Chapter 8 外部関数インターフェイス 外部関数インターフェイス(FFI)には以下の2つ目的がある. (1)他言語の機能へのインターフェイスをHaskellで記述できるようにする. (2)他言語のコードからHaskellのルーチンを利用できるようにする. より一般的に言うならば,FFIはプログラムをHaskellと他言語を混ぜて記述できるようにすることを目指している.これによりアーキテクチャやOSとは独立であるばかりではなく,Haskellと非Haskellシステムの実装をまたぐソースコードの可搬性をサポートする. 8.1 外部言語 HaskellのFFIはいまのところHaskellコードとC呼び出し規約に従う他言語コードとの相互作用についてのみ規定している. しかしながら,FFIは,現在のモジュール定義を拡張してC++やJavaのようなC以外の呼び出し規約を持つ言語を含められるよう