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経済学に関するkgbuのブックマーク (50)

  • 乗数効果を知らない財務相 : 池田信夫 blog

    2010年01月27日12:25 カテゴリ法/政治 乗数効果を知らない財務相 きのうの参議院予算委員会でこういう問答が行なわれた(ネット中継2:00~) 菅財務相「1兆円の予算を使って1兆円の効果しかない公共事業はだめだ」 林芳正(自民党)「では子ども手当の乗数効果はどれぐらいか」 長厚労相「子ども手当は実質GDPを0.2%押し上げるが、乗数効果はわからない」 林「GDPの増分を財政支出で割れば乗数効果は出るだろう」 仙谷国家戦略担当相「1以上であることは間違いない。幼保一体化すれば・・・(ヤジで意味不明)」 (中断。3分後に再開) 菅「子ども手当の消費性向は0.7程度。定額給付金は0.3ぐらいだった」 林「消費性向と乗数効果の違いを説明してください」 (中断。3分後に再開) 菅「乗数効果の詳細な計算はまだしていない」 林「計算すればわかるだろう。消費性向と乗数効果の関係は?」 菅「1兆

    乗数効果を知らない財務相 : 池田信夫 blog
    kgbu
    kgbu 2010/01/28
    とても素朴な疑問だけど、乗数効果で政策の効果を測定するのは、政策によって1回のturnの長さが違う場合には比較に使えない値じゃないかしら、とか、思う。後で調べる暇、なさげw
  • 存在論的ブラック・スワン : 池田信夫 blog

    2010年01月26日23:56 カテゴリ経済 存在論的ブラック・スワン タレブが"Black Swan"の第2版で追加した部分をツイッターで紹介している。あれを読んだとき誰もが感じる疑問は、彼はフランク・ナイトを読んだことがないのかということだが、これに反論してタレブは、ナイトのリスクと不確実性の区別は質的ではないという。 たとえば世界貿易センタービルで働いていた人にとって9・11は確率ゼロのブラック・スワンだったが、そこに突っ込む飛行機に乗っていたテロリストにとっては確率1に近い出来事だった。両者を知っている神がいれば「存在論的リスク」は計算可能かも知れないが、神はいないので、すべての社会現象はナイトの意味で不確実なのだ。それが機械的なリスクに見えるのは、特定の座標軸を固定した場合の錯覚にすぎない。 Black-Scholes公式に代表される経済学の理論は、社会の質的な複雑性を捨象

    存在論的ブラック・スワン : 池田信夫 blog
  • NIRA政策レビュー No.40 ケインズ政策再考 - review40.pdf

    ケインズ理論の復権 私の学生時代には、ケインズ理論が大学で熱心に教え られていた。当時は教科書にある流動性の罠の考え方を 一生懸命に理解しようとしたものだ。しかし、それから 20年近く、流動性の罠もデフレも現実の世界で経験する ことはなかった。教科書の世界のケインズ経済学と現実 の経済の間には大きなギャップがあったのだ。 ところが、1990年代の後半、日経済にとってはデフ レと流動性の罠が、マクロ経済政策上の最大の関心事と なったのだ。それでも90年代は日だけの特殊な出来事 と見られていたが、今回の世界的同時不況で、ケインズ 理論は政策論議の最前線に躍り出てきた。世界の多くの 国にとって、 「ケインズが考えた世界」は何十年も経験 したことのないものであった。これまで経験のない大胆 な財政政策と金融政策のアクセルをどこまで踏み込むの かが大きな問題となった。この号でも、専門家の方々が そ

  • コンセンサス型企業の終焉* : 池田信夫 blog

    2010年01月07日09:32 カテゴリ経済テクニカル コンセンサス型企業の終焉* きのうの記事には意外に大きな反響があり、いろいろなコメントやTBもついたが、すべてに答えることはできないので、MITの大学院生からの「会社は当に株主のものか?」というTBに簡単にお答えしておこう。 きのうも書いたように、株式会社が株主のものであることは法的には自明である。しかし企業を公開会社にしなければいけないという法律はないのだから、「株主至上主義」がいやな経営者は、MBOで閉鎖会社にすればよい。現にアメリカでは公開会社の「閉鎖化」が進行している・・・というのが彼女への短い答である。 少しテクニカルな話を補足すると、学問的には株式会社より効率的なガバナンスがあるかどうかについては長い論争がある。特に日企業のパフォーマンスが高まった80年代には、マイケル・ポーターなどが「長期的視野」で経営できる日

