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ブックマーク / research.ascii.jp (4)

  • Windows 8と、電話型コミュニケーションの終焉

    タブレットからWindows 8に触れた人は、まず滑らかな画面表示やスワイプの気持ちよさに目がいくだろう。Windows 8は、表面に生クリームを塗ったケーキのようなところがある(Modern Style UI)。その下にはスポンジ部分、Windows 7までと同じ舌ざわりのクラッシック環境がある。しかし、その質は、コンピューティングの「いま」を形にした隠し味によって得られる「気分」なのだ。 わたしが『月刊アスキー』の編集長をつとめていた1990年から2002年までは、マイクロソフトのWindowsが市場に受け入れられた時期とちょうど重なっている。それは、企業や家庭の中にまでPCが入り込み、動画が再生できるようになり、インターネットとモバイルがやってきた期間でもある。 2週間ほど前から「Windows 8」に触っていて感じているのは、いまから17年前の「Windows 95」のときに似た

  • 世界はフラット化なんかしていない@バンガロール

    インド・チェンナイからバンガロールに向かう国内線のロビーにある書店で、『ONE NIGHT @ THE CALL CENTRE』(コールセンターの一夜)というを買った。インド人の好きそうなブルーの表紙がきれいで、わたしのいるIT業界に関係していそうだし、裏表紙の説明を見たらとても面白そうだった。英語小説をバシバシ読めるわたしではないのだが、気がついたらレジに運んでいた。 『ONE NIGHT @ THE CALL CENTER (Film Tie-in Edition)』、Chetan著 Bhagat、Paperbound 刊、ISBN_PB: 9788129108180 “インドの村上春樹”と言ったら違っているのかもしれないが、ベストセラー作家が書いたものだというのも気になる。それで、裏表紙にどんなことが書いてあったのかというと、だいたい次のようなことである。 「2004年冬、わたし

  • 戦後最大のメディアのイス取りゲームが始まっている

    JR山手線に乗っていたら、有楽町のあたりでインド系と日人の2人連れが乗り込んできた。米国のスマートテレビ業界で注目される企業の1つ「Flingo」のCEOとマネージングディレクターだった。なぜわかったのかというと、日人は、わたしが編集長をつとめていた雑誌で何かとお世話になっていたW氏だったからだ。同社は、テレビメーカーに番組アプリや、映像認識やソーシャルテレビのための技術を提供している。 いまIT業界の話題は、「スマートフォン」から「スマートテレビ」に広がってきている。このコラムでも『「テレビ崩壊」はウソだと思う』と題して一度触れたことがある。次世代テレビに関する議論は1990年代から繰り返されてきたが、メーカー、放送局、行政、制作者・出演者、スポンサーなど、関係者が多くてなかなか進んでいない。しかし、音楽もそうだったし、米国では電子書籍が全書籍の売り上げの20%のを占めてきているのだ

  • 横ばいのmixiと急成長するFacebook

    それほど深く親しいわけでもないのに、互いに相手をからかったり、イタズラしたりしても許されるような関係のことを「冗談関係」(joking relationship)という。この言葉のネーミング自体が冗談っぽいので、「ああ、知ってる」という方も少なくないでしょう。 いちばん一般的な冗談関係は、祖父と孫がウソをついたりイタズラし合うような関係だ。いろいろな形があるが、以前のこのコラムでも触れた「クラン」(Clan)に属する者の間でも冗談関係があったりする(米国でのソーシャルメディアの平均的な友達の数が150人で、それは「クラン」に相当する人数規模だった)。 冗談関係で許されるのは、「軽い冗談から、相手の物を盗んだり相手を呪ったり、さらに猥褻(わいせつ)なあるいは侮辱的な行動をとり、言葉を浴びせるなどいろいろ」(平凡社『世界大百科事典』より抜粋)だそうだ。 どおりで、『サンシャイン牧場』で友達の畑

    louis8917
    louis8917 2011/08/25
    mixiの伸びが止まり始めたことに注目したい
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