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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (23)

  • 上野千鶴子氏は反省のしどころを間違えているのでは? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    上野千鶴子氏が、弟子筋の北田暁大氏による厳しい批判に対して率直に反省したと話題のようですが、 https://synodos.jp/politics/19136 (脱成長派は優し気な仮面を被ったトランピアンである――上野千鶴子氏の「移民論」と日特殊性論の左派的転用) https://wan.or.jp/article/show/8029 (北田暁大さんへの応答 ちづこのブログNo.125) 正直言って、上野さんはより倫理主義的な方向に、つまりあえて言えば無責任に反省しやすい方向にのみ反省してしまった感があります。 私の理解するところ、北田氏による批判は、近年の松尾匡さんやブレイディみかこさんとの鼎談などとも共通の観点から、外国人労働者問題を素材にしつつ、上野氏のいわゆる日リベラル特有の「一見やさしさを装った「脱成長」の仮面の下には、根拠なき大衆蔑視と、世界社会における日の退潮を直視

    上野千鶴子氏は反省のしどころを間違えているのでは? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2018/08/20
    『北田氏の批判のもっとも本質的な批判であり傾聴すべき点をあえて耳に入れず、自らの過去の立論からして一番受け入れやすい点…一番もっともらしく語りやすい点でのみ受け入れて見せたのではないかと思われます』
  • 「リベラル」関係エントリ大公開 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    フランス人としてごく普通に育った女性が、日人マンガ家と結婚したために、アメリカ方言と日独特のニュアンスに満ちた言語に違和感を感じるのは、あまりにも当たり前なのですが、あまりにも日独自の言語空間にどっぷりつかったまるどめな人々には理解できないようです。 https://twitter.com/karyn_poupee/status/914071602450522112 海外では「リベラル」と言ったら「右側」という意味ですが、日では「左側」ですね。例えば、仏大統領マクロン氏は「超リベラル派」と言ったら「大企業と富裕層を重視する」という意味です。こんな批判は左側から来る。 だから日政治についての記事を書く時に説明しないと海外で誤解が生じる。 と、偉そうなことをいっている私だって、20年前にヨーロッパに勤務して向こうの言語空間を浴びていなかったら、多分多くのまるどめ諸氏と変わらなかったは

    「リベラル」関係エントリ大公開 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • そんなに「近代」が嫌いなら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今朝の朝日の1面左側のでかい記事に、例の『日会議』の菅野完さんが噛み付いていますが、これは完全に同意。 http://www.asahi.com/articles/ASJDY5DR2JDYULZU005.html(経済成長は永遠なのか 「この200年、むしろ例外」) https://twitter.com/noiehoie/status/816430449266343936 しかし今日の朝日は酷いな。購読辞めたろかなと思うほど酷い。・・・「経済成長はえいえんなのか?」とかいう記事は酷すぎる。「朝日的なものが経済成長に懐疑的であること」の社会的罪悪を完全に理解してない。最低だよこれ。 https://twitter.com/noiehoie/status/816430986594422785 朝日の論説委員・原真人氏の記事らしいのだが、「経済成長してないとはいえない」として挙げられる事例が

    そんなに「近代」が嫌いなら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2017/01/08
    『経済成長は永遠なのか 「この200年、むしろ例外」』正月の朝日新聞記事は、『腹ふくれ満ち足りたブルジョワの息子の手すさび』の近代否定であると。しかも陳腐で有害。
  • トランプとサンダース - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    と言うわけで、結局アメリカ大統領選はトランプの勝利となったようです。 改めて考えてみると、アメリカ国民の不満はマスコミ報道以上に大きいものがあったということで、それが民主党ではサンダース現象、共和党ではトランプ現象という形を取ったけれども、民主党はなまじヒラリー・クリントンが強すぎてサンダースが負けたけれども、共和党は主流派がばらばらだったおかげでトランプが勝ち、結局そっちに流れた、という理解で良いのでしょうか。 同じ不満派といってもより粗野で野卑で粗暴で排外的な方になってしまった感はありますが、それも運命ということなのでしょう。 ということで、ここで改めて6月にお送りいただいた『バーニー・サンダース自伝』を思い返しておきます。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-bdb8.html (『バーニー・サンダース自伝』)

