パリ(CNN) フランス政府は5日、2019年1月1日に予定していた燃料税の引き上げについて、19年中は実施しないことを明らかにした。燃料税の引き上げをめぐっては国内各地で抗議デモが発生していた。 前日にはフィリップ首相が6カ月間の実施延期を発表していたが、さらに6カ月間の凍結を打ち出した形だ。 ガソリンやディーゼル燃料の価格上昇に対するデモは、マクロン政権に対する抗議へと拡大しつつあり、都市部のエリート層と農村部の貧困層との対立を浮き彫りにした。 今月1日に行われたデモには推定3万6000人が参加。デモ参加者の一部が暴徒化し、物を投げたり破壊活動を行ったりしたため、約400人が逮捕された。
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