    コンセンサス型企業の終焉* : 池田信夫 blog
  • 成長戦略の考え方* : 池田信夫 blog

    2009年12月20日17:31 カテゴリ経済テクニカル 成長戦略の考え方* 菅直人副総理が、ブログでこう書いている:私は今の日は供給が不足していた高度成長時代と違い需要が不足している。新しい需要を生み出すことが成長の柱になると反論。[・・・]供給側の効率を高めればよいとするサプライサイド経済政策は需要に対して供給が不足気味で完全雇用状況にある時には適しているが、供給が過剰失業が多いデフレ状況では適していない。(原文ママ)これは成長戦略としては間違いである。前にも書いたように需要か供給かという問題の立て方がおかしいのだが、しいて立てるとすれば、需要不足は短期には問題だが、成長戦略は定義によって長期の問題である。よく知られているソローの新古典派成長理論のもっとも単純な形では、次のような生産関数で所得Yをあらわす: Y=F(K,L) ここでKは資、Lは労働、Fは生産関数である。成長理論には

    成長戦略の考え方* : 池田信夫 blog
    kgbu
    kgbu 2009/12/21
    いろんな齟齬があるんだなぁ。短期、長期の違いのほかに、どんな認識のズレがあるだろう。需要、供給の定義も違っているのかもしれんw
  • [中級経済学事典] 長期的関係と戦略的行動 - 池田信夫 blog

    人は戦略的行動が苦手だとよくいわれるが、その原因はゲーム理論でよく知られるフォーク定理で説明できる。これは経済学部の学生なら知っているが、90年代以前に勉強した人には何のことかわからないようなので、簡単に説明しておこう。長文でテクニカルなので、ゲーム理論に興味のない人は読む必要はない。 ゲーム理論というと、囚人のジレンマぐらいは知っている人が多いだろう。これは図のように、2人のプレイヤーが協力(C)するほうが裏切る(D)より望ましいのだが、合理的に行動すると両方とも裏切ることがナッシュ均衡になるゲームだ: このパラドックスは、1回限りのゲームを考えるかぎり避けることができないが、ゲームが無限回くり返されるとすると、避ける方法がある。プレイヤーAが一方的に裏切ることによって得られる一時的利益は3だが、2回目のゲームからは相手のプレイヤーBも頭にきて裏切ると、両方とも利得は1になるから

    kgbu
    kgbu 2009/10/13
    繰り返しゲームおけるmini-max以外の均衡に関する話。フォーク定理というらしい。自分は「合理的判断」ってところを信じていないが、期待や信念というものが十分安定した形であるとすれば、まぁ納得。
  • 経済学の事故調査委員会 - 池田信夫 blog

    今週のEconomist誌の特集は、経済学(および経済学者)の批判だ。マクロ経済学のパートと金融理論のパートがあるが、前者、特にルーカス以降の「数学的な飾りばかりで中身のない」動学マクロ理論についての評価は非常にきびしく、各国の中央銀行がこんな「別世界の哲学」を政策の基準にしたことが今回の悲劇の一因だと断罪している。 金融理論については、効率的市場仮説(EMH)や金融工学を批判しているのは当然だが、今回の失敗は金融工学の欠陥といった高級な問題を持ち出さなくても説明できる。Black-Scholes以来の金融工学は、すべての資産価格が独立に動く(相関がゼロ)と仮定しているので、今回のようにすべてのバブルが一挙に崩壊するといった強い相関がある場合には、そもそも金融工学を使うのが間違っていたのだ。 だから真の問題は、マクロ理論や金融工学が役に立たないということではなく、それより役に立つ理論が

    kgbu
    kgbu 2009/07/17
    役に立たなかった「経済学」を調査してもしょうがないが、経済の危機の実態を検証することには意味があるだろう。それが経済学と呼ばれるかどうかはともかく。
  • 池田信夫「イノベーションの経済学」第1章 イノベーションとは何か:next global jungle

