# 序文 私は一介のスコッパーである。「小説家になろう」という鉱脈の奥底に眠る黄金のような良作を求め、日々貧弱な腕にてスコップを振るう者である。そんな私にとって、「スコッパー」という役割は自明であった。しかし世の中を見渡してみると、「スコッパーとは何か?」と疑問に思う者が少なからずいるようだ。 であるならば、私は歌って踊ることはできないけれど、エッセイを書くことのできるスコッパーとして、それを伝えよう。そんな風に思った次第である。 # なぜ「小説家になろう」を読み始めたのか? これは私の個人的な話であって、他のスコッパーがどうだったかは知らない。しかしスコッパーになるまでの私は、至って普通の読者であったことを理解していただくべきだろうと思った。だから、如何にしてなろうを読むようなったかについて書く。 私が「小説家になろう」にて本格的に活動を始めたのは、2017年11月〜2018年初めのこと