「消費税廃止」で景気が好転する 菊池氏もまた税制改革と合わせて、政府がデフレからの脱却に向けた経済政策を打つべきだと語る。 「まずは政府が積極的な財政出動をすることが第一です。民間に資金需要がない以上、政府がお金を使わなければデフレからは脱却できません。積極財政で景気を好転させると同時に、法人税や所得税を引き上げれば消費税を廃止してもそれ以上の税収が得られるでしょう。もちろん、消費税廃止自体が景気を好転させる『経済政策』としても機能します」 「消費税廃止」を実現することはできる。財源もある。そもそも30年前までは存在しなかった税なのだ。 出口の見えないデフレ不況に苦しむ日本経済。消費税が消費を冷え込ます大きな要素となっていることは明らかだ。その処方箋として、もっと真剣に「消費税廃止」が議論されても良いのかもしれない。