃんと偏る) 「敵意的セクシズム( hostile s
『ルポ 虐待―大阪二児置き去り死事件』杉山春・著(2013年)ちくま新書 9月4日、ルポライターの杉山春さんの新刊『ルポ 虐待―大阪二児置き去り死事件』(筑摩書房)が刊行されました。2010年の夏、ネグレクトされたうえ、マンションの一室に置き去りにされた3歳のあおいちゃん(仮名)と1歳9カ月の環くん(仮名)の死を通して、幼児虐待や女性の貧困について分析しているルポタージュです。 本書では母親である芽衣さん(仮名)や芽衣さんの父親、元夫とその家族に至るまで、ネグレクトされた幼児2人の周辺にいた様々な人たちについて取り上げられています。同時に、芽衣さんや周囲の人々の育った街や事件の起こった街、ならびに、日本社会全体の変容にまで言及されており、この事件が日本社会全体の歴史から見てどういう位置にあるのか、というマクロの視点でも、事件に対する分析がなされています。非常に読み応えのある一冊で、ぜひ女性
男なら一度は羨んだことがあるだろうAV男優というお仕事。しかし、当然ながら一般男性の多くは「自分にはできない」と抵抗感を持つ。実は男性の方が女性以上に精神的にデリケートだったりして、スタッフに囲まれた状況で性行為をすることが難しいだろうし、テクニックや持続力などの課題もある。そしてやはり大きいのは、それを職業にしたときの社会的立場やプライドの問題だろう。結婚して家族とマイホームで暮らすといった一般的な夢を手放すくらいの開き直りがないと、とても飛び込めない世界だ。 加藤鷹や日比野達郎などAV創世記から活躍する男優から、沢井亮やしみけんなど新世代の男優まで総勢19名のAV男優に取材した『「AV男優」という職業 セックス・サイボーグたちの真実』(水野スミレ/角川書店)によれば、AVの月間販売タイトルは4500本(審査団体を通したものだけの推定本数)で、それに出演する現役AV女優はおよそ1万人だと
少女と魔法 ガールヒーローはいかに受容されたのか 著者:須川 亜紀子 出版社:NTT出版 ジャンル:社会・時事・政治・行政 少女と魔法―ガールヒーローはいかに受容されたのか [著]須川亜紀子 日本の魔法少女物アニメ番組は、過去40年以上にもわたり放映されているという。少女メディア文化において、これは世界的にも稀(まれ)なケースだと筆者は指摘する。西欧では魔女は成人女性の力、美、知の象徴であり、それゆえ恐怖の対象として描かれてきた。たとえ善き魔女が描かれても、「奥様は魔女」のように白人美女が定番。だが、日本のアニメ世界に輸入されたとき、魔女は少女と合体し、可愛らしく活発な「ガールヒーロー」に変身した。筆者は1960年代から近年までの魔法少女物を分析し、女性へ向けられた複雑な要請と眼差(まなざ)しを鮮やかに解析して行く。 60年代の「魔法使いサリー」は、あくまでも女性らしさを手放さず乱暴者の男
波紋を広げ続けている橋下徹大阪市長の「慰安婦は必要だった」「米軍は風俗営業の活用を」発言。橋下氏本人はその後「慰安婦を容認してはいない」と釈明しているが、韓国をはじめアメリカからは非難を受け、女性議員たちからも「女性の人権を踏みにじる発言」と糾弾を受ける事態となっている。 この橋下発言は、異性愛者であれば“男性は女性によって性欲処理するのが当然”と受け取れるもの。女性に対する思慮に欠ける発言であるのはもちろんだが、“男性=女性で性欲処理せずにはいられない者”という男性に対する偏見、さらには、女性で性欲処理しない男性、たとえば童貞にいたってはその存在すら無視している。これは女性の人権のみならず、男性、なかでも童貞の人権も踏みにじってはいないだろうか。 童貞は偏見や差別が根深いもの。近年は、みうらじゅんと伊集院光の『D.T.』(メディアファクトリー)や、ドキュメンタリー映画『童貞。をプロデュー
大和岩雄の『遊女と天皇』(白水社)を読んでいるのだが、むかしの日本の性風俗におどろかされる。同様な本に夜這いをとりあげた赤松啓介の『夜這いの民俗学・性愛論』があるわけだが、前者の本のほうがよりその目的・理由に迫っているといえるだろう。 表面上は乱交や貞操観念のまったくない性的放縦がくりひろげられるのだが、ほんらいの目的は死と再生の思想を再演することであったり、豊穣や繁栄を祈願したものだと思われる。 人間の性をさかんにすることによって動植物の繁栄や豊穣ももたらされると考えたのが古代人だ。現代人が商売繁盛を願うときは神社に賽銭を投げ込むのだが、むかしの人はみずからが性的行為をおこなうことによって自然界の繁栄を願ったり、または衰弱し衰えた自然界の活力と再生をうながすために人は性行為をおこなったと思われる。自分たちの性行為は自然界の活性化をもたらすものであったのである。 このような思想のもとに乱交
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