8月3日、米労働省が発表した7月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が16万3000人増と、過去5カ月で最も大幅な伸びとなった。ニューヨークのキャリアフェアで7月撮影(2012年 ロイター/Shannon Stapleton) [ワシントン 3日 ロイター] 米労働省が3日発表した7月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が16万3000人増と、過去5カ月で最も大幅な伸びとなったものの、失業率が8.3%に上昇、労働人口は15万人減少し、統計で示されたポジティブな兆候に影を落とした。 *7月の失業率は、6月の8.2%から8.3%に悪化した。この内容は、共和党大統領候補となるロムニー前マサチューセッツ州知事にとって、米景気刺激策が十分でないとしてオバマ大統領を攻撃する材料になるとみられる。米連邦準備理事会(FRB)への追加緩和圧力も高まる見通し。家計調査では、就業者数が19万5000人減少したほ