この原稿を書いている15日も大雪で、石川県輪島市の火災現場の捜索が中断されたとの報道を見ました。震災があってから、能登や輪島に行った時の写真を見返すことが多いのですが、いつも雪が降っている写真です。大雪の日の凍えるような寒さを思い出すと、今、地域にお住まいの皆さまがどれほど不安な思いでいらっしゃるだろうかと考え、胸が痛みます。 私は金沢市に1年、能美市に2年半ほど住んでいただけで、「金沢ゆかりの」などと取り上げていただくのはなんだか厚かましいのですが、それでも個人的には第二の故郷のような思いが強くあります。10年前に東京での仕事をやめ、思いきって金沢へ移住した際には知り合いも一人しかいない状況でしたが、アルバイトをしていたオヨヨ書林さんをはじめ、地域のみなさまにとても親切にしていただきました。