2日、イスラエルのエルサレムで、政府への抗議デモ参加者につかみかかる警官(ロイター)イスラエル内政が再び動き始めた。9月1日から全土で「数十万人規模の反政府デモ」が発生、翌日には労働組合主導によるゼネストに発展した。8月末ガザで人質6人が遺体で発見されたことに「衝撃を受けた群衆」が「早く合意を実現していれば人質は助けられた」とネタニヤフ政権に「イスラム組織ハマスとの停戦合意を求めた」、「市民が怒りの声を上げる中、政権内部からも停戦圧力がかつてなく強まっている」と報じられた。でも、本当かね? 仏語に「デジャビュ(既視感)」という言葉がある。未体験にもかかわらず、以前どこかで体験したような感覚を意味する。筆者の率直な印象も「昔も似たようなことがあったな」だった。今回はそう感じた理由を書いてみたい。 最大規模のデモ