Published 2022/03/10 16:49 (JST) Updated 2022/03/10 17:07 (JST) 札幌大(札幌市)の教授が書店で計画したロシア文学関連のパネル展示が、大学側の反対で延期になったことが10日、教授などへの取材で分かった。大学側はロシアによるウクライナ侵攻を受け「嫌がらせをされるリスクがある」などと説明。大学教授は「ロシアと名の付く全てをタブー視していいのか」と疑問を呈する。 岩本和久教授(ロシア文学)が企画した「疫病とロシア文学」で、JR札幌駅近くの書店で11~13日に開催予定だった。コロナ禍を受け、ドストエフスキーやチェーホフなどが感染症を作品でどう描いたかを紹介。ウクライナ侵攻に伴い、トルストイの非戦論などの内容も追加していた。
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