    トランプとサンダース - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2016/11/11
    『勤労者家族の生活を改善する政策を追及することに真剣である程度に応じて…協力する用意がある。彼が人種差別的、性差別的、排外主義的、反環境的政策を追及する程度に応じて、我々は彼に激しく反対するであろう』
  • 松尾匡・橋本貴彦『これからのマルクス経済学入門』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    松尾さんのサイトで紹介されていたので購入。松尾匡・橋貴彦『これからのマルクス経済学入門』(筑摩書房)は、昔の『近代の復権』のリニューアル版という感じもありますが、細かいところも結構興味深い論点があって、一気に読みました。 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__160314.html なにしろ、 搾取と貧困が深刻化する今、「階級」「疎外」「労働価値説」「唯物史観」といった、マルクス経済学の基礎概念を再検討し、現代的な意義を明らかにする、画期的な書! ですからね。 一見とてつもなく時代遅れでアウトオブデートな議論に見えて、実は世に横行する諸々の議論よりもずっとアクチュアルな概念であることを見事に論証していく手際がかっこいい。 そしてそれが実は、例えば松尾流疎外論が、昨今どこかで話題になっている「意識高い系」に対する根底的な批判になっていたりするわけです。 ・・

    松尾匡・橋本貴彦『これからのマルクス経済学入門』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 労働組合は成長を拒否できるのか?: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳) コメント  投稿: 本村康夫 | 2016年1月18日 (月) 23時12分

    連合総研の機関誌『DIO』311号をお送りいただきました。 http://rengo-soken.or.jp/dio/pdf/dio311.pdf 特集は「希望としての定常型社会〜成長戦略への対抗軸を求めて〜」で、次のような論考が並んでいるのですが、 希望としての定常型社会 広井良典……………………6 金利と利潤のない経済の構想 水野和夫 …………………10 救済から必要へ−寛容な社会と格差是正 井手英策 …………………14 社会的分断を超えて 筒井淳也 …………………18 正直言って、労働者の労働者としての利益を追い求めるために存在するはずの労働組合のシンクタンクが、こういう(あえてきつい言い方をしますが)腹ふくれ満ち足りたブルジョワの息子の手すさびみたいな議論をもてあそんでいて良いのでしょうか、という根的な疑問が湧いてくるのを禁じ得ません。特に最初の二つ。 心のビッグバンだの、精神革

    労働組合は成長を拒否できるのか?: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳) コメント  投稿: 本村康夫 | 2016年1月18日 (月) 23時12分
    kj-54
    kj-54 2016/01/18
    『労働者の労働者としての利益を追い求めるために存在するはずの労働組合のシンクタンクが、こういう・・・腹ふくれ満ち足りたブルジョワの息子の手すさびみたいな議論をもてあそんでいて良いのでしょうか』
  • 勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    産経の記事ですが、 http://www.sankei.com/politics/news/151218/plt1512180033-n1.html (労働生産性、先進7カ国で最低 茂木友三郎生産性部会長「勤勉な日が…残念な結果」) 日の生産性が低いことは以前から繰り返しブログでも取り上げてきていますが、この新聞記事を見てがっくりきたのは、日生産性部のトップともあろうお方が、こんな認識であったのか、といういささかの絶望感でありました。 茂木会長は、「日は勤勉な国で、生産性が高いはずと考えられるが、残念な結果だ」と評価した。 生産性のなんたるかがよくわかっていない市井の人々はよくこの手の間違いをしますが、さすがに日生産性部会長がこの言葉はないでしょう、と。 茂木会長は「労働人口が減少する日が国内総生産(GDP)600兆円を達成させるためにも、生産性の向上が必要で、特にサー

    勤勉にサービスしすぎるから生産性が低いのだよ!日本人は: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2015/12/20
    『生産性を上げるには、もっと少ないサービス労務投入量に対して、もっと高額の料金を頂くようにするしかありません』
  • 学部と職業 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    大和総研のHPのコラム「不可測な時代の教育サービス」( 岡野武志氏)に、大学の学部学科と就職先職業(会社じゃなくって)の興味深いグラフがあったので、紹介しておきます。 http://www.dir.co.jp/library/column/20150910_010106.html 主な分野(関係学科)の就職状況をみると、就職者数が多い「社会科学」と「人文科学」では、「事務従事者」と「販売従事者」に分類される職業への就職者が7割を超える。「事務従事者」と「販売従事者」には、他の分野からも一定の採用があり、この二つの職業で就職者全体の過半を占める。日では、採用後に企業の特性に合わせて能力開発を図る、いわゆるメンバーシップ型が根強いものとみられる。 一方、「保健」や「工学」、「教育」などの分野では、「専門的・技術的職業従事者」に分類される職業に就く比率が高い。産業別にみても、「保健」では「医療

