欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)が公開したクエーサー「ULAS J1120+0641」の想像図(2011年6月29日提供)。(c)AFP/ESO/ M. Kornmesser 【7月2日 AFP】欧州の研究チームが6月29日、これまで見つかった中で最も遠くにある、中心に超巨大ブラックホールを持つ明るい銀河を発見したと、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。初期宇宙を探る手がかりになるとみられるという。 今回見つかった「ULAS J1120+0641」はクエーサーと呼ばれる種類の天体で、チリにある欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)の大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)と、英国がハワイ(Hawaii)で運用している赤外線望遠鏡を使った5年間の観測で見つかった。