「カチャカチャカチャカチャ……ッターン!」と響き渡るキーボードの打鍵音。 オフィスで働くと隣の人の「キーボードの打ち方がやたら騒々しい」と感じたり、「忙しなくマウスを動かしているな」と感じたことはないでしょうか? キーボードの打ち方やマウスの動かし方には、イライラした気分が反映されているように思えます。 この考えを拡張させたのが、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)の経営・経済・技術学部に所属するマラ・ネーゲリン氏ら研究チームです。 彼女たちは新しい研究で、マウスの動かし方やキーボードの打ち方から、その人が抱えているストレスレベルを判断するシステムを開発したのです。 研究の詳細は、2023年2月2日付の学術誌『Journal of Biomedical Informatics』に掲載されています。