    学部と職業 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2015/09/13
    『…「文学者」を大学教授として維持するために、その学生たちにとっては卒業後の職業人生には役に立たなくても、「文学」を大学で教えるという社会的形式を守らなければならない…」
  • ユニクロの変形時間制 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    日経の一面トップにでかでかと載っていますが、 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ19HPS_Z10C15A8MM8000/(ファストリ、週休3日制導入 地方の正社員1万人対象) ファーストリテイリングは10月、週に4日働いて3日休む制度を国内の全従業員の5分の1に当たる約1万人の正社員を対象に導入する。介護や子育てのために正社員を諦める層のつなぎ留めや採用増などにつなげる。人材獲得競争が激しくなる中、人手不足感が強い小売業やサービス業を中心に勤務体系を柔軟に見直し働き方を多様化する動きが広がりそうだ。・・・ 人手が集まらなくて店を閉めざるを得なくなっているWとかDとかを尻目に(http://www.asahi.com/articles/DA3S11922848.html)、かつては同じようにブラック企業と叩かれていたユニクロが、いまや限定正社員、ワ

    ユニクロの変形時間制 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2015/08/20
    『ある企業が変形労働時間制を導入しますという、「ふう~ん、それで?」となるような話題が…「多様な働き方広がる」と見出しがつけられるというところにこそと…ユニクロのすごさが現れていると言うべきか』
  • 人手不足の状態を保つことこそ人手不足対策 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    平家さんの「労働、社会問題」ブログが、「人手不足対策の空騒ぎ」というエントリを書かれています。 http://takamasa.at.webry.info/201411/article_2.html 人手不足の代表とされる外産業と建設業について、極めて辛辣な表現で安易な人手不足対策論を叩きます。 外産業の雇用はかなり急速に拡大しているので、絶対的な供給不足というわけではなさそうだ。この産業で不足しているのは、低賃金労働者だ。・・・・・これを人手不足と呼ぶべきだろうか?このような労働条件でも簡単に人が集まるというのは、深刻な仕事不足だったからだ。現状は、仕事不足が解消してきたととらえるのが正確ではないか?景気が回復すれば、このような現象が起こるのが当たり前で、国民の負担で対策などを打つ必要はない。 だからこそ、今まで我が世の春を謳歌していた某外大手が、大量閉店に追い込まれたりしているわ

    人手不足の状態を保つことこそ人手不足対策 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 人手不足と採用難の悪循環 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    リクルートワークス研究所が7月24日に発表した「人手不足の実態に関するレポート」に、興味深い分析が載っています。 http://www.works-i.com/pdf/140724_hit.pdf 「人手不足の影響と対応に関する調査」によると、人手不足に関連して当てはまる状況として、「同業他社が、賃金などの処遇を高めて募集をしていて、採用を巡る競争が厳しくなった」(25.6%)、「自社の正社員の労働時間が長くなっている」(24.6%)は、他よりも回答割合が高い。 業種別に見ると、飲サービス業において「同業他社が、賃金などの処遇を高めて募集をしていて、採用を巡る競争が厳しくなった」(36.8%)の割合が他の業種よりも高い。また、「業界のイメージが悪く、自社に応募者が集まりにくい」の割合は、建設業(32.6%)や飲サービス業(28.9%)において他の業種よりも高い。「自社のアルバイト・パー

    人手不足と採用難の悪循環 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2014/07/28
    『つい最近まで謳歌されてきた労働者にとってブラックな「好循環」をまっとうな「悪循環」に転化させたのは、残念ながら労働組合が支持する政権ではなく、その反対側の自公政権の金融財政政策であった』
  • 外国人労働問題をどう考えるか - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    WEB労政時報に掲載した「外国人労働問題をどう考えるか 」のうち、是非伝えておきたい部分をこちらに載せておきます。全文はリンク先を。 https://www.rosei.jp/readers/hr/article.php?entry_no=242(外国人労働問題をどう考えるか ) ・・・・・・・・・ ・・・ こうした外国人労働政策の転換の根拠のような形で示されているのが5月15日の経済財政諮問会議に提出された「選択する未来」委員会による中間整理です。 ※経済財政諮問会議専門調査会「選択する未来」委員会『未来への選択』⇒公表資料はこちら http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2014/0515/shiryo_05_2.pdf それによると、今後50年間人口減少が続き、今のままでは人口急減・超高齢社会が到来します。そこで、「人口減少