    当サイトは、IT系を中心に多彩なジャンルのニュースを扱ったブログです。海外サイトの翻訳記事もありますよ。 先日「e-ラーニング「SBI大学院大学」がYouTubeに池田信夫の講座動画を公開」という記事を書きました。 YouTubeでアップされている池田信夫さんの「イノベーションの経済学」という授業が非常に面白そうだったので、日「第1章 イノベーションとは何か」を受講してみました。 池田信夫さんは難しいことをすごく分かりやすく説明してくれます。 経済学素人の僕でも、非常に興味深く受講できました。 なんだか、ちょっとだけ頭が良くなったような気がしてきています。(笑) 以下は「第1章 イノベーションとは何か」の9つの動画です。 動画の下のコメントは、僕が気になるところをメモ的にピックアップしたものです。 来週末に「第2章」を受講してみたいと思っています。 イノベーションの経済学 第1章 イノベ

    kgbu
    kgbu 2009/03/09
    YouTubeで公開されていた講義を起こした力作。なんとなく他人のノートを借りた気分。
  • デフレ期待を払拭する確実な方法;負けない賭け - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜

    ●Nick Rowe, “Central Banks should bet on recovery - literally”(Worthwhile Canadian Initiative, December 22, 2008) Ben Bernanke should publicly bet $1 trillion dollars that the US economy will recover quickly from deflation and recession. He should make that bet on the Fed's behalf. The Treasury should publicly disavow all responsibility for bailing out the Fed if Bernanke loses the bet. If he lose

    デフレ期待を払拭する確実な方法;負けない賭け - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
    kgbu
    kgbu 2009/02/15
    デフレにならないことに賭け、デフレになったら、それを打ち消すような結果が待っていればよい。という話。まぁ、そういう期待を持たせるような政策をとる必要があるのは確かかも。
  • 経済学者のコンセンサス - 池田信夫 blog

    Mankiw's blogより: 「経済学者が3人いたら意見は4つある」などといわれたのは昔の話で、現在はかなり広範な合意が成立している。家賃の規制は借家の質と量を悪化させる (93%) 関税や輸入割当は経済的福祉を悪化させる (93%) 変動為替相場制は、国際金融調整に効果的だ(90%) 財政政策は不完全雇用においては景気刺激効果をもつ(90%) アメリカ海外へのアウトソーシングを規制すべきではない(90%) アメリカは農業補助金をやめるべきだ(85%) 地方政府は、プロスポーツの地方拠点への補助金をやめるべきだ(85%) 連邦政府の財政収支は、単年度ではなく景気循環のサイクルを通じて均衡させるべきだ (85%) 社会保障の負担と給付のギャップは、今後50年間に維持不可能な規模に拡大する(85%) 所得の間接的な再分配より現金支給のほうが福祉を高める(84%) 財

    kgbu
    kgbu 2009/02/15
    元ネタはMankiewのblog。米国での話らしい。
  • ニューディールが大恐慌を長期化した - 池田信夫 blog

    Cole-OhanianがWSJに、彼らの大恐慌についての実証研究を要約している:1930〜32年に総労働時間は1929年の水準から18%下がったが、ルーズベルト大統領の就任後の1933〜39年には23%下がった。その最大の原因は、ニューディールである。特に1933年に制定されたNIRA(National Industrial Recovery Act)によって反トラスト法が停止されて価格カルテルが公認されたため、最終財の価格が上昇し、需要が低下した。 さらに1935年にワグナー法によってストライキや賃金カルテルを合法化したため、1930年代後半に実質賃金は25%も上昇した。1937〜38年に実質GDPが低下した原因は、37年に連邦最高裁がワグナー法を合憲とし、実質賃金が急激に上がったためだ。 オバマ大統領は、長期的な成長率を高める政策に集中すべきだ。それは金融システムを再建するとともに、

    kgbu
    kgbu 2009/02/03
    大きな政府は危機に際してはバッファとなるが、景気浮揚の足枷ともなる。整合的だと思う。どこまでが危機か、の判断に問題があるのだろうか。
  • マクロ政策についてのまとめ - 池田信夫 blog

