特集「ホテル 復活の道筋」の他の記事を読む 「大阪万博に向けた改装のことを考えるとぎりぎりのタイミングだった」 リーガロイヤルホテル大阪(大阪市)を運営するロイヤルホテルは、1月に同ホテルをカナダ系不動産投資ファンドのベントール・グリーンオーク(BGO)に譲渡した。今後もロイヤルホテルは、同ホテルの運営を受託し、営業を続ける。ロイヤルホテル経営企画部の山中一茂副部長は譲渡という判断に至った背景をそう語る。 ポストコロナを見据え、ホテル業界がにぎわいを取り戻しつつある。 全国旅行支援の効果もあり、観光庁の宿泊旅行統計調査によれば、2月の日本人の延べ宿泊者数(宿泊人数×宿泊数)はコロナ前と同水準まで回復。訪日外国人も水際対策の緩和により、2月はコロナ前の56%まで戻ってきた。 宿泊人数が激減するという危機を乗り越えた各社であるが、ここにきてある問題に頭を悩ませている。インバウンド客獲得に向けた
![「リーガロイヤルホテル大阪」が売却された懐事情](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/950990f45646937ebbf081dddb7ac9de7db048cb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2Fa%2F1200w%2Fimg_1a75d8ecc196be582c16523c05bde98b511386.jpg)