リニア中央新幹線の変電所建設が進む現場。左手にはゆうちょ銀行の新ビル建設も進む=名古屋市中区丸の内3で 名古屋市の官庁街への入り口となる外堀通沿いで役目を終えた公共施設が相次いで解体され、新施設の工事ラッシュが起きている。一部は今年開業予定で、来年リニューアルされる久屋大通公園も含め、丸の内地区の「顔」が一新されることになる。 工事が集中するのは本町通との交差点(中区丸の内三)。かつては県産業貿易館の本館(一九六三年築)と西館(七四年築)が向かい合い、商談会や文化事業の舞台となっていたが、老朽化のためいずれも二〇〇九年度で閉館。近年は建物だけが残っていた。 本館は県からJR東海へ売却後に解体され、リニア中央新幹線の「名城変電所」の建設事業が始まっている。四百メートル北の県警本部東側で工事中の「名城非常口」まで電気の地下道も整備され、一九年度は一日最大百五十台の作業車が往来する。工期は二二年