「Suica」や「nimoca」などといった全国交通系ICカードについて、熊本県内では路線バスや鉄道を運行する5社で16日から利用ができなくなります。 交通事業者が全国交通系ICカードの利用を廃止するのは全国で初めてです。 県内で路線バスや鉄道を運行する九州産交バス、産交バス、熊本電鉄、熊本バス、それに熊本都市バスの5社は、全国交通系ICカードでの運賃の決済を15日かぎりで廃止します。 廃止する理由としては、昨年度の5社の路線バス事業の収支は合わせて36億円の赤字を計上するなど厳しい経営が続く中、全国交通系ICカードに対応する機器の更新には12億円余りかかることをあげています。 一方で、機器の更新コストを半額程度に抑えられるとしてクレジットカードなどによるタッチ決済を、来年の3月上旬までに導入することにしています。 タッチ決済の導入までの期間は、現金か地域限定型の「くまモンのICカード」で