ビッグデータが大きな話題になっているが、その陰に隠れて重要な事実が見過ごされている――「機械やセンサーから生成されたデータは何十年も前から存在する」という事実だ。電子商取引やERPといった比較的新しい世界の外側には、膨大な量の機械技術が存在する。製造現場で活躍するロボットやマシンビジョンシステムから、ガスタービン、風車、ジェットエンジンに至るまで、機械は基本的なビジネスプロセスの原動力として、複雑なリアルタイムデータを大量に生成しているのだ。 こうしたデータソースが突然、いわゆる「モノのインターネット」(Internet of Things、以下“IoT”)をスポットライトの中心に押しやろうとしている。IoTはあらゆるデバイスをインターネットに接続することを意味する。「Cレベル」のエグゼクティブたち(訳注:CEOやCTOなど肩書に「C」が付く企業幹部)は長い間、機械データの価値に目を向ける
1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 出口治明の提言:日本の優先順位 東日本大地震による被害は未曾有のものであり、日本はいま戦後最大の試練を迎えている。被災した人の生活、原発事故への対応、電力不足への対応……。これら社会全体としてやるべき課題は山積だ。この状況下で、いま何を優先すべきか。ライフネット生命の会長兼CEOであり、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く