フィリピン南部ミンダナオ島で40年以上続いてきたイスラム教徒系の住民らによる武力紛争で、アキノ大統領は7日、闘争の中核であるモロ・イスラム解放戦線(MILF)と政府が和平への「枠組み」で合意したと発表した。イスラム系住民らが住む地域に一定の自治を認める内容だ。大統領の任期が切れる2016年までに基本法を整備し、自治政府を立ち上げるという。和平交渉は、日本を含む国際社会が深く関与し、仲介国マレーシアで10年以上前から続けられてきた。(マニラ=佐々木学)
【シンガポール=青木伸行】東南アジア軍事筋によると、米国、フィリピン両政府は5日までに、フィリピン南西部パラワン島を対中国の最前線基地と位置づけ、米軍の拠点とすることで基本合意した。米海兵隊をローテーション展開し、米軍に対する後方支援施設を整備するほか、合同訓練の頻度を増やす。北部ルソン島のクラーク旧米空軍基地を含め、他の後方支援施設の選定も急いでおり、対象は広域にわたっている。 米軍はアジア・太平洋地域で海兵隊のローテーション展開を開始しており、パラワン島はその拠点の一つとなる。中国と領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島と、中国がレーダー施設を完成させ実効支配するミスチーフ環礁に近く、要衝だ。 米海兵隊の拠点となるのはパラワン島のウルガン海軍基地。これまでも米比合同軍事演習の際、両軍の海兵隊による上陸訓練に使用され、沖縄の米海兵隊も参加してきた。海兵隊の展開と並行し、プエ
多くの人は、実はロープを使って戦うことを無自覚に知っているが、詳しくは知らない。ちょうどロープ・ファイティングについて書かれた絶版本を入手したので、ロープを使う戦闘技術について解説してみよう。 知らないようで意外と見ているロープ・ファイティング 多くのサスペンス物やアクション物の世界で、ロープあるいはワイヤーやチェーンのような道具は武器として使われてきた。例えば映画「ブラックホーク・ダウン」でも米軍兵士がこっそり敵を始末するのにこの手の道具を用いている。あるいは犯罪を描いた作品でもその手のシーンが出てくる。誰もが一度ならずフィクションの世界で武器としてロープが使われた場面を目にしているはずだ。 フィクションの世界では一方的な絞殺というどこか後ろ暗い部分ばかり登場するが、実際のロープ・ファイティングには相手の攻撃に対する防御や捕縛・制圧を含めた多様な技法が存在する。こうしたロープを使った戦闘
La Légion recrute ! Tu es sans emploi au chomage ou a la recherche d un vrai metier, la Légion étrangère t'offre une nouvelle chance pour une nouvelle vie !.いかなる出身、宗教、国籍 、資格の有無、学歴、家族 構成、あるいは、職種にせ よ、外人部隊はあなたに新 たな人生のための新たなチ ャンスを提供します。 《名誉》と《忠誠》を非常 に重要な価値基準としている 素晴らしい未来を築くために 、フランスを含む136の異 なる国を出身とする、 7699人の幹部とレジョネ ールの仲間に加わりに来て下 さい。
米軍では、近接戦闘武器としての斧がよく使われている。ここでも2009年に戦場にかける斧 - 火薬と鋼というエントリで簡単に紹介した。その後、こうした斧はCall of Duty: Black Opsといったゲームにも登場するようになっている。 日本ではほとんど知られていないこの件について、もう少し詳しくかいてみよう。 タクティカル・トマホーク、タクティカル・アックス 2009年のエントリで書いたように、2000年代になってから米軍では斧―それもトマホークと呼ばれる小型で細身の斧が使われるようになった。トマホークはアメリカの伝統的な斧で、ベトナム戦争でも使われた。近年になって新しい素材やデザインのトマホークがアフガニスタンやイラクで使われている。近年の軍用斧は、小型のものはタクティカル・トマホーク、大型のものはタクティカル・アックスと呼ばれているが、あまり厳密な線引きはない。 こういった実戦
ことの起こりは8月1日、武漢市漢陽区都市管理局が40人の局員を武装して「民兵」組織に参加させ、同局活動中の「特殊兵」と位置づけたことだ。 市当局がこの「武装部は戦時に解放軍の一部として参戦させる」などと発表したため、中国のネット論壇でも注目を集めた。 この都市管理局、正式名称は「城市管理行政執法局」、中国語では略して「城管(chengguan)」と呼ばれるが、その権限は必ずしも明確ではない。設置根拠は1996年の「行政処罰法」のようだが、同法が定める「城管」の権限は驚くほど多岐にわたる。 環境衛生から始まり、違法建築、公道違法占拠、無許可違法営業、公共事業管理、駐車管理、公園緑化、環境保護、工事現場管理、節水管理、湖水管理、違法車両、無許可観光業など各方面の「総合的行政執行を管理する」と規定されているのだ。 要するに、警察のようでもあり、消防・保健所のようでもあるが、同時にいずれでもない。
南シナ海で中国は今、強大な軍事力を背景に、傍若無人化しつつある。7月12日、カンボジアの首都プノンペンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)では、ヒラリー・クリントン米国務長官が領有権問題の平和的解決に向け、中国とASEAN諸国の間で法的拘束力を持たせた「行動規範」策定を強く求めた。 ASEAN外相会議初の「共同声明なし」 軍事弱小国であるASEAN諸国がスクラムを組むことを良しとしない中国は周到な根回しで各個撃破を画策した。その結果、南シナ海の領有権問題を巡る共同声明の文案作業で決裂し、13日、ASEAN外相会議は史上初めて共同声明が発表できないという異常な形で終了した。