    ダイヤモンド・オンラインには、上杉隆氏に続いて保田隆明氏も、定額給付金が「マクロ経済学の大原則」だとかいう記事を書いている。こんな初歩的な間違いを編集部がチェックできないのは、ジャーナリストにマクロ経済学が理解されていないからだろう。こうした誤解が国会の混乱した増税論議の原因にもなっているので、現在の経済学の通説を簡単にまとめておこう:財政政策の効果は疑わしい:保田氏が信じている1960年代の経済学とは異なり、現代のマクロ経済学では、財政政策の乗数効果はきわめて低いというのが実証研究の結果である。特に大恐慌については、ケインズ的な財政政策の効果はゼロに近かったというのがChristina Romerなどの結論だ。 今年の減税を2年後の増税でファイナンスするのは無意味だ:自民党の財政タカ派は、なぜか増税の時期を明記することが政治家の「矜持」だと思っているようだが、2年後に増税するという条件

    kgbu
    kgbu 2009/01/24
    いいかげん周囲の無知に痺れをきらしたのか、「現代マクロ経済学の11の常識」をまとめてくれました。私のような素人には大変ありがたい。紹介されている日銀のレビューシリーズをまずは読んでみたい。
  • The Theory of Corporate Finance - 池田信夫 blog

    著者のもとで博士課程にいた研究者の話によると、著者は「普通の人の10倍のスピードで仕事をする」そうだ。もちろん質も高く、彼の書いた産業組織論の教科書やFudenbergと共著のゲーム理論の教科書は、いずれも古典である。書も、企業金融や企業統治の教科書の世界標準となるだろう。まだ第1章「企業統治」しか読んでないが、最近の出来事と少し関連がありそうなので、紹介しておく(一部は版元のホームページからダウンロードできる)。 著者の立場は、いかにして企業価値を最大化し、それを株主に還元させるかという「狭い意味での企業統治」を論じるものである。「ステークホルダー」とか「社会的責任」などの問題は、契約や法で解決すべきで、企業経営にそういう色々な利害関係者を入れると、利益相反が生じやすい。 経営者のモラル・ハザードを防ぐには、ストック・オプションのような形で株主と経営者の利害を共通にする方法と、モニ

    kgbu
    kgbu 2009/01/24
    経営者が(株主にとって)まっとうに仕事をするための要件を整理してあるらしい。
  • 労働者管理企業としての日本企業 - 池田信夫 blog

    雇用問題への関心は私の想像した以上に強く、メディアの取材もそこに集中している。これはいい機会なので、企業統治の観点からこの問題を考えてみよう。 日企業は、よく「労働者管理」だといわれる。これは冗談ではなく、日企業の経営者はほとんどがサラリーマンで、株主の議決権は「持ち合い」などで制限され、ROEは平均数%と先進国で飛びぬけて低い。いろいろな指標でみて、日の会社は、かつてのユーゴスラビアのような労働者管理企業の特徴をそなえているのだ。 こうした企業が、かつては理想だと考えられていた。サンディカリズムは、資蓄積を否定して組合による企業経営を指向した。ユーゴはそれを国家レベルで実現した。エンゲルスはサンディカリズムを「空想的社会主義」と軽蔑したが、「労働者が自分の主人になる」という理想は、実はマルクスの掲げたものであり、それ自体は美しい。最近よく話題になるベーシック・インカムも、フラ

  • 部族社会と大きな社会 - 池田信夫 blog

    雇用問題の質は「市場原理主義」でも「階級闘争」でもない。戦後しばらく日社会の中核的な中間集団だった企業の求心力が弱まり、社会がモナド的個人に分解されることだ。それは農村共同体が解体して社会不安が強まった1930年代の状況と似ている。かつてのような軍国主義が出てくることはないだろうが、こういうとき警戒すべきなのは、かつての青年将校のような短絡的な「正義の味方」である。 このような伝統的コミュニティの崩壊は、近代化の中では避けられない過程で、多くの人々がそれを論じてきた。これをもっとも肯定的に論じたのは、マルクス・エンゲルスだった。遠い昔からの民族的な産業は破壊されてしまい、またなおも毎日破壊されている。これを押しのけるものはあたらしい産業であり、それを採用するかどうかはすべての文明国民の死活問題となる。[・・・]昔は地方的、民族的に自足し、まとまっていたのに対して、それに代わってあらゆ

    kgbu
    kgbu 2009/01/21
    部族社会という、遺伝的とも言える尻尾が、今後も情緒的な拠り所であるのは納得が行く。それを失うことも不可避だろうが、部族社会も生物学的には後天的な属性だろうから別の社会形態が代替不能とは言えないだろう。
  • 隷属への道 - 池田信夫 blog

