過去にもJR東海はJR西日本の車両を追い出す 前回の「鉄道よもやま話」でJR東海がJR西日本の500系を煙たがっているという話をした。結局のところ、この7月1日(日)からも500系が東海道新幹線で健在なところを見ると、使いにくい車両であるのは確かだが、さりとていますぐ追い出してしまうほど決定的な理由はないようだ。 ところで、JR東海は過去にもJR西日本の車両を邪魔者扱いしていたことがあり、実際に追放した。0系、それも1978(昭和53)年前半までにつくられた車両だ。単に古いからという理由で追い出したのではない。保安度を向上させるためだったのである。少々、専門的でかつファン的な要素の強い話だが、安全に関する取り組みの一例として紹介したい。 1963(昭和38)年から1985(昭和60)年までの22年間に3216両が製造された0系は年々改良が施されて登場した。1両目と3216両目とを比べると、
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