除草剤でがんを発症したとする訴訟で、バイエルに対し賠償金の支払い義務が認められた/PATRIK STOLLARZ/AFP/Getty Images ロンドン(CNN Business) 米カリフォルニア州の裁判所の陪審はこのほど、除草剤「ラウンドアップ」の使用が原因でがんを発症したとする訴訟に対して、メーカー側に20億ドル(約2200億円)余りの賠償金を支払う責任があると認める評決を下した。これを受け、製造元の米モンサントを昨年買収した独製薬大手バイエルに、巨額の法務費用がのしかかる可能性が浮上している。 米国ではラウンドアップをめぐり、約1万3400人が同様の訴訟を起こしている。上記の賠償金はこれまでの訴訟で発生した金額としては過去最大。これに先駆け、バイエルに対しては別の2件の訴訟でも賠償責任が認定されていた。 バイエルはこれらの評決を不服として控訴する方針だが、先行きは厳しいものにな