SL修理で基金設立 明治村、動態保存に寄付募る―愛知 2020年10月18日07時24分 明治村内を走るSL9号。2年後の解体修理に向けて基金が設立された=15日、愛知県犬山市 国の重要文化財に指定される明治時代の建築物などを展示する公益財団法人「博物館明治村」(愛知県犬山市)はこのほど、施設内を走る蒸気機関車(SL)2両を維持するための基金を設立した。明治期のSLが現役で走っているのは全国的にも珍しく、貴重な動態展示を今後も続けるため寄付を呼び掛ける。 〔写真特集〕蒸気機関車~懐かしのD51から世界のSLまで 2両のSLは、1874(明治7)年に輸入されて鉄道開業当初の新橋―横浜間などを走った英国製の12号と、大正から昭和にかけて富士身延鉄道(富士―富士宮)などで活躍した米国製の9号。施設内の約700メートルを1日12往復しており、片道大人500円で約5分の乗車が体験できる。 動態展示を