最近、電子書店を終了するというニュースが相次いでいます。町の本屋さんが閉店して、そこで本が買えなくなるのと違って、電子書店の終了は「それまでそのお店で買った本も読めなくなる」という心配につながります。それはなぜなのか? そしてどんな対策が考えられるのか? 今回は最近のニュースをもとに考えて行きましょう。 画像付きのもっと詳しい記事はこちら ●大手も撤退? 「引き継ぎ」がキーワードに いわゆる「電子書店元年」以前も、日本には電子書店がたくさん存在していました。携帯電話でマンガを読むという文化が2000年代からあったからです。そこに、専用端末やスマホ・タブレットで文字ベースの本を読むスタイルが加わったため、大小さまざまな電子書店が存在することになりました。 代表的な電子書店を主とするものだけでも、アマゾンのKindle、楽天のKobo、ソニーのReader Store、紀伊國屋書店のKi