希望する認可保育園に入れなかったのに待機児童にカウントされない「隠れ待機児童」は、昨年4月時点で全国に6万7354人いました。最も多いのが、「特定の施設のみを希望した」と自治体が判断した場合で、3万5985人と半数を超えています。 この「特定の施設のみを希望した」というのは、どういうケースなのでしょうか。朝日新聞が主な自治体に判断基準を聞いてみました。 例えば、東京都港区は「きょうだいバラ不可」と回答しました。紹介された保育園が兄や姉と同じ園ではないことを理由に入園を断ってくる場合です。こうしたケースを待機児童に含めない自治体は多くみられました。自治体にとって、保護者が「きょうだい同園」を希望することは「わがまま」だと捉えている側面もあるようです。 再開発が進み、タワーマンションが多く立ち並ぶ川崎市の武蔵小杉駅周辺に住む女性会社員Aさん(40)は、今年3月まで長男(5)と次男(2)が別々の
待機児童が全国で最も多い東京都心で、都市公園内に保育園をつくるケースが相次いでいる。各自治体は「待機児童解消のための窮余の策」とするが、住民からは反発も出ている。違法との指摘があり、国は公園内に保育園をつくれるようにする国家戦略特区改正案を閣議決定し、追認する方針だ。 「せんせい、まってー」。東京都の認可を受けた世田谷区野毛1丁目のナオミ保育園の分園「りんごの木」。園舎の前で園児と保育士が追いかけっこをしていた。よくある保育園の光景だが、遊んでいるところは公園だ。 同園は社会福祉法人が経営。分園は2011年、区立の都市公園・玉川野毛町公園の一角に建てられた。専用の園庭はなく、外遊びは公園を利用する。公園には古墳があり、隣の等々力渓谷を含めて緑が多い。 山口節子副園長は「園庭のある保育園より広々と遊べ、保護者の評判がいい。都内でも敷地に余裕がある公園はあるので、このやり方が進めば待機児童解消
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