◇主観的情報、ワクチンに 新聞各紙は、6月7日午前、東京電力福島第1原子力発電所の事故原因解明や安全規制のあり方を検討する事故調査・検証委員会の初会合が開かれたと報じた。委員長が畑村洋太郎氏だと聞いて、少しだけ明るい気分になった。 氏が「原因究明を優先するため責任追及はしない」と語ったことで、早くも不安を抱いた方もいるかもしれない。たしかに、氏が語ったという、原因究明と責任追及の関係については、少し説明がいるだろう。 畑村氏は知る人ぞ知る「失敗学」の創始者で、科学技術分野における主要な失敗の事例を系統的に分析してきた第一人者である。手近なパソコンでいちど、お暇な折に「畑村洋太郎のすすめ 畑村創造工学研究所」で検索してみてほしい。そこに載っている「失敗知識データベース」は、知りたい人が知りたいときに、知りたい中身を、欲しい形で利用できるように工夫されていて、圧巻だ。 畑村氏の考え方の基本は「
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