全国有数の進学校として知られる開成中学校・高校を運営する「開成学園」(東京都荒川区)に、12日開催予定の運動会の中止を求める脅迫文が届いていたことが11日、警視庁荒川署への取材で分かった。同学園は、生徒の家族だけに入場を制限して運動会を開催する。同署は威力業務妨害容疑などで捜査を始め、運動会当日に警察官を派遣して警戒に当たる。 同署によると、10日午前8時ごろ、同学園内の郵便ポストに「運動会を中止しなさい。さもなくば、開成生徒の誰かのお肉を召し上がって頂くことになりました」などと書かれた脅迫文が入っているのを職員が発見し、近くの交番に届け出た。脅迫文は1枚で手書きだったという。 同学園の運動会は毎年5月の第2日曜日に開催。全国有数の進学校でありながら、棒倒しなどの本格的な競技があることで知られ、例年家族やOBらが多数詰めかける。同学園はホームページで、12日の運動会が雨天により13日に延期