    外国人労働問題をどう考えるか - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2014/07/12
    『人口減少を補うために外国人労働力を導入すると言いながら、一方でそれは移民政策ではないと言う。移民ではないということは、言い換えれば長期間使い続けながら日本人として扱わないよ、永遠によそ者として扱うよ
  • 日弁連会長声明のどうしようもなさ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    日、日弁連が「「日再興戦略」改訂2014の雇用規制緩和に反対する会長声明」を発表してますけど、読んでそのあまりのレベルの低さに涙が出てきました。 http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2014/20140703.html 労働法制をわかっていない産業競争力会議がいうならまだいい。労働法制をわかっていないマスコミがいうならまだいい。 でも、法律家の右代表のはずの日弁連会長の声明がこのレベルですか・・・。 これは、日のみずほ総研のコンファレンスをお聴きになっていた方にとっては、そこで私が喋ったことの繰り返しになりますし、ブログ何回も繰り返してきたことでもありますが、何が法規制において問題とすべき事柄であり、何がそうではないかという問題の仕分けが、根的にねじけているという、産業競争力会議はじめとするそ

    日弁連会長声明のどうしようもなさ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2014/07/04
    『本来悪いはずの時間外労働をあえてやらせることに対する罰金として課されているお金が、あたかも時間に比例した賃金を払えと命じているように勝手に見えるだけです』
  • リベじゃないサヨクの戦後思想観 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    最近、仕事の関係もあって福祉国家論の周辺をいろいろ読んでいるのですが、今月出版された後藤道夫『戦後思想ヘゲモニーの終焉と新福祉国家構想』(旬報社)は想定した以上に興味深いものがありました。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4845109964/sr=1-7/qid=1164872198/ref=sr_1_7/250-9670210-7433052?ie=UTF8&s=books この後藤さんというのはかなりゴリゴリのサヨクのようなんですが、それだけにリベラルなサヨクの弱点がよく見えているなあという感じです。 要は、戦前の開発独裁(という評価は些かどうかと思いますが、それはともかく)を否定すべく、日はもっと市民社会にならなくちゃいけない、もっと個人の自由を、という「近代の不足」を基調とする戦後思想の中で、多くの戦後知識人が自由主義の格的批判を経験せず

    リベじゃないサヨクの戦後思想観 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2014/02/28
    「近代的自由の本格的規制の問題に知識人の関心が向かわなかった。自由というと、国家からの自由と市民的自立という側面でのみとらえられ、自由主義の持つ野蛮な市場至上主義や非民主的性格に関心が向かわなかった」
  • ヤルゼルスキ宅でお茶するワレサ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ワレサとかヤルゼルスキといっても、近頃の若い人々には何のことやら・・・かも知れませんが、まだソビエト連邦が強大な力を振るっていた32年前のポーランドで、連帯という名の労働組合を率いたワレサ氏と、首相として戒厳令を敷いたヤルゼルスキ氏が、今では好々爺然としてお茶をしているようであります。 http://www.thenews.pl/1/9/Artykul/105835,Walesa-takes-tea-with-former-communist-leader 当時、既に社会主義諸国の惨状はよく伝えられていただけに、ポーランドの連帯という名も熱いまなざしで見つめられていたようですが、今やそれも夢のまた夢というところでしょうか。 濱口先生、お久しぶりです。 この記事、当に感慨深いですね。 私は73年生まれですから、この手の話がはっきりと記憶にある最後の世代かと思いますが、以前、ポーランド出張し

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  • なりすましアカウント削除の連絡 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ようやく、去る1月16日に、twitter serviceより、私の名前と写真と用いた悪質ななりすましアカウントを削除したという連絡を受けました。 この間の経緯は、特に個人のなりすまし事案についてきちんと最後まで報告されたものは少ないようなので、これからもこういう悪質な行為は後を絶たないであろうことを考えると、広く皆様に共有していただく値打ちがあるかと思います。 既にブログでも述べたように、私のなりすましアカウントが現れ、あちこちに誹謗的な言辞をまき散らしはじめたのは昨年12月29日です。私は直ちにブログで警告を発し、なお脊髄反射する人が絶えないのを見て警告を繰り返しましたが、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-d4af.html(私の偽者がツイートしているようですので、ご注意下さい) http://eulab

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    kj-54
    kj-54 2013/01/18
    選挙でナット選挙活動がうかつに解禁されると、候補者のなりすましアカウントによるとんでもない言動で炎上してしまうと、事態が沈静化する前に大勢が決してしまいかねないという、おそろしい危険性がある
  • ハケンの来歴 by 大月隆寛 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    産経新聞のコラム「断」が止まりません。今度は大月隆寛氏。 http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/071206/acd0712060237001-n1.htm >「ハケン」と呼ばれてテレビドラマの題材にまでなっている派遣社員。でも、それを束ねる人材派遣業者、って昔からあるんですよね。口入れ屋とか桂庵(けいあん)とか言ってましたが。女中…あ、いや、今は家政婦さんって言わなきゃならないんでしょうが、要するにお屋敷や商家に奉公(これもすでに死語かも)するために、田舎から出てきた人がここに登録しておくと、希望する条件にかなった口があれば教えてくれる、と。紹介料をとっての商売なわけで、何のことない、江戸時代からあるものです。 明治以降だって、人手がたくさんいるようになった仕事の現場じゃ、必ずこういう商売は介在した。港湾労働に炭鉱、鉄道建設…などなど、そうい

