将棋の史上最年少棋士・藤井聡太四段(14)が26日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われた「第30期竜王戦決勝トーナメント1回戦」で、後手の増田康宏四段(19)を破り、歴代最多記録となる29連勝を達成した。 藤井四段は感想戦で「途中苦しく、最後は何とか食いついて、という感じだったですね。今日も含めて苦しい将棋は初めてだったので、非常に幸運です。次も強敵なので、全力でぶつかりたいと思います」と話した後、記者会見に臨んだ。 以下はその抜粋。 ―新記録について 「自分でも29連勝というのは本当に想像できなかったことで、喜びとともに非常に驚いてもおります」 ―どういう気持ちで臨んだ 「今日の相手は強敵の増田四段で、竜王戦決勝トーナメントという大きな舞台でということもあって、連勝記録は意識しないようにと思ってたんですけど、気を引き締めて臨みました」 ―29連勝で印象に残った対局は 「初戦