JUGEMテーマ:オリジナル創作 ・「あの夏に置き忘れた君との記憶」の第5回です。 (出来上がった所からUPする方式の不定期更新です。) 他のページはコチラ→あの夏に置き忘れた君との記憶1/2/3/4/6/ 結局その日は母親の帰宅時間まで創治(そうじ)の家でダラダラ過ごし、体調もだいぶ回復した状態で、愛理咲(ありさ)は帰って行った。 とりあえず何事も無かったことにホッとし、創治は愛理咲と交わした言葉などすっかり忘れて日々を過ごしていた。 その会話を思い出し、己の 迂闊(うかつ)な発言を悔やむのは、それから数日後のことだった。 「創君っ!約束通り、設定考えて来たんだからね!これでゲーム作ってよね!」 ノート持参で家に押しかけてきた愛理咲に、創治の顔が引き 攣(つ)る。 (……マジかよ) まさかあの 見栄(みえ)を本気にされて、設定まで持って来られるとは思ってもみなかった創治である。 今さら『