軍港として栄えた佐世保は、かつては湾を守るべく周囲に幾つもの砲台を持つ要塞だった。その遺構の幾つかを見てまわった。 以前、対馬にある要塞遺構を巡る記事を書きましたが、その続きみたいなものです。
イタリア・アビアノ空軍基地(Aviano Air Base)に近いマニアーゴ(Maniago)でC17輸送機(フレーム外)から訓練のため降下した米空挺部隊員ら(2011年3月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/GIUSEPPE CACACE 【5月29日 AFP】米国と韓国の特殊部隊員が北朝鮮領内にパラシュートで降下し、地下軍事施設に関する情報収集に当たっていたいう在韓米軍高官の発言を米メディアが報じた。 米国防産業協会(National Defense Industrial Association、NDIA)の国際時事問題専門誌ディプロマット(The Diplomat)のウェブサイトによると、在韓米軍特殊部隊のニール・タリー(Neil Tolley)司令官(陸軍准将)は前週米フロリダ(Florida)州で開かれた会議で、北朝鮮政府は朝鮮戦争以降、数千本のトンネルを作っていると述べた。
今日の甲州はなんとなく曇りでして、相変わらず初夏の気温。 イギリスの友人を山梨観光に連れ出しておりまして、本日はお約束の「昇仙峡」に行って参りました。私自身も初めてだったのですが、あまりにも観光地化されて客引きが多く、やや閉口。 さて、いまメルマガのほうに書いているテクノロジーの話題について少し。 テクノロジーには「思想」や「世界観」、さらには「政治(思想)」までが含まれるということをこのブログではかなり前から主張しているわけですが、それは一体なぜなのかということを説明するために便利なのが、このブログをご覧のレギュラーの皆さんにはすでに「耳タコ」になっている「戦略の階層」というもの。 いつものようにそれを記しますと、 世界観(人生観、歴史観、地理感覚、心、ヴィジョン) ↓ 政策(生き方、政治方針、意志、ポリシー) ↓ 大戦略(人間関係、兵站・資源配分、身体、グランドストラテジー) ↓ 軍事
2012年03月11日19:05 カテゴリオタクin中国アニメ 中国オタク的疑問「なんで相互理解で戦争が終わるの?」 中国オタクに対して比較的受け入れられやすいジャンルの一つに、 「軍事ネタ」 というのがあったりします。 中国では軍事関係のニュースがわりと重要な扱いになっていますし、 (国内、国際と来て次が軍事か財政経済といった順番でしょうか) 学校でも軍事訓練が行われたりしていますから、日本に比べて軍事ネタは身近で分かり易いネタとなっています。 ただ、具体的な「感覚」に関してはちょっとした違いが存在するようで、日本のアニメや漫画に出て来る軍事関係のネタは楽しめるモノではあるものの、不思議に感じたりすることもあるようです。 先日、中国のソッチ系の掲示板で 「アニメの中の戦争と相互理解」 といったことに関してのやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
対馬はかつて「島全体が要塞」と言われたほど、あちこちに砲台があった。その数30以上。それが離島ゆえにダイナミックに跡地が残っている。 それはまるで「天空の城ラピュタ」を彷彿させるような、“伝説の地に踏み入ってしまった”的錯覚を覚えるものだった。
今日の横浜北部はまたまたよく晴れました。気温は相変わらず真冬ですが、昼間はなんとなくしのげる感じが。 さて、久しぶりに記事の要約を。私が関心を持っているテクノロジーと戦争の変化についての興味深い記事を。 ==== 民主制度に攻撃する無人機 by ピーター・シンガー ●民主制国家では、歴史的に戦争と国民の間に深い絆があった。 ●ところがアメリカの最近のテクノロジーの変化のおかげで、この絆に大々的な変化が起こっている。 ●10年前にはロボットが戦争を戦うというのはハリウッド映画に出てくる単なるファンタジーだったが、いまはそれが現実になっている。 ●現在の米軍は、無人機を7000機もっており、地上には12000機の軍事ロボットが活躍している。 ●去年の2011年には、このようなロボットが6カ国で攻撃を行っているのだ。 ●われわれはもう宣戦布告をしていない。最後に議会がこれを行ったのは一九四二年で
今日の横浜はくもり空で、朝からかなり冷え込みました。冬ですね、これは。 さて、すでに告知した通り、本日は午後からあのジェレミー・ブラックの講演を聞いてまいりました。 ブラック教授といえば、戦略学や軍事史を英語圏で勉強したことがある人なら必ず読んだことがある、現代トップレベルの軍事史家であります。 もともと幅広い時間の概念と文化を越えた幅広い知識をつかって縦横無尽に議論を展開することに定評があり、得意の軍事史の他、世界史や外交史、それに地理や地図と政治の関係(そして地政学)など、実に多くの分野に関する本を書いております(私のオススメの本はRethinking Military HistoryとGeopolitics)。 本人の口から聞いて驚いたのですが、彼の出版した本はすでに百冊を越えているとか。もちろんネタがかなりかぶっているものがあるので、全体的なクオリティーの劣化が心配されるところです
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