日本は新型コロナの第6波の真っ只中にいる。新規感染者数が連日のように過去最高を更新する状況下で、メディアが伝えるニュースは再びコロナ一色となっている。コロナ以外の海外の動きでは、ウクライナを巡るロシアと欧米諸国の対立激化や北朝鮮のミサイル発射、さらには中国と台湾を巡る緊張などだ。 「リスクの種はこれだけで十分」との声が聞こえてきそうだが、「日本人にとって最も警戒すべき要因が見逃されているのではないか」と筆者は危惧している。 日本では報じられていないが、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催されている万国博覧会(万博)の事務局は1月25日に「同月26日と30日に予定されていた万博の祝賀行事を予想外の状況が発生したことから延期する」と異例の発表を行った。「新しい日程はまだ決まっていない」という。 事務局は「予想外の状況」について詳しく説明していないが、イエメンの親イラン反政府武装組織フーシ派
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