(CNN) スウェーデンのフルトクビスト国防相は2日、CNNの取材に対し、欧州の「新たな安全保障状況への対応として」徴兵制を復活させると語った。 スウェーデンは2010年に徴兵制を廃止していた。また、今回初めて性別にかかわらず徴兵の対象とする。 国防相は徴兵制復活を決めたきっかけの1つとして、14年のロシアによるウクライナ領クリミアの併合を挙げた。 「ロシアが国際法に違反してクリミアを併合し、国境近くでの軍事演習を増やしたことにより、わが国は新たな安保状況に置かれた」と国防相は述べた。 また国防相は、スウェーデンが「フィンランドや北大西洋条約機構(NATO)のパートナー諸国との軍事協力を強化」していると述べた。 スウェーデンは中立国でNATO非加盟だが、NATO主導の軍事作戦に参加するとともに、NATOと相互協力関係を維持している。