(CNN) 南米ベネズエラの北部沖合で、同国海軍の小型船がクルーズ船に繰り返し体当たりして損傷し、浸水により沈没する出来事があった。 体当たりを受けたのはドイツのクルーズ船「RCGSレゾリュート」。所有会社によると、3月31日午前に公海上で整備を行っていたところ、接近してきた海軍の武装船から針路変更を命じられた。 その後事態は海軍船が発砲する事態となりエスカレート。海軍船は135度の角度で右舷に急接近してきて、故意に衝突したという。 コロンビア・クルーズ・サービス社は声明で、海軍船は右舷船首への体当たりを繰り返したと説明。「ベネズエラ領海の方向に針路を向けさせる狙いだったとみられる」と述べた。 ただ、RCGSレゾリュートには海氷の中を航行できるように、鉄板による強化が施されている。 RCGSレゾリュートは軽微な損傷を受けたものの、安全に航行する能力には影響が出なかった。一方、海軍船の側は、
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