花宵道中 作者: 宮木あや子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/02/21メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 102回この商品を含むブログ (59件) を見る 吉原にある小見世「山田屋」で暮らす遊女達の話がオムニバス形式で綴られています。 因みに、表題作『花宵道中』は、女性のためのR-18文学賞の受賞作品ということで、つまりはそういう作品です。 でも、ただの官能時代小説とは違い、いやらしい感じはなく、すいすい読めました。 また、『花宵道中』のあとの作品は、受賞後に書かれた作品で、『花宵道中』での脇役を主役に書かれていたり、本編では書かれなかった事が書かれていたりと、続編的な感じですが、勿論、それぞれの作品の完成度も高いので個別に読んでも楽しめます。 実はあの人とあの人は親子だった、とか、姉妹だった、とか後になって分かるのが面白いです。 以下、ネタバレを含むあらすじと感想で
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