社員旅行で有給休暇を使うよう強制された。応じる必要はあるのか? インターネット上のQ&Aサイトに、そんな疑問が投稿された。 投稿者によると、社員旅行は金曜日から日曜日までの2泊3日。参加はほぼ強制で、以前までは出勤日に重なった部分は公休扱いだった。今回も金曜日が公休になると思いきや、直前になって社長から「金曜は強制的に有休使用」と言われたという。 社長は有休使用について、「会社としては当然の行為。事前に説明する必要もないし、その気もなかった。文句を言いたいなら旅行に来なくていい」と主張。 投稿者は「事前に『社員旅行は有休使用』と聞いていたなら、もう少し計算して有給使用をしたのに」と納得できない様子だが、直前だったためにキャンセルをしても、料金は戻らないため、参加するつもりだという。 ほぼ強制参加の社員旅行に「有休をあてろ」という会社の指示に、法的な問題はないのだろうか。島田度弁護士に聞いた