神戸・関空路線をさらに大幅減便へ 全日空2008年12月25日0時17分印刷ソーシャルブックマーク 全日本空輸が来年度、関西空港と神戸空港の発着路線で大幅な減便・休便を実施する方向で調整していることが分かった。今秋、関空路線を中心に便を減らしたばかりだが、景気後退が鮮明になったため追加策を検討する。 関空路線では、高知便(1日3往復)と松山便(3往復)で、それぞれ1往復ずつ減らす方向。両便とも利用率が40%前後と低迷しているため。このため、高知県は現在6往復の伊丹便を増便するよう求めている。愛媛県は、需要が戻った場合、復便を求める。 神戸路線では、1日3往復の羽田便を2往復にするほか、仙台便を休止する。仙台便の利用率は30%台にとどまっており、神戸市空港事業室の担当者は「やむを得ない」と話す。ただ、羽田便は60%台を維持しているため「存続を強く要望し、話し合いを続けている」と反発している。