他国との歴史戦においては、アーカイブ(公文書管理)に多く接することが大事。今なお議論される南京事件においても、公文書が大事であると倉山満氏は話しています。 「公文書」と聞いただけで、“隠す政府”と“追及する野党&マスコミ”との構図を思い浮かべるかもしれません。不幸なことです。本来の文書管理は、きわめて中立的なのですから。アーカイブは、政府与党にも野党&マスコミにも、国民全員に対して公平なものだと、憲政史研究家で一般社団法人 救国シンクタンク所長の倉山満氏は話しています。アーカイブの重要性を、インテリジェンス・近現代史研究の第一人者、江崎道朗氏との対談から解説します。 ※本記事は[チャンネルくらら]で配信された江崎道朗と倉山満との対談をテキスト化し、一部を抜粋編集したものです。 文書学の基本は真贋鑑定から始まる 倉山満(以下、倉山) 江崎先生は専門家ではないのに、びっくりするほど詳しいんです