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    kj-54
    kj-54 2013/01/18
    人材派遣業者ってのも由緒正しいその筋がらみの商売。ただし、そういう商売の者が、政府の委員会や財界の会合に出て大所高所からもの申す、なんてことは昔は絶対になかったし
  • 松尾匡さんが、TPPの俗論を斬る! - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    田中祐二・内山昭編著『TPPと日米関係』(晃洋書房)を執筆者のお一人である松尾匡さんからお送りいただきました。 松尾センセ、大活躍中でありますな。書はまだ松尾さんのサイトにアップされていませんが、一足先に紹介。 TPPをめぐる議論は、「はじめに参加ありき」のものや、特定分野の利害を過度に強調した反対論が多い。 書は、いま一度データを見直し、経済の理論と客観的な分析に裏付けられた説明を試みる。 リカードの比較生産費説から見たTPPに対する賛否両論の誤謬、ケインズの自由貿易と保護主義への態度、アメリカの貿易交渉の進め方やISD条項の問題点をやさしく解説する。 TPP問題が日米の政治的な駆け引きとして利用される現状を諫め、真の国益にかない、環太平洋や東アジアの諸国と相互互恵となる経済連携への方向を示す。 松尾さんの担当は「リカードの比較生産費説から見たTPPに対する賛否両論の誤謬」を暴露して

    松尾匡さんが、TPPの俗論を斬る! - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2012/09/14
    完全雇用で生み出された総生産物が、必ず全体として売れて吸収されるという「セイ法則」の仮定があるTPP反対論の中に、もっとも反動的な右翼ナショナリズム勢力が入り込んでいることに注意しなければならない。
  • 年少者の不当雇用慣行実態調査報告@婦人少年局 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    旧労働省の婦人少年局というところは、むかしは非常に熱心に女性や子どもたちの労働実態の調査をやっていたのです。とりわけ、今ではほとんど忘れ去られているでしょうが、年少者の不当雇用慣行について、1950年代の半ばごろにその実態を暴いた報告書は、東北地方、九州地方、近畿地方、関東甲信越地方の4分冊として、刊行されています。 おそらく今では役所の中でも誰も知らないであろうこの報告書を、ちょっと紹介してみましょう。今ではみんながうるわしく描き出す「三丁目の夕日」のちょっと前の時期の、日社会の凄絶な実態をちょっとの間だけでも思い出すために。 やはり、人身売買の家といえば東北地方で、1950年代にもこういうケースが結構あったようです。 >年齢:15,性別:女、業務内容:芸妓見習、前借金:1万円、備考:中学1年中退 もともと生家があまりに貧しいので、べるだけでもという親の考えと、芸者にすれば教育をし

    年少者の不当雇用慣行実態調査報告@婦人少年局 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2012/05/06
    現在70歳位の人達の貧困層の青春。「無知という前に自分の娘を私物視する観念がいかに根強くこれらの階層の中に残っているかを多くの事例は示している」
  • 各論なき総論哲学者の末路 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    権丈さんと一緒に(総論)政治学者を罵倒した話のより原理的な版ということか、 http://twitter.com/#!/hazuma/status/189325081900625920 ポピュリズムには反対だけど、大衆の善良な意志は信じる(キリッとかいう立場は論理的に存在しえないんですよ。ポピュリズムを肯定するか、エリート主義にいくか、どちらかしかありえないのです。だからぼくは、民主主義者としてポピュリズムを否定しない(否定できない)ってだけ 問題をポピュリズムに流されるか、エリート主義に行くかという二者択一でしか考えられないところが、(総論政治学者や総論政治評論家や総論政治部記者と同断の)総論しか頭の中にない哲学者という種族の宿痾なのだろう。 いうまでもなく、圧倒的に多くのことについては横町のご隠居程度の見識しかない大衆堂の皆さんにも、程度の差はあれ、これはという専門分野はある。 ほか

    各論なき総論哲学者の末路 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    kj-54
    kj-54 2012/04/11
    誰にもこだわりの「各論」てのがある。「総論」に巻き取られると不愉快になる「各論」が。大事なのは、そういう「おおむね大衆ときどき専門家」な人々の「民意」をどこでもってつかまえるべきなのか、ってこと。