愛知県常滑市で生産されたブドウを常滑で醸造した「常滑ワイン」を取り扱う飲食店が五日、名古屋市西区の円頓寺商店街にオープンした。農家レストランやワイナリーを営むブルーチップ(常滑市)が進出し、常滑ワインを常滑市以外で本格的に提供する。 常滑ワインは同社の馬場憲之社長(54)が手掛ける。二〇一八年に酒造免許を取得し、伊勢湾を望む高台にあるワイナリーで醸造。ワイナリー隣の農家レストラン「サンセットウォーカーヒル」や同社のオンラインショップなどで販売する。 常滑は長野、山梨両県などのワイン産地よりも気温が高く、ブドウが育ちすぎる恐れがあった。馬場さんらはブドウに栄養が行き渡りすぎないよう枝葉を残したり、収量を増やしたりして成長を調整したところ、生育は毎年順調だという。