<白紙を掲げただけで連行されるようになったロシア。市民は安全な反戦運動に頭をひねり、当局との知恵比べを展開している> ロシア各地の街角で、真新しい緑のリボンがいくつも風に揺れている。3月上旬ごろから都市部を中心に大量に出現するようになっており、モスクワや北西部のサンクトペテルブルク、そして中部の大都市・エカテリンブルグやバルナウルなど、複数の都市でみられるようになった。 これらのリボンはみな、ウクライナ侵攻に反対するロシア人市民による無言の抗議メッセージだ。その存在は当初、ロシア国内のTwitterユーザーを中心に話題となった。その後、3月7日に公開された1本のTikTok動画をきっかけに、ロシア国外でも広く知られるところとなった。 @natashasrussia Another day in Saint-Petersburg Russia Human - Rag'n'Bone Man 動