    書の初版は1944年である。それから65年たっても原著がまだ(3種類も)カタログに存在し、日語訳もこうして新版が出るのは、もはや古典としての地位を確立したからだろう。原著はアメリカで100万部近いベストセラーになったが、書評で取り上げたのはAERだけだった。書によってハイエクは「資家を擁護する保守反動」というレッテルを貼られてしまい、のちのち書の出版を後悔することになる。 書をいま読むと、当時なぜそれほど悪評高かったのか、理解に苦しむだろう。「社会主義は破綻する」とか「財産権が自由な社会の基礎だ」といった、当たり前のことばかり書かれているからだ。しかし書が出版されたころ、日では軍国主義が猛威を振るい、欧米でも社会主義が未来の経済システムとみなされ、ケインズの「修正資主義」が賞賛されていたことを忘れてはならない。当時ハイエクは、たった一人でこうした計画主義と闘ったのだ。

    kgbu
    kgbu 2009/01/11
    意図と結果の因果関係の「単純な」整合が、マクロの経済において成立しない、というのは理解できる。一方、市場の枠組みをいじる政策が経済を変えないわけではない。その予見が困難であることと自由の関係を知りたい
  • ハイエクのジレンマ - 池田信夫 blog

    Marginal Revolutionで、ハイエクをめぐる議論が盛り上がっている。この記事(のリンク先のエッセイ)もおもしろいが、コメントの水準も高い。これを読むと、アメリカのブログがアカデミックな議論の場になっていることがわかる。 ここでTyler Cowenが提起している「ハイエクには意味があるか?」という問題は、自由主義の将来を考える上で重要である。ハイエクは、社会主義を否定して市場の自生的秩序を賞賛したが、彼の主張には致命的な矛盾が含まれている。社会主義も、それ自体が政治的な進化の結果、成立したという意味では自生的な秩序だからである。 資主義も、ハイエクの想定するような自生的な進化の結果うまれたものではない(そうであれば地球上のすべての文明圏が資主義になっていただろう)。資主義は、財産権や絶対主義などの西欧に固有の法・政治的な制度によって生み出された特殊な経済システムであ

  • ハイエクの政治思想 - 池田信夫 blog

    書は、日語で書かれたハイエク論としては出色である。特に第3章のハイエクの自由論をゲーム理論で説明した部分がおもしろかった。書では伝統的なゲーム理論で考えているが、これを進化ゲームで説明しなおしてみよう。 ハイエクの「自生的秩序」という概念は曖昧だ。市場が当に自然発生的に出てくるものなら、西欧文明圏以外で大規模な市場が発展しなかったのはなぜなのか。また個人が欲望のままに行動したら予定調和が出現するという論理的根拠は何か――そういう問題をゲーム理論でうまく説明できる。 個人が利己的に行動した結果、調和が実現するのは、ゲーム理論でいう協調ゲームになっている場合である。この場合には、協力も一つのナッシュ均衡(進化的安定戦略)なので、いったん自生的秩序が実現したら、そこから逸脱するインセンティヴはない。しかし、このようにすべてのメンバーの利得関数が同じ向きになっていることはまれで、多くの

    kgbu
    kgbu 2009/01/10
    ハイエクの依って立つ行動原理が、社会的生物としての進化・進歩の過程で「部族感情」に基づくものだという話など。
  • Paul H. Rubin - Evolution, Immigration and Trade

    Special to washingtonpost.com's Think Tank Town Monday, May 7, 2007; 12:00 AM It was once thought that humans are born as "blank slates" to be programmed by our families, culture and society. While those forces play an important role, evolutionary psychology teaches us that human behavior is also the product of the environment in which humanity evolved -- that many of our intuitions are ingrained

    kgbu
    kgbu 2009/01/10
    遺伝的(社会的)に継承されてきた振る舞いが経済や政策に与える影響についての論文 2009/1の池田信夫氏blogよりリンクあり。人間は、生物として経済合理的にできているわけではないという、素人からすると当然の話
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